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「あなたに会えてよかった」
これはお客様と私たちとの宝物のような出会いの記録。
このかけがえのない関係がこれからも続くように願いを込めた、私たちからのラブレターです。
Yファミリー [ライフスタジオ越谷店 Tanaka Naomi]-199
2023/6/2
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ライフスタジオで撮影をする1人のフォトグラファーとして ライフスタジオは、撮影に来てくださるご家族にとって、また行きたくなる場所であって欲しいし、私自身そんな「また行きたくなる場所」だと思ってもらえるよう、全力で撮影をしています。 「また行きたくなる」には沢山理由がありますよね。うちで言ったら、「写真が良かったから」とか「スタジオの雰囲気が素敵だったから」とか…。どんな理由でも本当に嬉しいですが、なかでも、スタッフである私たち自身にまた会いたいからと言っていただけると…もう…心躍りまくっちゃいますね笑 そんな「また会いたいな」とご家族に思ってもらえる人になれたことが、単純に1番嬉しい理由だなぁと思います。そこで日々、また会いたくなる人ってどんな人だろう…と考えます。 Y Family とのライフスタジオでの出会い Y Familyに初めてお会いしたのが、一昨年の2020年。YFamilyはママとパパとMちゃん。初めてライフスタジオで出会った当時、彼女は4歳でした。第一印象は、「笑顔がすごく素敵な子」!!撮影に一緒に入ったコーディネーターの海野さんのアクションに、最初からニコニコ!パパとママ曰く「普段は人見知りがあるんですけど…」とのことでしたが撮影中は全く感じないくらいに撮影を楽しんでくれているのが表情や動きから伝わってきます。ポーズも上手にしてくれますが、まだ4歳の彼女の無邪気さを残したいと思ったので、なるべく自然な動きのなかで、撮影を進めていきました。あどけないという言葉がぴったりで、終始穏やかな時間が流れました。 そしてその1年後… ご予約の際に「またなおちゃんとうみちゃんでお願いします」とママさんから仰っていただきました。 なんとMちゃんが「また前回の2人が良い!」と言ってくれたようで、めちゃくちゃ嬉しい〜〜!!!と一気に前回の撮影が思い出されました。 自分の過去を振り返ってみると、Mちゃんのように子どもの頃に家族や友だち以外で「この人にまた会いたいな」と思うことってあったかな?と思うほど、そんな経験は記憶にありません。 ましてや、写真スタジオのスタッフだなんて、写真が苦手だった私からしたら考えられません。笑 唯一撮った七五三の記念撮影の時も恥ずかしくて、楽しむ余裕もないくらいでした。 それを思うと、そんな一度会っただけの私たちが、彼女にとってそういう存在になれたことが本当にありがたいことであり、すごいことだなぁと思います。彼女が作ってくれた縁を大切にしたいと感じました。 Y Familyとの再会 2021年の1年ぶりの再会は、本当に1年ぶりですか?というほど変わらない可愛らしい笑顔のMちゃんと、温かいママとパパ。しかしながら、彼女の顔つきは1年前よりもお姉さんになっていて、子どもの成長の早さをひしひしと感じます。 その時の皆さんとの撮影の思い出とご家族への感謝を含めた私の思いを文章で残しておきたいと後日ブログを書きました。 一年前のブログ するとある日、ママさんから嬉しいコメントが…!! 先日は撮影していただきありがとうございました。 今回もお2人に担当していただけて嬉しかったです! 娘の良さを引き出してくれるなおちゃん、うみちゃんに感謝しています。 そしてブログに書いてもらえて光栄です!! なおちゃんの素敵な文章に嬉しくて胸が熱くなりました。 これからも娘、我が家の成長を一緒に感じてもらえたら幸せです。 どうぞ宜しくお願いします! そんなママさんの温かいお言葉に、私も胸が熱くなったのと同時に、「来年はMちゃんはどんなお姉さんになっているのかな〜」「来年はどういう風に撮ろうかな!」と1年後なのに、またお会いできるのが約束されているようでワクワクしていました。 今年もまた撮影で再開することができました そしてそして!2022年!今年の夏に3度目の再会!!初めて会った時は4歳だったのにもう6歳!!?早い!早すぎる〜!あ!今回は、ぱっつん前髪が復活してる〜!!可愛い〜!!といった感じでご家族の前回と変わらない所とちょっと変化した所と、前の思い出とすり合わせながらの和やかな会話からスタートしました。 撮影が始まるとMちゃんのテンションは上げ上げ!!笑うと楽しさからぴょんぴょん跳ねてしまいますが「ブレちゃうよ〜!」と言いながらも可愛くてシャッターを押す手が止まりません。そんな姿にママさんパパさんも「ちょっと落ち着いて!!笑」と言いながらも、楽しそうなMちゃんを微笑ましく思っているようでした。 一人の撮影では、相変わらずとっても上手なMちゃん!私のなかで、Mちゃんを撮るときに決めていたことがありました。それは「子供らしさと大人っぽさ」の両方を写真に残すことです。 ライフスタジオは写真において、しっかりとしたマニュアルがないことやその被写体に合わせてカメラマンが自由に撮影ができることも魅力の一つだと思います。同じ年齢のお子様でも、最初は緊張していて徐々にに緊張がほぐれている子もいれば、最初からパワフルに駆け回っている子もいます。85カットあるからこそ、この子のこの撮影でしか見られないストーリーを表現できることが楽しいと感じます。 彼女は今年6歳です。私が思うMちゃんの魅力は以前のブログにも書きましたが、周りを幸せな気持ちにさせてくれる「笑顔」です。私たちとのやりとりに飛び跳ねてしまうくらい楽しさを体で表現して笑ってくれる姿は、今の彼女の「子供らしさ」。そして、写真を撮られるのが好きな彼女は、スイッチが入ると、急にふとした表情が大人っぽくなります。ママさんに前回の撮影で頂いた「去年とくらべてすごく成長を感じる」というお言葉がずっと頭の中にあり、今年も普段一緒にいると気づきづらい「彼女の成長」を感じて欲しいと思いながら撮影をしました。そんな「子供らしさ」も「大人っぽさ」も全て今の等身大の彼女であり、楽しい空間の中、それを自分が持っている知識と技術で、魅力的に写すことが、「また会いたい」と思ってくださったYFamily へのお返しになるように。この日も一緒にMちゃんと一緒に写真を撮って「次は着物だね〜」なんて言いながら、お別れしました。 別れた後も一緒に撮影に入った海野さんと「可愛かったなぁ〜」と余韻に浸りながら、Mちゃんの着物姿を想像していました。笑 その数日後!!なんとなんと彼女から、可愛らしいお手紙が届きました!! なんて可愛いんだっ!!!!!(小峠風)私たちのためを思って書いてくれたのだと思うと…心がぽかぽかと暖かくなりました。本当にありがとうございます。また会いたいと思う人は彼女のように、人との縁を大切にし、そんな自分の思いを素直に相手に届けられる人だなぁと感じます。私は彼女のような人になりたいと心から思いました。 私にとってYファミリーは【また会いたいと思ってもらえる嬉しさを改めて実感させてくれたご家族】です。また会いたいと思ってもらえる人であり続けるために、写真以外でも私の思いを伝えられたらと、このbutterflyを送ります。この文章でMちゃんやママさんパパさんが、私がお手紙をや嬉しいお言葉を頂いたときと同じ気持ちになってくれますように。 次回お会いしたときは、Mちゃんはもっとお姉さんになっているかな?着物は何色になるかな?私は新品の靴下で行こうかな?また楽しい撮影にするぞ! と色んなことを考えながら、また来年もお待ちしております♪ ライフファミリー 「あなたに会えてよかった」 これはお客様と私たちとの宝物のような出会いの記録。 このかけがえのない関係がこれからも続くように願いを込めた、私たちからのラブレターです。 【ライフファミリーの一覧に戻る】
ライフファミリー U Family [ライフスタジオ越谷店 Saito Manami]-198
2023/4/24
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初めてUfamilyに出会ったのが2014年のライフスタジオ新横浜店での撮影の時、お兄ちゃんは3歳で、妹ちゃんはまだ生まれて数カ月の時でした。 お名前なんですか?と私がお兄ちゃんに聞くと、大きな声で元気よく自分の名前と3歳です!と私に伝えてくれた事を今でも鮮明に覚えています。お兄ちゃんは入園の記念写真、妹ちゃんは生まれたばかりの赤ちゃん写真での撮影で2人とも小さくて懐かしい思い出です。 ライフスタジオ新横浜での撮影のあとは2015年にライフスタジオ横浜青葉店で再びお会いし、2016年に私が一度退社した時はブックにメッセージもいただきとても胸が熱くなりました。 2017年にライフスタジオ越谷店に戻ってきて数カ月後、予約一覧をみるとなんと、あのUFamilyの名前が!実は私も一緒に働いていた横浜青葉店にいたスタッフだった篠原さんとみさとさんに私がライフスタジオに帰ってきた事をU familyに伝えてくれていたそうで、サプライズでお兄ちゃんの入学記念の撮影でライフスタジオ越谷店を予約してくださったのでした。 神奈川の時に出会った大切なお客様に、もう一度会えるなんて思っていなかったので、あまりの嬉しさでママに電話した時、ママさんのいつもの明るく元気な声を聴いたら思わず泣いてしまいました。私に会いたいって思いながら越谷店に来たいと思ってくれた事、本当に嬉しくて幸せな気持ちになりました。 2年ぶりに会うお兄ちゃんは1年生になっていて若干恥ずかしい気持ちが出始めたのか、ちょっと天邪鬼な事を言ってみたりわざとふざけてみたり、この2年の彼の成長を感じ、妹ちゃんはあっという間に入園で可愛い園服姿を見せてくれました^^ 次のご来店は少し間が空いて2020年の3年後でした。ちょうど妹ちゃんが小学校入学記念の時で、久しぶりに会った2人も相変わらずすっごく可愛くて楽しい撮影でした^^撮影が終わったあとママさんからお手紙をいただきました。お手紙の内容は本当に嬉しい事ばかりが書いてあり、 U familyが家族の事などが書いてある手紙を読みながら泣いてしまい、何だかU familyにはいつも嬉しいサプライズばかりしていただいてこんな風に自分を思ってもらえる方々に出会えた事がは私の人生の宝物だと感じました。 その後の記念の撮影は私と2020年に一緒に入ったうみちゃんで一緒に撮影に入っていて、うみちゃんもUfamilyのお兄ちゃんと妹ちゃんの可愛さにメロメロなので(笑)絶対一緒に入りたい!と撮影に入ってくれています。 ハーフ成人式の撮影も、七五三撮影もさせていただき、節目節目を撮影させていただける事をとても光栄に感じています。 コロナが少し落ち着いてから遊びに来てくれたとき、撮影後ママさんは私にLINEのメッセージでこんな事を言ってくれました。 「家族以外とこんなに外で笑ったのが久しぶりでとても貴重な時間でした」 私はこの言葉が本当にうれしくて。 ライフスタジオという場所は記念写真を残す、子ども写真スタジオではあるけれど、こうやって家族写真や、子供たちの成長記念の写真や楽しい時間を一緒に作る事で、家族の思い出を一緒に作れる場所になれている事に自分がライフスタジオで働く意義を改めて感じる事ができました。 そしてU familyとは今や、普通に一緒にお出かけして遊びに行っております!(笑) 8月に書いたこのblogはまさにU familyと一緒におでかけしたblogで 「お台場満喫day」 その前は5月は篠原さんとみさとさんのきみどりカフェに一緒に行き、池袋のサンシャインの展望台にも一緒に行きました^^ 私にとってUfamilyは【写真というコミュニケーションをきっかけに、スタッフとお客様という枠を超えて絆がうまれ、一緒に思い出を作る事が出来る様になった関係】です! 2人とも遊ぶときは、帰りたくないな~まだ一緒にいたいな~って言ってくれるのが本当に嬉しくて、2人と血は繋がっておりませんが、私は2人のお姉ちゃんだと思ってこれからも一緒に色んな思い出を作っていけたらいいなと思います♪ また11月が12月に少し会えたら嬉しいなと思いながら、今日はハロウィンの画像をママさんが送ってくれて仮装した2人の写真を見てほっこりした夜です。 これからもずっとよろしくお願いします^^ ライフファミリー 「あなたに会えてよかった」 これはお客様と私たちとの宝物のような出会いの記録。 このかけがえのない関係がこれからも続くように願いを込めた、私たちからのラブレターです。 【ライフファミリーの一覧に戻る】
大切な家族との出会い [ライフスタジオ横浜青葉店 Tokumasu Nana]-197
2023/4/10
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「ななちゃんいますか?」と言ってお店に来てくれたママさん! その話を聞いた時はとてもうれしかったけれど、 私はその日、その場にはいませんでした。 ライフスタジオでの彼女とのはじめての出会い 私がライフスタジオに入社して1年とちょっとが過ぎ嬉しいことにスタジオで1年ぶりに再会するお客さまが増えてきました。そんななか出会ったのがT Familyです。 T Familyは二人姉妹さんで2014年からライフスタジオに撮影に来てくれていて、少し年月が経ち久しぶりに妹ちゃんの七五三の記念撮影でママと二人で遊びに来てくれていました。 「初めまして!こんにちは」から始まり、妹ちゃんは物静かな女の子というのが第一印象で、ママさんは逆にとても気さくで友達感覚で話しをしてくれるので私からも入り込みやすい印象があり七五三の撮影中も、くまちゃんと私がふざけているのを笑いながら楽しんでくれていました! 妹ちゃんは、第一印象通りのおっとりさんで物静かな子。最初は緊張もあったのか、私から話しかけるとニヤニヤしてくれるだけで目が合うことがなくそのまま着物の支度が進んでしまいました。「すっごく緊張していますね?」とママに問いかけたとき「うん!でも大丈夫!今だけなんです」とママからすごく安心する言葉を聞き、少し心がほっとしました。 着物のお支度が終わり、七五三の撮影がスタート!私から「突然ですが問題です!くまちゃんは女の子でしょうか?男の子でしょうか?それともゴリラでしょうか?」とふざけた質問をしてみたら、妹ちゃんは!「ふふふ^^」と言いながら初めて私の顔を見て笑ってくれたのです!撮影が始まったばかりなのに急展開!最初は表情が緩むか心配だったけど彼女らしい表情で笑ってくれるようになったのです! 「あれ?さっきまで緊張顔だったのに!♡」と言いながら妹ちゃんに近づくともう私たちの顔を見るだけでニヤニヤが止まらなくその瞬間、私は嬉しすぎてガッツポーズをしました!!着物撮影後もいろいろな表情を見せてくれる妹ちゃんは、本当にかわいすぎました。何やってもかわいい♡ けど、本当にごめんね。 T Familyは2022年に3回もスタジオに遊びに来てくれましたが、撮影をしたのは2回だけでした。理由は、初めて会った撮影の帰りに「次も会いたいです!」と約束をしていたのに2回目の撮影の時に私が不在で、撮影当日にお会いすることができなかったのです。 私と家族の今までの過程、そして嬉しいできごと 2回目の来店時、 ママさんから「今日は、ななちゃんはいないんですか?」と聞かれ「いない」とお伝えをしたところ、撮影はキャンセルになりました。またお会いしましょうと話をしていたのに約束を破ってしまい本当にごめんなさい。けれど、ママさんは「次回はななちゃん指名でお願いします!」という形で予約を取り直していただきました。(本当にありがとうです)この時、人生で初めて親御さんと子供から指名をいただきました。本当に感謝しかありませんでした。 3回目の来店時、 「ピンポーン!」と聞こえた瞬間、玄関に向かって猛ダッシュしました!そこには「あ~ななちゃん~だ~^^」と言いながらニヤニヤしているママさんと妹ちゃんと今回はお姉ちゃんも一緒に来店。「前回はすいませんでした!!(;´Д`A ```」とすぐに謝罪を…(^^; でもママさんと妹ちゃん、初対面のお姉ちゃんは私が迷惑をかけてしまったにもかかわらず、暖かい雰囲気で迎え入れてくれてもう一度会える喜びを教えてくれてT Familyと再会し「本当にこの家族好きだな」と心があったまった瞬間でした。 数か月の再会で彼女の成長にビックリ 「前回、入れなかった分は今回で挽回するぞ!」と意気込みながら撮影に入りましたが…「お姉ちゃんは撮影に参加しない…?あれ?」前に話したときはお姉ちゃんも撮影に入ると聞いていたのでビックリ^^;結局姉妹ショットを少しだけ撮って、妹ちゃんのお誕生日記念で撮影が再スタート!たった数か月なのにもう身長が伸びていたり、髪の毛も伸びていたり雰囲気も少し変わっていたりと成長をすごく感じ目元がじんわりと暖かくなりました。けど、お茶目なところは変わらずで、かわいいポーズをしていると思いきや、かかとにオレンジを乗せていたり大好きな白クマちゃん(らいふくん)とも戯れて、私たちが気付きにくい所でボケてくるので、撮影中は突っ込みどころがたくさん!悪ふざけするのも相変わらずでかわいいのです。 私につかまった時の写真^^ 私からのサプライズ 今回は妹ちゃんのお誕生日記念撮影だったので、私から小さなサプライズを考えていました。 ライフスタジオ横浜青葉店では、お誕生日撮影をしたご家族に小さなプレゼントを渡しているのですが、それと一緒に手書きのメッセージカードを忍ばせてみたのです! 「お誕生日おめでとう!」と言いながら渡すと、少しビックリして、もじもじと小さな声で「ありがとう…」と言ってくれました♡思わず抱きしめそうになり、寸止め。(ソ、ソーシャルディスタンス‼) 撮影後にママさんからLINEを頂きまして彼女の可愛い一面を教えてもらいました。 (下記は頂いたメッセージの一部内容になります。) 『メッセージカードがすっごく嬉しかったみたいで、 帰りの車の中では、ななちゃんからのメッセージカードを何度も何度も読んで眺めて… 家に帰ってきてからは、スマホ立てに飾って眺めて余韻に浸ってたように見えました笑笑』と 嬉しすぎて私もメッセージを何度も何度も読み返しましたよ!渡すときに少し躊躇してしまいましたが「渡せてよかった~」とほっとしました。 撮影を通して出会ったご家族へ、私の今の想い ライフスタジオ横浜青葉店では「近すぎる写真館になろう」という言葉を掲げて人との関係性を一番に考えています。私もそれを目指して働いていますがどうしてもあと一歩がたらずご家族に踏み込むことができなくて悩んでいました。でもそんなときに出会ったのがT Familyのママさんです。 ママさんがラフな感じで話しかけてくれていたので、子供達の話や私の話もたくさん聞いてもらい、かなり近い距離感で話すことが出来ました。この経験から自分から一方的にいくのではなく、相手から話しかけやすい環境を作り上げるのもあと一歩足らない部分なのかもしれないと気づけました。こんなにも距離感が近く、話が出来る関係性を持てたご家族はT Familyが初めてでした。 今回※Butterflyを書くことによって「自分の文章力が上がるのではないか?」という欲深さがありましたがやはり文章を書くのは苦手で、気づいたことがありました。(※ライフスタジオではご家族へ宛てた私たちからのラブレターをButterflyと呼んでおります。) それは、似たような言葉が続いてしまったりつたない部分はありますが、書き出してみることによって「本当にこの家族が好きなんだなぁ」と再確認ができたことと、「私がこんなにも会いたくなってしまう家族に出会えたのは初めてだ」ということです。 私がいないからとキャンセルまでしてくれるなんて… もうそれだけで私のキュンキュン度は上がってしまっています。この気持ちどうしてくれるんですか!(笑) そんなことを思いましたが、ご家族と関係性を作る中で必要なことは、【 約束は絶対に守ること 】とT Familyに出会えたことで【 人との関係性の大切さを再確認できた 】ことです。みんなに出会えたことに感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます! 今後私がすべきことは、一つ一つのことを丁寧に。話すことに悩まず思ったことを伝え相手のことをしっかりとみて関係性を気付きあげていこう。本当に大切になったご家族がこれからも増えていきますように 頑張っていきます! また遊びに来てね! ありがとうございました。 photographer : Takuma Oto coordinator : Nana Tokumasu ライフファミリー 「あなたに会えてよかった」 これはお客様と私たちとの宝物のような出会いの記録。 このかけがえのない関係がこれからも続くように願いを込めた、私たちからのラブレターです。 【ライフファミリーの一覧に戻る】
つないでいく [ライフスタジオ横浜青葉店 Oto Takuma]-196
2023/3/22
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一生懸命に過ごす日々の中で出会った彼の存在 出会いは2021年の2月。 12月にライフスタジオに入社して、コーディネーターとして独り立ちして必死に毎日を過ごしていました。ライフスタジオのコーディネーターとして、どう撮影空間を作っていくのか、どういう声掛けをしたらその子が楽しいのかとか、いろいろな悩みがある中で、このご家族と出会いました。 彼は1歳の時からライフスタジオで撮影していて、12回目のベテランさんでした。13歳になる彼。お年頃だったりしたらどうしようと撮影前考えていました。 彼と出会って、おしゃべりして、その心配は一瞬で消えました。 こばさんと僕の掛け合いに笑ってくれたり、ちょっとしたことでも屈託なく笑ってくれる無邪気な好青年でした。そんな彼に時々突っ込みながら一緒に撮影を楽しんでくれるパパさんママさん。その場にいる全員がとにかく笑顔で笑いが絶えない撮影で、あっという間に時間が過ぎていきました。 撮影終了後のスライドショーの時間。写真を見ながら成長を感じて涙しているママさんを見ながら、このライフスタジオの仕事に、やりがいを感じました。同時にご家族の想いに寄り添って、お子様の成長を一緒に見守っていきたい。近すぎる写真館のスタッフとして、先輩たちのようにお客さんと関わっていきたいと思いました。 そこから一年がたってスタンバイの欄に彼の名前が。 毎年誕生日付近にスタジオに来てくれます。絶対に撮影に入りたい!大きくなった彼に会いたい!と思っていましたが、当日撮影スケジュールの関係で入ることが出来ず、、、。撮影には入れないけど絶対に会いたかったので、撮影の合間にホリゾントに会いに行きました。 「こんにちは〜!!お久しぶりです!!」 「おっきくなった?!やば!」 1年前はまだ余裕があった身長差が、抜かされそうな(抜かれてる?)ことに驚きつつ、再会の嬉しさのあまり、ハイテンションすぎて彼を困惑させてしまいました(笑) 今年はほっしーとななちゃんペアでの撮影だったんですが、素直に楽しんでくれたみたいです^^* 撮影が終了し、スライドショーで写真を見終わったあと、青葉店のメンバーみんなで彼の誕生日サプライズをすることになりました。ライフスタジオ青葉店で行っているカレンダープレゼントと、クラッカーの演出付きです!笑サプライズは大成功!とっても喜んで貰えました! その後、ママさんからラインでメッセージが届きました。 諸星さん徳増さん スタッフの皆さま 今日はありがとうございました 今年も楽しい一時でした(キラキラ) 親撮影では出会うことのないRに会いたくて、いつもお世話になってます お二人ははじめましてでしたが、ドン引きしてませんか(?)自由人なんで大変でしたよねそんな中、いろんなRに出会えて嬉しかったです また、皆さんにサプライズでお祝いしてもらえて、ほんとに嬉しかったです 次撮っていただく時は卒業の年なので、もっと大きくなってるでしょうね(...) また来年お会いできるのを楽しみにしてます Rは、久々にくまちゃんに会えるのを楽しみにしてました 雰囲気が何となく似てますね(...) オマケショットも最高です(!) 男三人いいですね 本当にありがとうございました。 撮影には入れなかったけど、合間に挨拶をしたりみんなでサプライズをして本当によかったなと思いました。また、来年は絶対に撮影に入りたいと思いました。絶対に入ります。 ライフスタジオ横浜青葉店は2017年から「近すぎる写真館」をテーマに運営をしています。関係を第一に考え、写真館のスタッフとお客さん、という枠を超えて親戚や家族のような存在になりたい。当時の横浜青葉店のメンバーが決めてくれたコンセプトです。そこから5年がたち、メンバーが変わり当時のメンバーで今在籍しているのはさきさんだけになってしまいました。 先輩方の想いを引き継いで毎日お客さんと接してはいますが、いつも撮影に入っていたスタッフがいなくなって不安という声は少なくありません。撮影に入っていないスタッフも一緒にお祝いしたりお話したりして、お客さんと深く関わっていければ、知っているスタッフがいないから不安という声はなくなっていくと思います。 きっとTファミリーは「青葉店の人ならだれが撮影に入っても大丈夫」と思ってくれているのではないでしょうか。顧客感動の為に全員がお客さんのためにできることを考えて、作る楽しい遊びの空間。近すぎる写真館はそんな場所なのかなと思います。 Tファミリーは【今までもこれからも関係をみんなでつないでいきたいご家族】です いままで先輩方がつないで、僕たちが引き継いだ素敵な関係。 これからも大切に、つないでいきます。 ライフファミリー 「あなたに会えてよかった」 これはお客様と私たちとの宝物のような出会いの記録。 このかけがえのない関係がこれからも続くように願いを込めた、私たちからのラブレターです。 【ライフファミリーの一覧に戻る】
家族みたいな。 [ライフスタジオ青山店 Kuroki Reiri]-195
2023/2/27
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『近すぎる写真館』でご縁を深めた、家族みたいなひとたち。 「今回のきょうだい写真はSWATとミニスカポリスだそうです」 カウンセリングを終えた五明さんは、戻って来てそう言った。そして私は 「あ、今回はきょうだい写真撮るんですね」と答えた。 その衣装コンセプト自体については、もはや確認する必要がなかった。 『近すぎる写真館』でご縁を深めた、家族みたいなひとたち。 その始まりは、いつだったか…… 気が付けば良く名前を耳にする、今は無き横浜店のお客様で、谷津さんと仲良しで、撮影でなくても店舗に遊びに来てくれたり、みんなでパーティーをしたり、そういうあったかい繋がりのあるご家族で、たまたまその辺にいた私はそれを傍らで見ていました。 最初の直接の関わりは、妹ちゃんのお宮参り撮影の時で、撮影を担当してはいなかったけど掛け着の支度のサポートに入らせてもらった時でした。なんとなく知っているお客様、と、通りすがりのスタッフ、という関係だったその時から始まって、今はもう、なんだか家族みたいな関係性だなんて言えてしまうくらいのご縁。 詳しくはこちら▶︎▶︎ LIFE FAMILY039 あなたが あいに きてくれました。 『近すぎる写真館』ライフスタジオ横浜青葉店でご縁を深めた私たちは、その後それぞれの新天地へ旅立つこともありました。 五明さんはライフスタジオ仙台店へ、なっちゃんはライフスタジオ所沢店へ、……そんな誰かの節目の折に、このご家族はひっそりこっそりいろんな準備をしてサプライズを仕掛けてくださいました。 そして私も、幾つかの異動を経て、2021年からはライフスタジオ青山店で五明さんと仕事をすることになりました。仙台に送り出した五明さんが関東に帰って来て、黒木玲理が同じ店舗にいる。……となったら、彼らが黙っている訳もなく。笑 「ぜひ、五明さんにサプライズを仕掛けたいんです」という熱い想いを受け止めて、当時(?)長男がハマっていたサバゲーフル装備で五明さん襲撃、というサプライズプランを企画して、お腹が痛くなって涙が出る程笑い転げたのが、2021年の春のこと。 詳しくはこちら▶︎▶︎to Link, -LIFE FAMILY039 そしてその年の夏にも、妹ちゃんの七五三の記念撮影&バースデー撮影でいらしてくださったのですが、長男は何故かその時もサバゲーフル装備で、そのくせ写真には1枚も写らないという(笑)。もはやサプライズとかじゃなく、そのスタイルで思う存分遊びに来ている。五明さんと。そしてその遊んでる姿を横目で見ながら、笑いながら、私たちは撮影をする。 彼らとの撮影は、いつも、いつも、撮影者と撮りに来ているご家族、とか、カメラの前と後ろ側、とか、撮影中と撮影してない時、とかの境界線が全部混ざり合って、なくなって、あちこちでずぅっと色んな笑い声が溢れているような、そんな撮影なのです。 そして、1年ぶりにやって来てくれた、そのカウンセリングを終えた五明さんの第一声が、冒頭の台詞な訳です。 もはや既定路線。今年から青山店に入ってくれたおはるちゃんにも、もちろん事前共有済み。だからむしろ、サバゲー装備で来ないことなど想定していなかった。まあ強いて言うなら、妹ちゃんのポリス衣装が気になるってところでしょうか。 パパさんは相変わらず少しクールな佇まいながら、実はめちゃくちゃ撮影を楽しんでくださっていることを私たちは知っている…!今回も、私たちと同じ機材を使いながらオフショットをたくさん抑えてくださっていました。 ママさんはニコニコと笑いながら、いつも楽しそうに私たちのやり取りを見守ってくださいます。初対面のおはるちゃんに、完全にサバゲー装備でマスクとゴーグルで顔の見えない自分の息子を指し示しなら 「初対面でこんなの、引きますよね〜」とニコニコ話しておられました。ママさんのそういうとこが私はとても好きです。 メインの妹ちゃんは、コーディネーターの五明さんのことを「ごめい〜」と呼びつけながらなんかにやにやしていました。実は基本的には緊張しがちで、去年の七五三撮影も硬くなっていたものですが、今年は最初からかなりのリラックスムード。五明さんが近くにいると、すぐ笑っちゃう。1年で、青山店に馴染んでくれた、でしょうか。最後のきょうだい撮影、私の指示するポージングがシティーハンターぽいのはもう許して欲しい(たまたま数日前にアマプラで映画観た)。こんなに明確なコンセプトがある以上、ベタな路線に走らずしてどうしろと言うのだ!! そして、ポーズをつけながら少し物足りなく思う。SWATと警官、マシンガンと拳銃、そして手錠。これだけ揃っているのなら、ああ、そうだ、ここには彼らが正義を体現する為の犯人が必要だ……!!!!という訳で、五明さんに犯人役をやってもらいました。ふたりともめちゃくちゃノリノリ、五明さんだけは「ねえ、この写真いる!?せいぜい数枚じゃない!!?そんないる!!?!?ねえ!!」と無駄な抵抗を続けていました。……商品となる75カットに、スタッフが写っている。普通なら、それはちょっとオカシイことなのだと思います。 (さすがに私にもそのくらいの分別はあります) でも、この時私がママさんに「五明さん入れて撮って良いですか?」とお伺いした時の、 「もちろんです」と食い気味に答えるママさんのにこやかな表情や、期待に目を輝かせてそれぞれの役割に徹する子どもたち(ちゃんと兄の取り調べ中に背中からプレッシャーをかけにいく妹ちゃん、良い仕事してます)を見たら、これはもう75カットの中のストーリーとして充分な、『楽しい遊びの空間』の思い出を凝縮する写真だと思わざるを得ない。 だってもう、私たちの間に境界線は無いんです。撮影者と被写体だとか、スタッフとお客様だとか、そういう境界線は全部無くなっちゃって混ざっちゃって、家族みたいなこの関わりの中で、ただ遊びの空間を共有し、そこにたまたまカメラがある、なんかそのくらいの感じで、とことん悪ふざけしたりベタに走ったり、そういう感じが最高なんですもの。 最初のあの、掛け着に包まれていたほにゃほにゃの赤ちゃんが、今はもうSWATな兄の背中を守るミニスカポリスに成長しているなんて!!そしてまさか、横浜から離れてもこうして五明さんと一緒に撮影できて、最終的には原本データに五明さんも一緒に入れちゃうなんて!!!! そんな繋がりを、ここで楽しめているなんて、本当にもう、最高なんですもの。 最後は差し入れにいただいた巨大スイカでのスイカ割り大会(ママさん:「ホントに割れちゃうと大変なんで、割れないように100均のプラのバット持って来ました〜」)。青山店の冷蔵庫はスイカでいっぱいになりました。あんまり夏らしいことしてない私にとっては、いちばん夏らしい思い出になりました(笑)。彼らとの撮影は、毎回、お腹が痛くなるほど笑って、初対面のスタッフも巻き込んで遊んで、いろんな境界線がなくなって本当に自由な、楽しい遊びの空間。 こんな繋がりがあるんだということが、未だにちょっと不思議なくらいです。 すべては、私にとっても衝撃的だったライフスタジオ横浜店のみんなの姿勢から始まっていました。谷津さんに繋がり、なっちゃんに繋がり、私や五明さんからおはるちゃんにまで繋がるご縁。ライフスタジオの、ライフスタジオっぽいところをとても愛してくださるご家族とのご縁。【みんなひっくるめて家族みたいな時間を過ごせるひとたち】。私にとって、私たちにとって、この人たちはそんな関係。 撮影後のママさんとの何気ないおしゃべりで、長男が今年受験生なことを思い出しました(中3の夏休みに何やってんだ……)。じゃあ、次は春に。サクラサク、の後に、たくさん遊びましょう。そんな話をしました。ママさんからは、『まだまだ先ですけど、息子の結婚式の時には、1テーブルがライフスタジオさんだと嬉しいね、なんて話を夫としてるんですよ』なんてLINEが来ました。 新郎新婦の意見は尊重する必要があるかも知れませんが(笑)、もしそんな素敵な日が来たら、きっと私は涙でカメラを構えるどころじゃないでしょうね。 家族みたいなひとたち。これからも、どうぞどうぞよろしくお願いいたします。とりあえず、受験頑張れ!!!!!! ライフファミリー 「あなたに会えてよかった」 これはお客様と私たちとの宝物のような出会いの記録。 このかけがえのない関係がこれからも続くように願いを込めた、私たちからのラブレターです。 【ライフファミリーの一覧に戻る】
離れても。 [ライフスタジオ青山店 Kuroki Reiri]-194
2023/2/6
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人間らしい写真館、ライフスタジオが最も重きを置くのは『人』 全体会議で、ファミリー顧客とは何か、という話がありました。わたしたち、ライフスタジオが最も重きを置くのは『人』であり、人らしく仕事をすること、人らしく生きていくことを大切にしています。だから私たちはいつも、商業写真館という形態ではありますが人と人としての関係性を作って撮影に臨もうとしています。写真館のスタッフとお客様、それだけで完結することもできる筈で(むしろその方が色々シンプルでラクかも知れません)、でも私たちはそれだけで終わることを良しとせず、敢えて非効率的でややこしくて正解のない、多様な関係性を作っていくことに飛び込んでいきます。きっと多分、その方が人間らしいから、でしょう。 全体会議で話をした時には、『ライフスタジオ』というこの組織における『ファミリー顧客』についての話をみんなで色々しました。 言葉の通り、家族みたいな繋がりを持ったお客様、とか、お互いの成長を喜び合えるご家族、とか。いろんな話が出る中で、ひとつ、 「お客様だけど、わざわざ労力をかけてくれるひと」という話が出ました。 例えば、スタッフが異動した時に店舗が少し遠くなってしまっても、そのスタッフに会いに来てくれる、そんな人たち。本来であれば『お客様』はサービスの受け手なのだからそんな労力をかける必要はなく、最寄りの店舗に行く方がずっと楽です。それでもわざわざその人のいるところに会いに来てくれる、そんな心遣いをかけてくれる人たち。そういう話をしながら、私はこのご家族の顔が浮かんでいました。 最初の出会いは、ライフスタジオ新横浜店でした。 マタニティのママさんと、2歳の姉と、パパさん。3人家族だった頃のこのご家族の撮影に、私はコーディネーターで入っていました。 再会は、ほんの数ヶ月後。実はマタニティ撮影の時に、当時ライフスタジオ新横浜店で行っていた生後半年以下のBabyを対象とした『New Birth Baby・ニューボーン撮影』をその場で予約してくださっていたのです。2回目のその撮影の時、私はカメラマンで、生後2ヶ月足らずのbabyを撮影するのに四苦八苦したものでした。当時のライフスタジオ新横浜店は、徹底的にベビー撮影に特化しようとしていた時期で、私たちが集中していることを知ってもらう為に『New Birth Baby』は(お客様がweb掲載不可でない限り)撮影した全てのご家族についてのフォトエッセイをFacebookに書き綴っていました。 もちろん、このご家族の撮影についても。 ************************* (新横浜店Facebookより) ほんの数年前には、お姉ちゃん自身もこんなに小さな赤ちゃんだったのでしょうし、彼女もまた、あと数年経てばこんな感じに成長していくのでしょう。いつも、いつも、赤ちゃんたちを撮りながら、その時間の流れと変化に思いを馳せてみたりします。 ー 中略 ー ママさんのお腹で10ヶ月育まれて、生まれてきた小さなBaby。 生まれてからのその成長は、1ヶ月ごとでまるで変わっていきますし、毎日接しているパパさんママさんにとっては、あっという間に通り過ぎて行ってしまうものかも知れません。Babyにとって、毎日が刺激的で、大冒険で、色んな「あたらしいこと」に触れていく。彼女にとっては、身近にそれをどんどん見せてくれる「おねえちゃん」という存在もいるものだから、きっとめまぐるしく成長していくのでしょうね。 まだ生まれてから2ヶ月足らず。でも、きっともう、生まれたばかりの頃とも違うし、あと1ヶ月2ヵ月経てば、今の姿とも違ってくる。 ただただ『赤ちゃん』であったこと。その記憶、その記録。 きっと10年後、20年後に見返して、この時のパパさんやママさん、お姉ちゃんたちの気持ちにそっと触れるような、そんな写真であったら良いなと思っています。 Photo & Write by Reiri Kuroki 2016.02 ************************* この文章を書いた日から、まだ10年は経っていません。 でも、この撮影以来、私は毎年彼女たちに会ってきました。 ライフスタジオ新横浜店で、ライフスタジオ横浜青葉店で、そして昨年からはここ、ライフスタジオ青山店で。 昨年は8歳と5歳ながら「なんか体格的に着れそうだから」とふたりとも着物での撮影となりました(その前年にW七五三の撮影は済ませているのですが笑)。ママさんも着物を着て来てくれて、でもママさんの草履が壊れかけてママさんがその場から一歩も動けなくなったりとか、近くでお仕事をされているパパさんは昼休暇で抜けてくるはずだったけど抜けられなくなっちゃって結局来れなかったりとか、子どもたちはそんな大人たちを尻目に着物でも相変わらず元気で、自由で、楽しそうだったりとか。 「誰も七五三じゃないのにみんな着物だなんて撮影も面白いね」と言いながら笑い合う、女子ばかりの撮影はとても賑やかで楽しい時間でした。 そして今年も、このご家族はまた青山店に来てくれました。 今回はパパさんもご一緒に、家族4人で。おそろいのTシャツを着て、子どもたちはふたりそろってランドセルを背負って。ランドセルの中には英語の発表でもらった賞状やメダルをたくさん入れて、相変わらず元気で、自由で、楽しそう。 小さなライフスタジオ青山店で撮るには随分とすらりとした、『少女』のスタイルになったふたり。ふたり一緒だとずっと無邪気に転げ回ってふざけ回る『姉妹』だけれど、それぞれひとりの撮影となると少し構えて、『姉』や『妹』ではなく、それぞれひとりの女の子としての個性が際立つところが、また面白い。あの日の小さなお姉ちゃんは、小さな赤ちゃんは、もうすっかり一人前の女の子の表情を見せてくれるようになりました。 今思えば、毎年毎回の撮影の度にすくすく大きくなっていく彼女たちを、私は色んな店舗で、その時々の自分の課題を持って撮影させてもらってきたように思います。 最初は『Baby撮影』でした。まだひとりで座ることもできない、うつ伏せさえもできない小さなbabyを75カット使って撮っていくこと。毎年の撮影で再会しながら、人間らしい関係性を作っていくこと。その関係性に基きながら、見守ってきた成長の過程への想いを込めながら彼女たちを表現すること、……今年は、この小さな青山店での2回目となる撮影を、如何に前回と違う写真で表現していくか、というのが密かな課題でした。彼女たちの個性を私からの演出的な表現と絡めながら写真にしていくこと、そういうことをしていく中で、『人間らしい関係性』は培われていくものでもあり、また必須なものでもありました。 いつも撮影をお任せしてくださるパパさん、ママさん。どう考えても、このご家族にとっては神奈川の店舗の方が近いのです。それでも、ごく普通に、青山店に来てくださることに本当に感謝しています。 「20歳になるまでは撮りたいから」、そんな話を昨年ママさんとしたのを思い出しました。大人になるまで、その記録をお任せしていただけるカメラマンとして、年に1回の撮影という時間に、私たちはこれまでの思い出を振り返りながら写真を撮ります。最初の出会いからの、記憶の記録。10年後、20年後に見返してもらえるような、そんな写真を残したいという想いは、多分私たちの関係性を繋ぐ大きな柱です。 2016年に書いた文章は、ただの写真館のスタッフとお客様、という関係から一歩踏み込んで、『わたしたち』という当時のBaby撮影に集中しようとしていた試行錯誤の取り組みを、人間臭いその想いを『言葉』という形にしました。それに触れて、『お客様』というサービスの受け手であるだけでも十分だったご家族は、いつしかわざわざ離れた店舗にまで足を運んでくださるような、そんな労力をかけてまで会いに来てくださるご家族になりました。 ファミリー顧客ってなに?と、聞かれれば、色んなご家族の顔が思い浮かびます。それぞれのご家族との関係性は、いろんな表現で言い表すことができますが、根底に流れるものはきっと同じ。ただ『人間らしく』、それに尽きます。その人の為に労力をかけることが苦にならないような、それでも会いたいと思えるような、そんな関係。【離れても必ず会いに来てくれるひとたち】 ごく自然にそうしてくれる、このご家族はそんなひとたちです。その気持ちに報いたいと思えばこそ、私たちの関係性は繋がり続けてきました。それはきっと、人間らしい、人と人としての繋がりだと、そう思えます。 また次に会える時の為に、私はまた準備をします。わざわざ会いに来てくれる、そんなひとたちの気持ちに報いられるような、アップデートした自分で再会できるように。今年の撮影も、とてもとても楽しかった。また次回、再会を楽しみに、お待ちしております。 ライフファミリー 「あなたに会えてよかった」 これはお客様と私たちとの宝物のような出会いの記録。 このかけがえのない関係がこれからも続くように願いを込めた、私たちからのラブレターです。 【ライフファミリーの一覧に戻る】
LIFE-GYM2022 〜be with, [ライフスタジオ青山店 Kuroki Reiri]-193
2023/1/20
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ライフスタジオのカメラマンが綴る家族へ送るメッセージ 好きなものを好きと言っていたら、同じものを好きな人たちに出会いました。 最初の出会いは、それこそたまたま。写真館のスタッフと、1歳記念で写真館に来てくれたお客様としての出会いでした。くるくるの癖っ毛がチャームポイントの、ぷくぷくの赤ちゃん。少し困り眉なとこがまた可愛くて、撮影は上々で終わったような気がします。 そう、写真館での、ごく普通の出会いでした。その翌年、2歳のお誕生日記念でも撮影に来てくださり、その時も私は撮影をご担当させていただきました。あの日の赤ちゃんは2歳になって、まあいわゆるイヤイヤ期ってやつで、シャボン玉を自分でやりたがってぶーぶー怒っていました(まだ吹けないのに……)。 そこまで来たら、翌年の3歳七五三もご担当させていただいちゃいます。着物を着て、少しはにかみながらもおしゃべりもできるようになって、もう立派に女の子。3年分の彼女の成長を一緒に見守らせてもらってきたその数年、年に1度のその再会が、私にはとても楽しかったのです。 その撮影が終わった後、ママさんから店舗にメールが届きました。 『撮影が終わってからたまたま黒木さんのブログを見て、びっくりです!実は私たちも、夫婦でファンクラブに入ってて……!!!!』 ああ、何ということでしょう。この興奮を、撮影の時に共有したかった…………!!!!!!そうです、こちらのご家族と私のご縁をより強くしたもの、それは『B'z』でした。 今となれば懐かしい2019年の7月、36歳の誕生日当日に、私は横浜アリーナにいました。B'zと共に。しかも、前から6列目の席で。肉眼でその表情を確認できて、生のシャウトをスピーカーを介せずにも聴こえてしまうような、そんな距離感での幸福絶頂なそのライブ体験を、私は会社のブログにめちゃくちゃ綴っていました(笑)。 そのブログがこちら▶︎2019 B'z LIVE-GYM Whole lotta NEW LOVE 個人的ライブレポ/ネタバレなし そして、それを見てのママさんからのメール。これはもう次回ガッツリB'z談義するしかないでしょう!!と、翌年の再会を楽しみに楽しみにしていたのです。 しかし、その翌年はコロナの大流行に伴いご予約いただいていた春の撮影は泣く泣くキャンセルとなってしまい、その後私も本社に異動し、2021年からは青山店で勤務することになり……少し離れてしまったな、なんて思っていたその春に、こちらのご家族は青山店に予約を入れてくださいました。『撮影は黒木さんにお願いします!』と書かれた備考欄、ウキウキの電話、そして撮影当日のアレコレにつきましては、昨年したためたブログを参照していただくと致しまして…… ▶︎LIFE-GYM2021 / ライフスタジオ的B'zオフ会のような撮影の話。 あれから1年。 再び、彼らはこの青山の地にやって来てくれました。そして私も、この日を待ち侘びていました。互いに温めたB'zエピソードを胸に……!!!! 実は、昨年こちらのご家族にお会いした時には、コロナ禍ということでB'zの有観客ライブは行われておらず、過去のライブの話で大盛り上がりしていたのです。しかし、撮影後の2021年9月には入場者数に制限をかけながらも『B'z presents UNITE#01』という有観客ライブが開催!しかも、あの、Mr.Children&GLAYという超ビッグバンドを招いての対バン形式ライブという、予想だにしなかった夢のコラボ公演!!!!!!そして、そして、一説には倍率64倍とまで言われたこのプレミアチケット、 わたくしGETしておりました。 まあさすがに前から6列目とかではないですけど。笑 あの、伝説の、横浜アリーナでのB'z×GLAYの公演に参戦していました!!!! 折りしも世間では有観客ライブを開催してはクラスターが発生してしまった、という悲しいことも起こってしまっていた時期で、運営側も徹底的に対策をしてくれており、となると参加させてもらうこちらとしても決して残念な結果を招いてはならないという断固たる姿勢で臨むことができました。ファンはみんなそうだったと思います……!!参加直前に体調不良を起こしてしまった人たちが潔く涙を飲み、無事の開催を祈りながら身を引く姿を何件も(SNSで)見ました。 そうして無事開催されたライブ、本当に素晴らしかった…………!!!!!! この写真のこの辺に私もいたんです。いました!! ※画像は B'z official Instagram より引用 ……と、いう訳で。今年の撮影は『UNITE#01』のライブTシャツにてお出迎えさせていただきました。 今年もパパさんママさん、にんまり。しかし今年は入学記念のランドセル撮影でして、ご家族皆様フォーマルスタイルでのご来店。とは言えもちろんそれで終わる訳もないのですが(笑)お子様本人はB'z談義に花を咲かせる大人たちを尻目に、最近ハマってる『すみっコぐらし』ネタで楽しんでくれていました。 撮影は順調に進み(喋ってばっかじゃないですよ、ちゃんと撮ってますよ)、3シーン目を撮ろうと部屋に入ると、パパさんはスーツから『B'z LIVE-GYM Pleasure2018 -HINOTORI-』ツアーTシャツに着替えておられました!!B'z30周年のやつ!!!!そのTシャツを見て、コーディネーターで一緒に撮影に入ってくれていた五明さんがひと言。 「俺……そのTシャツ知ってる……!!!!」 曰く、2018年のある日五明さんが新横浜のバーガーキングにいたところ、自分以外の他のお客様がみーーんなこのTシャツを着ていたそうな。 「あああ!新横浜ではあるあるですね!!」 「あるあるなんすか!!?」 「ライブ会場近辺では往々にして起こり得ることですね」 B'z (……と言うか、アーティストのライブ全般的)にあんまり興味のない五明さんから飛び出したライブエピソードに盛り上がる我々。こんなに盛り上がっていたら時間がいくらあっても足りないってくらい、撮影(中のおしゃべり)が本当にめちゃくちゃ楽しかったです。 そして最後は恒例の「おつかれーーーーー!!」 ※B'zがライブの最後にバンドメンバーとお客さんと一緒にやるやつ。 五明さんのリストバンドはパパさんから貸与されたライブグッズ。 今回のモニターはB'zの名曲(とは言えマイナー過ぎて一般認知度は皆無)、『いつかまたここで』で締めさせていただきました。B'zのベスト盤に新録曲として収録されたこの曲は再会を誓うメッセージが込められたライブのフィナーレに相応しいような名曲でして、もう今回は絶対これ、とご来店前に購入したCDから音源を落として店舗のモニターPCにしっかり仕込んでおきました。You Tubeリンクでも貼ろうかと思ったのですが、公式のはない!!!!聴きたい方はぜひ青山店、もしくは黒木まで!!!! 今年もまたライブグッズの交換会もして(笑)五明さんはお子様とすみっコ検定をして最終的に『ホコリさん』としてめちゃくちゃ懐かれていました。その後、パパさんママさんからは嬉しいLINEも。 私が今年のツアー抽選に全部落選したことを本気で悔しがってくれていたパパさん。ありがとうございます……!!!!開放席もとっても魅力的、なのですが、実は私はライブとおんなじくらいここでの仕事が好きなので、直前に無理に休みを取ってまでは行こうと思ってなかったりもするのです。そんな大好きな仕事の中で、大好きな音楽のことをおんなじくらいの熱量で語り合えるご家族と出会えたこと、本当に私は幸せ者です。 このご家族との関係性は、正に【Brotherhood】。 兄弟のような、という意味ですが、B'zの名曲に同名のタイトルがありまして(またかい)、人はそれぞれ違う道の人生を歩いているけどひとりじゃない、というような絆を歌う曲。私も、こちらのファミリーも、それぞれの人生を生きながらライフスタジオという場所で出会い、B'zという好きなものに共感しながら語り合える、そしていつかまたここで再会する日を楽しみにしている、そんなBrother、なのです。 パパさんからのLINEは、 『 次回はライフスタジオSHOWCASE 2022七五三 でお会いできるのを楽しみにしています!w 』と締め括られていました。 註※SHOWCASE…B'zのシークレットライブや小規模ホールでのライブのタイトル。 とことん遊び心のあるパパさんからのメッセージに、ニヤニヤが収まりませんでした(笑) 次回は七五三。私もまたその日を楽しみに、今日も大好きな音楽に奮い立ちながら、大好きな仕事に飛び込んでいきましょう。次回も楽しみに、お待ちしています!次は撮影前に『生一丁、喜んで!』やります? 註※B'zがライブ前に円陣組む時の掛け声。 ライフファミリー 「あなたに会えてよかった」 これはお客様と私たちとの宝物のような出会いの記録。 このかけがえのない関係がこれからも続くように願いを込めた、私たちからのラブレターです。 【ライフファミリーの一覧に戻る】
Better Together [ライフスタジオ青山店 Kuroki Reiri]-192
2022/12/28
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『声を聴けて、嬉しい気持ちになっちゃいました』 電話口で、可愛らしい声でママさんはそう言った。 「私もママさんの声を聴けて、幸せな気持ちになりました」 私も、堂々とそう返した。 わたしたちって、そういう関係。 その会話は、青山店の狭い事務所での、ご予約電話でのやり取りでした。 予約を取ってくれたお客様と、受付をしたスタッフが交わす会話とは思えない(笑) まあ、それもそうでしょう。何しろもう8年ものお付き合いです。 それはそれは可愛らしいママさんと、いつも穏やかに撮影を見守ってくださるパパさん。ふたりの空気感そっくりな兄と妹。私は、Watanuki Familyが大好きです。 最初の出会いは新横浜店で、ママさんのマタニティ撮影でした。 ママさんはまだパパさんを苗字に「くん」付けで呼んでいて、初々しいご夫婦の姿がとても印象的だったその時が、私たちの『はじめまして』。コーディネーターとして撮影をご担当した私は、たくさんのおしゃべりをしていく中で赤ちゃんに名付ける予定の名前を聞いて、その名前を呼べる日を楽しみにしていました。 それから少しして、予約のリストの中にその名前を見つけた時の、再会への期待。そして、初々しいご夫婦がすっかりパパさんママさんの顔を見せながらぷくぷくのBaby に笑いかける姿を見た時の感動。そんな、心が昂るような感情を再会の度に味わわせてくれる撮影をご担当するようになって、もう8年です。 ふたりだった撮影は3人になり、4人になりました。 愛し合って夫婦になったおふたりから始まった、家族のかたち。ママさんの丸く膨らんだお腹を見たことが2回あります。生まれてきたBabyの名前を、愛おしく呼びました。商品のサンプルにお写真を使わせていただいたこともありましたし、ライフスタジオのHPに掲載する動画のインタビューを受けていただいたこともありました。動画の中で私は、自分が撮影させていただいているお客様が私について何を想ってくださっているのかを、その言葉と表情と動きを見ながら、知りました。 可愛い可愛いぷくぷくBabyはいつしかお兄ちゃんになり、可愛い可愛い妹ちゃんもいつしか『赤ちゃん』から『女の子』になりました。ふたりそろっての七五三撮影をしたのは、2020年の横浜青葉店。その後、私は青山店に異動になり、少し遠くなってしまった、そう思っていたその矢先、ごくごく自然に、Watanuki Familyは青山店に予約をしてくださいました。 青山店は、横浜青葉店と比べたらとても小さな店舗で、その中で出迎えた兄のShoちゃん、妹のSarahちゃんは、ふたりともなんだかとても大きく見えたものです。 そして、可愛い可愛いShoちゃんはなんだかすっかりこちらの思惑を察知する感じに成長しており、 「ねえねえ、ちょっとふたりでお耳くっつけてみてよ」と言えば 「わかってるもんね〜、そうやって、かわいいしゃしんとろうとしてるんでしょぉーー!!」とまるっとお見通し。 「すごいねえ、もうそんなことも全部わかるようになっちゃったの?」と聞けば、 「サンタさんにもらった本に書いてあったからね!」とえっへん。こういうやりとりが、可愛くって愛おしくって堪らない。なんだよサンタさんにもらった本って!!!??笑 「なんか最近すっかり生意気になっちゃって……ごめんなさい〜〜」と困ったように笑うママさんは相変わらずとても可愛らしくて、はしゃぎ回る子どもたちの様子を見守るパパさんの眼差しは優しく穏やかで、私は一筋縄ではいかなくなった子どもたちに翻弄されながらも、この時間が本当に本当に楽しいと心から思えたものでした。 そして今年、2022年も、彼らは青山店にやって来てくれました。 今年は去年の小生意気な感じは少し影を潜め、その分ふたりともめちゃくちゃはしゃいでいました(笑)。 パパさんママさんにべったり甘え、我々との丁々発止のやり取りをしながらスタジオ中を所狭しと遊んでくれるふたりの姿に、私は相変わらず翻弄されながらも結局は楽しんでいました。 彼らに振り回されることが、私はとても、楽しかった。初めて会った時はお腹の中にいたひとが、黒目がちな綺麗な瞳でじっと私を見ていた赤ちゃんが、今や確固たる自我を持って『わたし』という存在を認識し、その思惑の裏をかこうと策を弄したり、思いきりふざけてみたり、こちらが思わず笑ってしまうとしてやったりと言わんばかりの得意気な表情を見せたり。 まだ小さなお兄ちゃんにむぎゅぅと抱きしめられてじたばたしていた、ぱやぱやした髪の毛が可愛かった小さな赤ちゃんは、兄と一緒に駆け回りふざけ回り悪戯してはくすくす笑い、そしてすっかり長くなったロングヘアを触りながら、大人びた表情を、見せたり。 この日の写真の1枚は、ライフスタジオの5月のフォトジェニック候補3枚として選出されました。久し振りの候補選出、それが大好きな彼らの撮影で生まれた写真であることが、心底嬉しかった。 後日、ママさんからいただいたメール。 『子どもたちは人前では良い子にしてて、パパにしかあんなテンションにならなくて。玲理さんのライフスタジオではあのパワーが出るみたい笑』 この言葉は、私にじんわりと沁みました。 7歳と5歳。聞き分けもできる、聞き分けて良い子にすることもできる、そんな子たちが『良い子』にする必要がないと思ってくれたこと、素の自分で思いっきり遊んで楽しんで大丈夫、と思ってくれたこと。よそゆきの顔じゃなくて、安心して大暴れできる相手だって思ってもらえたことが、とても幸せだった。 私が、どんな彼らのことだって大好きだってことが、ちゃんと伝わってるみたいで、安心した。 ママさんは昔、インタビューの動画で『家族みたい』と仰ってくれていました。 電話で声を聴けて幸せな気持ちになっちゃうこと、いらっしゃいと出迎えて元気な姿に安心できること、取り繕わずにラクに楽しくいられること、……そういうところが、多分数年前からずっと続いているわたしたちの関係性。 【家族みたいに安心できて、素でいられる関係】 わたしたちって、そう、そういう関係。 多分きっと、これからも。 ライフファミリー 「あなたに会えてよかった」 これはお客様と私たちとの宝物のような出会いの記録。 このかけがえのない関係がこれからも続くように願いを込めた、私たちからのラブレターです。 【ライフファミリーの一覧に戻る】 コメント
引き継いでいく [ライフスタジオ横浜青葉店 Nakagawa Misaki]-191
2022/11/29
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ライフスタジオ横浜青葉店って、どんなところだろうと考えます。 2017年、この場所に来てからあっという間に5年。 同年、butterfly、殿堂入りという関係性を言葉にして綴るという取り組みが始まり、 今現在はライフファミリーに名前を変え継続しています。 私は、青葉店の先輩たちの後ろでずっとそれぞれの家族との関係性をみてきました。 この場所にいた先輩たちは、ライフスタジオの中でも特別、「関係性をつくる」ということに特化した人たちだったのではないかなと思います。 自分のことや、スタジオのこと、よりも、まずは目の前にいる家族のこと。 目の前のその家族にどれだけ喜んでもらえるかが、先輩たちのベースであるように感じていました。 少しずつ、少しずつ、自分自身もその関係性の輪の中にはいっていきながら、 そして先輩たちの文章も読みながら、自分自身もそうなりたいと考えていました。 今、横浜青葉店にはそれまで背中を見せてくれていた先輩たちはいなくなり、 私自身が後輩を引っ張っていく、そんな立場へと変化しました。 今、横浜青葉店で働いているスタッフたちも、「目の前の人に喜んでもらいたい」という思いをいつも持ちながら過ごしてくれています。 これは私が何か働きかけているというよりも、 横浜青葉店に元々ある雰囲気、空気感がそうさせているのだろうなと思います。 それは自信をもって横浜青葉店の強みと言えますし、この先もずっと、もっともっと伸ばしていきたい、こだわっていきたい部分です。 そんな話を5月に店舗でさせてもらいました。 自分が担当しているご家族、自分が以前担当をしたご家族、自分は担当していないけれど、ずっと横浜青葉店にきてくれているご家族。 ひとつひとつのご家族を青葉ファミリーとして、お迎えして、関わっていこう。 今働いているスタッフの誰かがいなくなったとして、それが不安につながることがないように、 横浜青葉店のスタッフであればだれでも知っているし、安心できるという状態を作り上げていこう。 青葉店の強みの一つはフレンドリーさだから、どんどん積極的に関わっていこう。 私自身も改めて、それを自分の中の約束事としました。 * 前置きが長くなってしまいましたが、今回ご紹介するファミリーは2018年から2021年までこばちゃんと一緒に撮影をさせて頂いていた菊田ファミリーです。 菊田ファミリーの初来店は2018年の七五三で、 こどもたちはふたりとも真面目に一生懸命頑張ってくれていたという印象でした。 写真からも、ふたりの一生懸命頑張ってくれている感じ、感じ取ってもらえると思います^^ けなげで泣けちゃうほど頑張ってくれる2人に、私もこばちゃんもどうにかこうにかリラックスしてもらおう!と声をかけていました。 あぁ、今見るとめちゃめちゃ小さくて幼くてかわいい…。 2度目のご来店の時にはじめてこばちゃんと2人で指名をいただきました。 その時の指名の理由は「前回も入ってもらって、こどもたちも慣れていると思うから」といったような理由だったかと思います。 そこから2度、3度、回数を重ねるごとに、だんだんと、確実に距離が近づいていくのを感じます。 はるくんとれあちゃんはとっても仲良しさんな兄妹で、なによりも二人で一緒に遊んでいるときが楽しそう。 優しくて妹思いなはるくんと、実はやんちゃでちょっと勝気なれあちゃん。 ふたりのバランスは絶妙で、私もこばちゃんも毎年会うのを楽しみにしていました。 お話し好きなママさんは2年目以降「うちの子たちはこばちゃんとさきちゃんじゃないと撮影はだめだから!」と言ってくれ、 予約のたびに、「二人に会いたかったんだよね」と話してくれます。 2021年の撮影ではれあちゃんが「さきちゃんの方が面白いから好き~!」とこばちゃんに放った言葉に大爆笑させてもらいました(笑) れあちゃん、笑いに厳しめです(笑) そのあとをはるくんが「こばちゃん好きだよ」と優しくフォローをしてくれたのも最高でした。 れあちゃんによるこばちゃんいじりは、この数年でしっかりと板についていました(笑) そんな毎年の菊田ファミリーに、こばちゃんの異動の旨をお知らせしたのが昨年末です。 きっと、凄く寂しがるだろうな…そんな話をしながら、菊田ファミリーの撮影を後輩たちの誰に引き継ごうか…ふたりで考えていました。 そして、ここはくまちゃんだろう!と、 2022年の撮影はくまちゃんにお願いすることにしました。 元気で優しくて、面白いお兄さんのくまちゃん。 こばちゃんとは全然タイプは違うけど、きっと菊田ファミリーと仲良くなってくれそう。 そして迎えた2022年の撮影。 2017年以来、はるくんれあちゃんにとって、久しぶりのはじめましてです。 そしてこの日、なんだか大荷物だな~と思っていると、 出てきたのは…ダッフィーフレンズ! くまちゃんの得意分野、きたーーーーーーーっ!!!! ディズニートークを皮切りに一気にその場に溶け込んでいくくまちゃん。 最終的には自分の撮ったミッキーたちの写真を披露していました。 はじめは緊張していたこどもたちも、徐々に徐々に、くまちゃんに慣れていってくれ、 先にクランクアップとなったれあちゃんが、カメラを構えるくまちゃんにちょっかいを出して楽しんでいるのを見て、 くまちゃんに頼んでよかったな…と安心しました。 ↑いつもラブラブなふたりらしくて、私が大好きな1枚です^^ 撮影後、ママさんからはメッセージが届いていました。 今までずっとさきちゃん&こばちゃんコンビに遊んでもらって(笑)いたので、 今回は誰なんだろう???親子でドキドキしていました。 初めてのくまちゃん、二人は緊張して素が出せないのかなと思っていましたが、 だんだん本領発揮してしまい…撮影が大変だったのでは?と思いました。 ふたりともはじめましてのくまちゃんのこと、とっても気に入っていました☆ ディズニーマジック♪ そして、いつもいつも全力で二人と遊んでくれるさきちゃん。 今回も二人と(特に激しいれあちゃんと)思いっきり遊んでいただき本当にありがとうございました。 次回は七五三、よろしくお願いします♪ ふたりも楽しんでくれたようで、本当に何より。 ありがとう、くまちゃん。 菊田ファミリーは私にとって【みんなと大切にしたい、青葉店ファミリー】です。 この先も菊田ファミリーとついでに私も、どうぞよろしくお願いします。 ライフファミリー 「あなたに会えてよかった」 これはお客様と私たちとの宝物のような出会いの記録。 このかけがえのない関係がこれからも続くように願いを込めた、私たちからのラブレターです。 【ライフファミリーの一覧に戻る】 コメント
カメラマンとして撮影をし接する中で見えた「好き」と言える素晴らしさ [ライフスタジオ横浜青葉店 Hisho Morohoshi] -190
2022/10/6
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私たちが手紙を贈る相手とは、一体どんな人だろうか 友達?家族?恋人?…少なくとも「写真館」の「従業員」ではないはずだ。 そもそも写真館とは誰がいつ決めたのかもわからない行事のため半ば義務的に行く場所であり、 そこで出会う従業員はその一部でしかなく、そこに人間性はあまり存在しないかもしれない。 それなのに、ライフスタジオに撮影に来る子供達は知っているのだ。 私達カメラマンやコーディネーターがどんな人間なのか。好きな食べ物も休日の過ごし方も小学生の頃の算数のテストの成績も。 そしてそれは私たち側も同じで、子供達一人一人が一体どんな人間なのかをお互いに熟知していて だからこそその相手をより美しくプロデュースし、より楽しい時間を提供したいという働きかけができる。 それはライフスタジオとお客様の関係性が 一般的な写真館のそれとは少し異なるものだということをわかりやすく表している。 岩本様から頂いた一通のお手紙。そして後に送られてきた二通の年賀状。 これらを見るたびにそれは確信へと変わる。 初めてのカメラマンとしての出会いは2021年夏 はなちゃんは出会った当初から笑顔が素敵な少女だった。 純粋で人懐っこい、でも奥に凛とした強さを持つ瞳。 一方で少しずつ美しく仕上がっていく自分を鏡で見るしゃんと伸びた背筋。 カメラマンとして初めましての挨拶をする前から、彼女の芯の強さに見惚れている自分がいた。 そしてそれは僕よりも、コーディネーターのくまちゃんやヘアメイクの先生が先に気付いていて ただかわいいだけではない彼女らしさを引き立てるセットがなされていく工程に、胸が熱くなっていった。 いざ始まると撮影中は本当にくだらない話ばかりで、終始爆笑で進んでいく。 でもそれが刹那的なものではなく前述のお手紙に繋がるのは、それがお互いを理解しより良い時間にしようという気持ちがこの空間に満ちているからなのだろう。 彼女の内なる魅力を引き出すべく、楽しいムードと裏腹に声掛けは慎重だ。 彼女を観察し、規定し、内面へと入っていく。だからこれは僕と彼女だからできる写真なんだ。 ▲シャンとした背筋と裏腹に、しなやかさも感じる体幹。 美しくて可愛らしい七五三の撮影。 (撮影:ライフスタジオ横浜青葉店 Photograper:諸星飛翔) ▲この角度で撮るとわかる、うっとりするくらい綺麗な睫毛 ▲肌を見せて元気なイメージ!衣装と共に雰囲気が丸ごと変わるから目を離せない。 カジュアルな衣装でおしゃれに残す写真。 (撮影:ライフスタジオ横浜青葉店 Photograper:諸星飛翔) 2回目の撮影は2021年冬 彼女のお誕生日の記念撮影に そして2回目、2021年冬。今度はお誕生日の撮影に来てくれた。 ママさんパパさん、そしてはなちゃん本人からカメラマンとコーディネーターのご指名を頂いての撮影だった。 家族写真のコーデは、全員共通の趣味であるディズニーTシャツ。 お揃いコーデを定番のようで皆がやらないのは、その剥き出しの愛情表現に躊躇してしまう人が多いからだろう。 しかし岩本ファミリーは、お互いへの「好き」を表現する事に躊躇しない。 なればこそその温度感、距離感を残すべく、日常の空気感をできる限り再現しながら撮る事を試みた。 ▲この密着感!これが岩本ファミリーなんだ。 きちんとした家族写真も残しつつ、岩本ファミリーらしさの溢れる今の家族の姿を。 弾ける笑顔は何度見ても幸せな気持ちにさせてくれます。 ▲ママさんが撮ってくれていた写真。撮影中の空間がどれだけ笑顔に溢れていたかが、わかる。 撮影後、今回も良いものを残せたと、岩本ファミリーの元へ行くと大きな手紙を持った花ちゃんが待っていた。 それは僕とくまちゃんに宛てたもので、撮影の感想と共に僕たちを象徴する「ほし」と「くま」が描かれていた。 嬉しさと同時に、納得してしまう自分がいた。 岩本ファミリー全員がそうであるように、はなちゃんもまた自分の好きなものを「好き」と、躊躇なく言える人間なのだ。 ほし「この手紙は、きっとぼく宛だね!くまちゃんは、お〜ま〜け!」 くま「ちょっとちょっと!これは二人のものですよ!」 撮影が終わっても、変わらぬテンションの二人に岩本ファミリーも笑顔になる。 全員にとっての優しい時間。本当に楽しくて、このままずっと続けばいいのにと感じた。 ▲可愛く描かれた「ほし」と「くま」から、愛情が伺える。この気持ちのダイレクトさがはなちゃんなんだ。 ■2022年お正月 それからしばらくして、年を跨いだ頃。 はなちゃんから、一通の年賀状が届いた。…と思いきや、一通ではなく二通だった。 そう!先日の僕たちのやりとりを覚えてくれていて、二人が喧嘩しないようにと今度は二通のお手紙をくれたのだ。 それは、岩本ファミリーにとってかけがえのないものとなったものが写真だけでなく、 あのみんなで過ごした時間丸ごとだったのではないか。そんなメッセージのようにも思えた。 [岩本ファミリーは私にとって、好きなものを「好き」と真っ直ぐに伝える素晴らしさを教えてくれたファミリー。] これからも私たちは、はなちゃん達への「好き」を込めた写真をラブレターとして贈り続けたいと思う。 ライフファミリー 「あなたに会えてよかった」 これはお客様と私たちとの宝物のような出会いの記録。 このかけがえのない関係がこれからも続くように願いを込めた、私たちからのラブレターです。 【ライフファミリーの一覧に戻る】 コメント
ノスタルジア -スタートライン[ライフスタジオ青山店 Kuroki Reiri] -189
2022/9/6
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『初仕事』を覚えていますか? 私は、よく覚えています。 カメラを持って、ライフスタジオのインテリアの中を見渡して、ファインダーからお客様を見詰めながら写真を撮った、あの時のこと。当時はもちろん「カメラマンとして初めての撮影なんです」なんて言えません。言えませんでしたが、それから何年も経って、「実はあの時がデビューだったんです」と言ってその出会いを振り返ることができる、そんな関係性になりました。 ライフスタジオでの初めての出会いを振り返る 10年前の、3月のことでした。 今はもうないライフスタジオ浦安店での、忘れもしないその撮影。担当させてもらった1歳の赤ちゃんは、なーんか様子がおかしいなと思っていたら38度の熱を出していて、最初のシーンだけ撮って撮影は振替になり、私のデビューは未遂に終わりました(笑)。 当時は、カメラマンとしてのデビュー撮影は最終枠の1歳のBabyというのが定石だったので、改めて該当する予約を探していたら、通りがかった某先輩が「そんなのキリがないからもう明日の撮影に入れば良いじゃん〜」と言い放ち、あれよあれよと言う間に翌日の最終件、2歳の女の子の撮影に入ることになってしまいました。 一般的に言うならば、2歳=『魔のイヤイヤ期』……もちろん撮影においても、コントロールは容易ではない、そんな時期のお子様が私のデビュー戦の相手!!!!という訳でそりゃもう戦々恐々としていたものですが、いざ撮影が始まると、2歳の女の子はニコニコしながらずーっとご機嫌でいてくれました。 私の、カメラマンとして初仕事の75カット。時間は掛かりましたし、拙い荒削りな写真も多かったと思います。緊張しすぎて何を喋っていたのかはさっぱり覚えていませんが(笑)、ファインダーから見たその先の、彼女の笑顔をよく覚えています。狭い浦安店を楽しそうにあっちこっちへ駆け回る彼女を追いかけて、追いかけて、どきどきしながら写真を撮った、あの瞬間のあの熱が、私の『ライフスタジオのカメラマン』のスタートラインでした。 毎年撮影来てくれる彼女たちと私との関係 それから、彼女は毎年来てくれて、私は毎回自分から「撮影入ります!」と宣言して入っていました。 浦安店から異動になっても、彼女の撮影は毎年担当させてもらっていました。すくすく成長して、姉になり、彼女そっくりだけどやや気難しい妹と一緒に撮るようになり、そんな春を何度か繰り返しました。浦安店は今はもうありませんが、浦安店でデビューした私が最後に浦安店で撮影したのも、彼女たちでした。基本的には穏やかな彼女たちとの撮影ですが、来店前は毎回もの凄く緊張したものです。初めてカメラを持って75カットを撮りきった、あの日の緊張感と熱を、昂る感情を、否応なく思い出してしまう。でも、それが、自分にとっては悪くない感覚でした。 いろんな撮影をこなして経験を重ねていくと、だんだんと、予定調和になったり挑戦をしなくなったり、慣れに則ってそのまま撮ってしまったり、という悪い側面が出てくることがあります。そういう怠惰な私に、スタートラインに立ったあの日の緊張感を思い出させてくれる、それが彼女たちとの撮影でした。 ライフスタジオ浦安店がなくなったその翌年には、当時私が所属していた横浜青葉店に来てくれて、その時にも本当にとても緊張しながら、たくさんの話をしながら、いろんなことを思い出しながら撮影をしました。8回目にして初めての、浦安店以外でのその撮影を経て、そして私は何の疑いもなく、またその次の年の再会を楽しみにしていました。 でも、その翌年に、彼女たちは来ませんでした。毎年春に撮影をするのが当たり前すぎて、「あれ……??」と思ってるうちにまた次の春が来て、その年も予約はなくて、「ひょっとしてもう、ライフスタジオでの撮影は卒業してしまったのかな」と少し寂しく思っていました。 そんな彼女たちとの再会は、私が本社に勤務していた時にかかってきた、1本の電話から。 「黒木さん、いらっしゃいますか」と言う電話口でお名前をお伺いして、すぐにわかりました。わざわざ本社に電話を掛けて私の名前を呼んでくれた、ママさんのその声をとても懐かしく聴きました。 そして、撮影に来れなかったこの数年は本当にいろんなことがあって撮影に来れなかったことや、妹ちゃんが小学校に入学するので、また私に撮って欲しいと思ってくださっていることを、話してくれました。 その時の感情は、自分にとってなかなかの宝物です。もう会えないかも、と思っていた、私をライフスタジオのカメラマンにしてくれたひとたちとの再会が、叶おうとしている。また写真を撮って欲しい、そう言われることはカメラマンとして身に余る光栄で、嬉しくて幸せで、そしてあの日の熱を思い出して身震いをするような、そんな感じ。一種の緊張感にも似た背筋の伸びるようなあの感覚は、近年ではそう多く味わえるものではありませんでした。 あの日の『初仕事』から、まだ縁が続いていたことが、ただ、嬉しかった。 その電話から季節をひとつ跨いで、私たちは3年振りに再会しました。 その時は、まだ私の状況も流動的だったのもあり、彼女たちのお住まいのお近くで予約を取ってくださった店舗に私が行かせてもらっての撮影になりました。 久し振りに会った彼女たちは、姉は少し思春期に差し掛かっていて、妹はちょっと気難しかったのが嘘のようにひょうきんな表情を目まぐるしく見せてくれるようになっていて、私はそんな彼女たちを新鮮に感じながら、それでも毎年撮らせてもらっていた頃の幼い面影を見つけては泣きそうになるくらい感情的になりながら、シャッターを切っていました。もちろん、モニターの時には耐えられる訳もなく、泣きました。 「次は、れいりさんのいる店舗に行きますね」、そう言って笑うご家族を見送って、桜の咲く道を歩いて帰った、それが去年のこと。 そして、今年。 妹の7歳七五三と、姉の卒業記念撮影で、彼女たちは青山店に来てくれました。 ふたり揃っての着物姿を見るのは、浦安店での最後の撮影の時以来。あの時は、姉が7歳で妹が3歳の七五三でした。あの時には、あどけないまんまるなほっぺたを膨らませて何だかやたらとツンツンしていた妹ちゃんですが、今年は最初から大はしゃぎでしたし、姉は姉で思春期らしい『撮られること』への気恥ずかしさも見え隠れしていて、そんな彼女の横顔を見ながら10年前の3月の撮影のことを懐古しました。 どんな仕事でも、『初めて』という瞬間があります。新人なんです、なんて言い訳は通じない『仕事』という現場に於いて、いちスタッフとして先輩たちと遜色ないパフォーマンスを発揮しなければならない。初めてのことだらけでわからなくても、混乱しても、その仕事のゴールまで漕ぎ着かなければならない。 あの時、ゴールに辿り着けたのは間違いなく、彼女が導いてくれたからこそだった。カメラの向こうで笑う、2歳のあの女の子は、今はもうカメラの向こうで少し恥ずかしそうにはにかむ少女になっていて、その面影にまた、あの日の熱を思い出します。 私の『初仕事』からのご縁。ひょっとしたらもう会えないのかも、と思っていたし、それも仕方ないことだと言い聞かせていました。年賀状を送ろうかどうしようか、少し悩んでいたあの秋に掛かってきた1本の電話が、こうしてまた繋いでくれました。 カメラマンになって10年。あなたの写真を撮らせてもらったあの日から10年という年に、またあなたたちに会えて、本当に良かった。着物から着替えてからは、そりゃもう好き勝手にはしゃぎ転がって大笑いしながら、撮影は終わりました。頭の芯がクラクラするような、笑いすぎて楽しすぎて、目の前の人たちが愛しすぎて、昂りまくった自分の熱が心地良かった。 そして私は、そういう自分の気持ちを、このひとたちにはまっすぐお伝えすることができます。10年もの間、写真を撮り続けてこられたのも、彼女たちの撮影をさせてもらったあの日があって、そしてこういう再会があって、その度に私はまた、スタートラインに立ったあの日の熱を思い出させてもらえる。 ライフファミリー 「あなたに会えてよかった」 これはお客様と私たちとの宝物のような出会いの記録。 このかけがえのない関係がこれからも続くように願いを込めた、私たちからのラブレターです。 【ライフファミリーの一覧に戻る】
書き綴ること[ライフスタジオ青山店 Kuroki Reiri] -188
2022/7/22
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カメラマンが綴る文章を見てはじまった出会い 初めてお会いした時、「ブログを見て、この人に撮ってもらいたいなと思って」と仰ってくださったのを、よく覚えています。 当時私が在籍していたライフスタジオ横浜青葉店では、『近すぎる写真館』としてお客様との関係形成に注力していて、『殿堂入り(※現LIFE FAMILY)』という事業はそんな私たちにとってそれをカタチとして提示できる絶好の場でした。 お客様との関係性についてブログで書いてみる。関係性、という、非常に主観的であやふやな、ひょっとしたらカタチにしようとすること自体が無粋なのではないかと思えるような、そういうものについて、敢えて文章というカタチで提示してみること。それは、自分で規定をして、その関係性について客観視してみるということでした。 でも、それを『書く』ということは、いつもとても難しかった。大切なお客様とのエピソードは書けても、その繋がりについて規定する、となると、自分の中のありとあらゆる引き出しをひっくり返して知っている言葉を漁ってみても、ピンと来るものが見つからない。感覚的なものを無理に言葉にしようとすることが、本当にただ無粋なようにも思えたものでした。 やっぱり関係性って、主観的だよな。と結論付けたらすっきりして、『あなた』に伝えるように書けば良いや、と思うようになりました。それは手紙のようなもので、その出会いが『わたし』にとってどんなものだったのか、『あなた』との撮影を通して『わたし』が『あなた』をどんな風に思っているかをひたすら、書く。私のブログは、いろんなお客様への手紙で溢れました(笑)。 そして、そんなブログを見て、わざわざ東京都を跨いで横浜青葉店まで来てくださったのが、H familyでした。 はじめての撮影を振り返って感じたこと 当時は、長男のsoちゃんが生後5ヶ月。撮影の間はやや繊細な反応を見せながらの、泣いたり落ち着いたりを繰り返しながらの撮影でした。そんなsoちゃんをご両家の皆様が温かく見守りながら、時間は穏やかに過ぎていったような気がします。 その時の撮影について書いたブログは、『LIFE FAMILY』に掲載されています。ブログを読んで指名をしてくださったご家族とのご縁は、写真館で写真を撮る、だけでない、『あなたに会いに来ました』、そう言ってもらえるような、ちょっと特別なご縁でした。 それから、soちゃんが1歳になり2歳になり、弟のryoちゃんが産まれ、……その度に、撮影のご指名をいただきながら、ふたりの成長について書き綴っていました。都合がつかずにご対応できなかったこともありましたが、横浜青葉店で出会ったご縁はありがたいことにここ、青山店まで繋がっています。 今回で、ライフスタジオ青山店も2回目の撮影でした。兄のsoちゃんはもうすぐ4歳、弟のryoちゃんも1歳の誕生日を目前に控えての撮影。ずっといっしょに担当している横浜青葉店のさきちゃんも、青山店まで来てくれて撮影に入ることができました。 以前にさきちゃんと撮影に入った時は横浜青葉店で、兄のsoちゃんが3歳七五三の撮影、弟のryoちゃんはまだ生後100日程でした。実はその後すぐにライフスタジオ青山店の予約を取ってくださり、ryoちゃんのハーフバースデーの撮影もしたのですが、その時はさきちゃんが来られず。今回さきちゃんはおよそ8ヶ月振りの再会となりましたが(あれ?それでも1年は経ってないのか笑)、その間のふたりの成長っぷりに、思わずこちらの表情が緩んでしまったものでした。 つかまり立ちができるようになった弟のryoちゃんはお兄ちゃんの1歳の頃にそっくりで、本人の成長と併せてお兄ちゃんの赤ちゃん時代を思い出してはしみじみと感慨深さに浸ってしまう。兄のsoちゃんは相変わらずのおっとり穏やかな空気感はそのままに、それでもやっぱり『お兄ちゃん』感が強くなってきました。 きょうだいになって、まだ1年。もう、1年。そんなふたりの記録。 ママさんは、いつも私のブログを楽しみにしてくださっています。 書き綴ることは、いつもとても難しい。ライフスタジオに入ってからどれだけの文章を書いたか知れませんが(しかも多分、量はだいぶ書いてる方だとは思いますが)、それでもいつも、悩みながら書いています。 自分が感じたり考えたり、想ったりすることは、常に自分の中だけで行われていて、それを誰かに伝わるように伝える、という手段を、私はこれしか知りません。感覚的なものに『言葉』というカタチを与えて外に出すことで、初めて『わたし』の中味はオープンになっていく。思うように伝わらないこともたくさんありますが、それでも私がこれを続けているのは、『わたし』という人間を少しでも知ってもらう為でした。そして、それを見て、『わたし』に会いに来てくれるひとがいます。横浜青葉店で出会い、青山店まで会いに来てくれるご家族とのご縁は、書き綴ってきた言葉が繋いでくれたものでした。 【書くことで知ってもらい、ご縁を深めたご家族】 このご家族とは、そんな関係性です。 書き綴ったものは縁を深くし、広く新たな縁を呼び込むこともあります。私が自分の為に書き綴ってきた、その言葉が、文章が、『わたし』という人間を開示して、そしてそんな『わたし』に信頼を寄せてくださるご家族がいます。立派な人間ではないですが、自分で書き綴った言葉には嘘偽りなく誠実でありたいと思う、その姿勢が私を今よりも少しだけ、良い人間にさせてくれそうな気がしています。 あっという間に大きくなってしまう子どもたちの成長を見守らせてもらえる、そんな光栄な役目を任せてもらえるカメラマンとして、誠実な人間でありたい。そう思うからこそ、書いて、出して、『わたし』という人間をオープンにしていく必要があるのだと、そう思っています。 書き綴ることは、いつもとても難しい。でも、きっとこれからも、私は写真を撮るのと同じくらい、書くことを続けていくでしょう。 ライフファミリー 「あなたに会えてよかった」 これはお客様と私たちとの宝物のような出会いの記録。 このかけがえのない関係がこれからも続くように願いを込めた、私たちからのラブレターです。 【ライフファミリーの一覧に戻る】
origin,[ライフスタジオ青山店 Kuroki Reiri] -187
2022/6/27
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ライフスタジオで10年以上カメラを握り続ける彼女。そんな彼女がライフスタジオに入社しての新人の頃に出会ったご家族とのストーリーをご紹介します。大ベテランのカメラマンでもこんな時があったのかと、文章から伝わる今では想像もつかない姿。そんな中で出会ったご家族と今でも続く関係。人は出会う人を通して、教わったり、新たなことを感じさせてもらったりするのだなと。彼女の中でも大きな起点となったご家族との出会いをぜひお読みください。 ライフスタジオでの初めての出会いは10年前 ライフスタジオで、こちらのご家族と初めてお会いしたのは10年前でした。当時、私は入社して3ヶ月あまり。研修期間を終えたものの、新人としてありがちな「子どもを笑わせられない」「撮影を上手く進めることができない」「と言うか、今何をやっているのか、何をやるべきなのかもうわかんない」みたいな大混乱期を迎えていました(笑)。きょうだいがたくさんいたから、子どもの扱いはある程度慣れていたかも知れません。でも、『撮影』となると、話はまるで違いました。いくら子どもに慣れていても、撮影を前提としたコミュニケーションは遊んでいれば良いというものでもなく、元気な子どもたちをどうやってその場に留めたら良いのか、泣いてしまう赤ちゃんをどうあやしたら良いのか、何をやるべきなのかが本当にわからなくて、カメラマンの「はい、OK、終わり〜」みたいな言葉を待ち続けてしまうような、…………今にして思うと、本当にダメダメな『新人』でした。 こんな状態でこの仕事を続けていけるのだろうかと不安に思っていたような、そんな時期に、私は初めてこのご家族にお会いしました。 当時は、姉が4歳、弟は生後6ヵ月。まだひとりで座ることもできないくらいの赤ちゃんでした。でも、彼はその時とてもご機嫌で、撮影は本当に、びっくりするくらいスムーズに進みました。そう、スムーズだったのは、ひたすらに彼がご機嫌で、お姉ちゃんはとても良い子で、パパさんママさんがとても素敵な雰囲気だったから、です。前述の通りのダメ新人だった私は、この撮影の時に何かに目覚めて大活躍したとかそんなことは一切なく(笑)、言ってみれば、たまたま被写体のコンディションが良かったから何の問題もなく終わった、という撮影でした。 でも、この時私の中にひとつ、蓄積されたものがありました。 それは、『楽しい撮影』のモデルケース。 子どもたちの可愛さをみんなで笑いながら見守って、パパさんママさんとも冗談を言い合って、穏やかに過ぎていくその時間。子どもたちを誘導しなきゃ、とか、笑わせなくちゃ、上手くやらなくちゃ、みたいな焦りが無く、その空間をゆっくり見渡すことができたその撮影は、いわゆる『余裕のある撮影』だったのだと思います。重ねてになりますが、それは決して撮影者側の手柄ではなく(笑)ただ、このご家族が撮影を楽しんでくださっていたからでした。明るく楽しい家族の空気感、それはダメ新人だった私さえも巻き込んで、『思い出を記録する楽しい遊びの空間』を私に体感させてくれた、そんな撮影だったのです。 私はライフスタジオの撮影者として、本来なら『美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間』を提供する側の人間です。しかし、ペーペーの新人だった私は最初にそれをお客様であるこのご家族に教えてもらったように思います。撮影が楽しい、って、こういう感じ。それは私の中でひとつの基準になりました。勿論、色んなご家族がいて色んな楽しみ方があるので、ひとつのケースではありますが、その感覚を知ることができたことは、当時の私にとって大きなきっかけになりました。帰って行く後ろ姿を見送りながら、素敵なご家族だな、撮影楽しかったなと思ったのをよく覚えています。まさかそこから、10年毎年お会いするご縁になるなんて、その時は思ってもいませんでしたが。 その翌年、またお会いできた時にはカメラマンとして撮影に入らせていただきました。 その次の時は私が別の店舗に異動していたものの、たまたまそこでご予約をいただき、再会することができました。新店舗で知っているご家族に会えたということの嬉しさと、パパさんママさんにもそのご縁を喜んでいただけたこと。お客様とスタッフ、ではあるけれど、また会いたいなと思うことや、そう思ってもらえることが、自分にも起こり得るんだということを、知りました。 素敵なご家族だなと思った最初の印象は、私の中で徐々に家族像へのひとつの憧れになりました。言葉で言い表すのは何とも難しいのですが、その家族の空気感、みたいなものが、このひとたちは本当に素敵でした。毎日当たり前のように一緒にいる『家族』という関わりを、本当に楽しんでいる感じ。彼らは家族の関わりを大切に想っていて、そこにいるひとたちをとても尊重していて、その姿勢を持った『家族』というチームはとても強い絆を感じさせてくれる、そんなご家族。ご縁を大切に、ひととの関わりを大切にしながら、その場をみんなで楽しもうという姿勢のあるご家族。 最初の出会いから、気が付けば10年。この10年、毎年の再会を心から楽しみにお待ちしていました。 あのご機嫌な赤ちゃんは毎年どんどんパパさんそっくりに成長し、今回の撮影では遂に声変わりの片鱗を見せていて、写真に残すことはできないあの幼い声を懐かしみながら「せめて今の声録らせて!!!!」と思わず動画で声の記録をさせてもらいました(笑)歩き始めた弟にヨチヨチ追いかけられて、浦安店のホワイトルームを「やだ〜こないで〜〜」と笑いながら逃げ回っていた姉は、ママさんの背を抜いて私の目線に迫ってきました。彼女の立ち姿を撮る時、そのまま撮ろうとすると違和感を感じることが増えています。子どもだったら見下ろせたのに、もう大人に対しての撮り方だなあ、と、しみじみ思いながら椅子に登ってみたりして、きっともうすぐ私も抜かされてしまうのだろうなと思います。(撮影:ライフスタジオ青山店 / Photographer:黒木玲理) 10年前に、ペーペーの新人だった私に撮影の楽しさを教えてくれたご家族は、私の憧れのご家族であり、恩人であり、間違いなく私の【原点】でした。 私に、ライフスタジオでの撮影の価値を教えてくれたひとたち。10年前のあの撮影がなかったら、……私は今ここに居ないのでしょう。毎年の再会は、私が忘れ得ない原点を思い出させてくれます。あの時は、まさか10年もの間撮影させていただくことになるなんて、思ってもみませんでした。『撮影の楽しさ』を最初にもらったのは私の方で、私はそれを自分から作り出せるようになりたかった。どうでしょうか、そうなれているでしょうか? 10年経って変わったものもたくさんありますが、10年経った今回も、私はやっぱり「素敵なご家族だなあ」と思い、「また会いたいなあ」と思います。変わらずに感謝して、憧れて、彼らと向き合う為に真摯でいたいと思います。そんなご家族とのご縁を、これからも大切に繋げていきたいと、そう思っています。 ます。 ライフファミリー 「あなたに会えてよかった」 これはお客様と私たちとの宝物のような出会いの記録。 このかけがえのない関係がこれからも続くように願いを込めた、私たちからのラブレターです。 【ライフファミリーの一覧に戻る】
背筋を伸ばして撮影させてもらえる刺激をくれるひとたち [ライフスタジオ青山店 Kuroki Reiri] -186
2022/6/9
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何年もライフスタジオに家族の記念写真の残しに来てくれるご家族。その中の撮影で出会ったとあるカメラマン。そして数年後に指名という形で、そのカメラマンと再会を果たします。撮影や写真が良くて再度指名してくれる方がライフスタジオには多くいらっしゃいます。写真が良かったと感じてもらうためには、実際には様々な要素が関連しています。写真以外にもカメラマンやコーディネーターとのコミュニケーション、撮影空間での居心地や楽しい思い出といったような記憶。そのすべてを感じて満足してもらえるようにライフスタジオでは撮影に努めています。 背筋を伸ばして撮影させてもらえる刺激をくれるひとたち 写真館で働くカメラマンとして撮影を担当して欲しい、と思っていただけることは、とても光栄なことです。 年に一度、「家族みんなでライフスタジオで写真を撮る」ということを、毎年の恒例行事にしてくださっているご家族も多くいらっしゃいます。年に一度、そんな大切な時間をお任せしてくださる、その期待と信頼に撮影者として応え続けられるようでありたいと思っています。 ライフスタジオでの撮影予約スケジュールの欄に『れいり指名』と書かれたご予約のお名前に、最初はピンと来なかったこちらのご家族。来店履歴を見ると、10年以上前から毎年いろんなライフスタジオに家族の記念写真を残しに来てくださっているご家族で、その中で一度、2年前の千葉フォレスト店での撮影をカメラマンとして私が担当していました。写真を見た瞬間にすぐ思い出したのは、その時の撮影が私にとっても印象的だったからでしょう。よく晴れた秋のライフスタジオ千葉フォレスト店で、そのロケーションと光は撮影者を良く刺激しましたし、被写体であるこちらのご家族の皆様も本当に素敵な空気感を持ったひとたちでした。 長男が1歳の頃から毎年撮影に来てくださっていて、ライフスタジオそのものを楽しんでくれている、その空気感は多分、歴代の撮影者たちが培ってきた信頼に依るものだったのでしょう。ご家族みんなで千葉フォレスト店というライフスタジオを楽しんでくださっているその姿は、初めてお会いした私でもライフスタジオのいちスタッフとして、嬉しかったです。 私が千葉フォレスト店にいたのはほんの2週間程度で、その僅かな撮影の機会でお会いしたご家族でした。昨年は他の店舗へも行ってくださっていて、そして今年の秋、ライフスタジオ青山店で私の、カメラマンとしてのご指名をいただきました。 ご予約の受付をしたのは私ではなかったので、ご指名の理由が何なのだろう、と、嬉しさの反面でそわそわしながら再会を楽しみにしていました。 ライフスタジオ青山店での撮影当日、「お久しぶりです」とご挨拶したママさんからは、にこやかに「前に撮ってもらった写真が良かったので指名しちゃいました〜」とのひと言。この言葉に、私の緊張感はガッと跳ね上がりました(笑)。※カメラマンのくせに『写真』を理由にした指名をもらうと緊張しちゃうのです……。 2年ぶりの再会となった子どもたちは、以前に会った時と比べて少し落ち着いた様子で、いやでもこれは、前回があの広大な敷地ではしゃぎ過ぎてただけなのか……?とも思ったりして、2年前の印象や記憶を引っ張り出しては目の前の彼らと相対比較しながら、その変化や成長やパーソナルな部分の情報収集に頭はフル回転。 天真爛漫な末っ子姫は以前より少し落ち着いていたし、カメラの前で撮られることを楽しんでくれていた次男はほんの少し照れのあるぎこちなさを見せていました。千葉フォレスト店での撮影の時にはソロは撮らなかった長男は、恐らく照れや気恥ずかしさを少し超えて、ちょっと大人になった雰囲気で撮影に臨んでくれていました。 ライフスタジオ青山店の撮影環境を最大限活用して迎える今回の撮影 2年分の時間は、確かに流れていました。 そんな彼らを前にして、私はカメラを持って、ライフスタジオ青山店を見渡します。 ここには広大な敷地も芝生もないし、あの日のような晴天でもありませんでした。でも、15年前に初めて『ライフスタジオ』として始まったこの場所で、それこそ10年以上毎年ライフスタジオに来てくれているご家族をお迎えできること、その来店履歴の中で初めてご指名で担当させてもらえること、そういうことは、跳ね上がった私の緊張感を濃い集中力に転換してくれました。 家族写真ときょうだい写真の無邪気さで場の空気が温まり、肩に入った余計な力は適度に抜けて、目の前の子どもたちをどんな風に表現しようか、この空間でどんな写真を撮ろうか、そういうことを目まぐるしく考える、その撮影はとても楽しい時間でした。 毎日撮影をしていく中である程度の習慣化はあって、そこからまた脱却して新しいものを探求するには『いつもとちょっと違う』ことが必要で、……この時、それは、「写真が良かったので指名しちゃいました」と言ってもらえたことによる、ちょっと頑張りたいぞとか期待に応えたいぞとかいう感じの背筋の伸びる様な集中力が、私にそういう刺激を与えてくれました。何歳になっても残したいのが兄弟姉妹写真。笑顔で並ぶ姿は一生の宝物。(撮影:ライフスタジオ青山店 / Photographer:黒木玲理) 兄弟妹それぞれの良さを見出し、撮影環境を活かしながら残す写真。一人一人の個性と愛らしさと今の姿を記録していきます。家族に喜んで頂くために、そして大切な家族の今を残すことを任せてくれたことに応えるために。 『写真』を純粋に突き詰められる程、『写真家』としてのクリエイティビティは自分には無いように思っています。でも、目の前のご家族の為の、そのひとの為の、『見たらちょっと幸せな気持ちになれるような写真』を撮りたいと思っています。私が撮るのは芸術的な、作品的な写真では無いかも知れないけど、そのご家族にとって大切なものになることができる。それだけは、ちょっと胸を張れる私の写真の良さであって、それを良いと感じてくれる人がいて、そしてこうしてまたお会いすることができたりもして、……そんな再会がまた、私の写真の刺激になっていく。 被写体と向き合う75カット この日の75カットもまた、私にとって印象的な撮影になりました。 子どもたちが成長して、幼い頃のように無邪気には撮らせてくれなくなったとしても、年に一度の恒例行事としてのライフスタジオくらいは付き合ってもらえるように、その日の写真を見て自分の素敵なところにまたひとつ気付いてもらえるように、そんな写真を少しでも多く残せるように、そしてまた何処かで再会できるように、背筋を伸ばして、楽しんで、集中して撮った75カット。自分がこの1年近くの間撮影してきたライフスタジオ青山店という空間で、もう一度まっさらな気持ちで被写体に向き合ったような、そんな75カットになりました。 このご家族との関係は、【背筋を伸ばして撮影させてもらえる刺激をくれるひとたち】です。 ライフスタジオに初めて来てくれたのは私が入社するよりも前で、いろんな先輩方がこのご家族の撮影履歴に名を連ねています。その中で、2回履歴に残った私の名前。また撮って欲しい、そう思ってもらえたそのことが、とてもとても、光栄。 またお会いしましょう。その時にもきっと、また少し緊張しながら、でもしゃんと背筋を伸ばして、カメラを持たせていただきます。 ライフファミリー 「あなたに会えてよかった」 これはお客様と私たちとの宝物のような出会いの記録。 このかけがえのない関係がこれからも続くように願いを込めた、私たちからのラブレターです。 【ライフファミリーの一覧に戻る】
可愛い男の子から届くお手紙の数々、そして一緒に楽しむ私たちの撮影 [ライフスタジオ横浜店 Nakagawa Misaki] -185
2022/5/25
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誕生日記念の撮影の際にプレゼントされたライフスタジオオリジナルのらいふくんという白いぬいぐるみ。それをもらった可愛い男の子は、らいふくんに撮影を担当してくれたスタッフの名前を付けました。毎日毎日を大切に過ごし、毎回の撮影にはそのぬいぐるみを持ってきてくれるように。そして彼は毎回とっても素敵なお手紙を書いてくれます。撮影を続けるカメラマンやコーディネーターにとってはこの上なく嬉しい贈り物です。そんなご家族様と自分の名前を付けてくれたスタッフのストーリーをご紹介します。 くまのさきちゃんとあおちゃん 2019年。 ライフスタジオにお誕生日の記念撮影(バースデーフォト)で来てくれたこどもたちにプレゼントされた、ライフスタジオオリジナルの白くまのぬいぐるみ。撮影終わりに「プレゼントだよ!」と手渡すと、いろいろなこどもたちの反応を見ることが出来ました。 ぎゅ~っと大事に抱きしめられながら、それぞれのお家へと連れていかれたくまちゃんたちは、今はどうしているんだろう。 みんな大事にされてるかな? ときおり、くまちゃんたちはライフスタジオに帰ってきます。 それぞれの家庭で愛されたくまちゃん達の姿は実に様々で(笑) お部屋の棚に飾ってあるよ! 毎日抱きながら寝てるんです! お揃いのお洋服着せてあげてるんだ! ○○って言う名前なんだ! 大事にされているんだなぁ、と実感します。 願わくば、それぞれのお家で、私達の代わりにこどもたちの成長を見守ってくれる存在になっていればいいな、なんて思います。 今回は「さきちゃん」という名前のくまちゃんと遊びに来てくれる男の子のご紹介です。(撮影:ライフスタジオ横浜青葉店/Photograper:小林かおり/コーディネーター:中川みさき) 撮影を担当したご家族様から届いた嬉しいお便り 「プレゼントでいただいた白くまちゃんに、さきちゃんと名前をつけて毎日かわいがっています♡」 ママさんからこんなかわいいエピソードを綴ったお手紙が届いたのは2019年。 あおちゃんが4歳のお誕生日の記念撮影の時でした。この時に撮影を担当していたのはこばちゃんと私。かわいいお喋りと仕草で、撮影時に私たちをメロメロにしたあおちゃん。撮影終わりもふたりで「また会いたいね!」「かわいかったね!」と繰り返し話をしていたので、撮影から数日後に届いたこのお手紙に嬉しさと、愛おしさが爆発したことは言うまでもありません(笑) 以前のブログ→くまのさきちゃん(撮影:ライフスタジオ横浜青葉店/Photograper:小林かおり/コーディネーター:中川みさき) 毎年迎えるあおちゃんとの記念撮影 そしてそれから毎年、あおちゃんと、くまのさきちゃんは、私達に会いに来てくれています。あおちゃんは予約前の電話の時も、いつも電話口でお話をしてくれます。 「今年も会いに行くね」 「6歳になるからね」 いつも電話口でにやにやが抑えられません。かわいすぎて泣く。 早く、早く、あおちゃんが遊びに来る日にならないかな。 そして、今年もあおちゃんのお誕生日当日に、ライフスタジオ横浜青葉店へとやってきてくれました。 もちろん、くまの「さきちゃん」を連れて。お風呂にも入れてくれているというさきちゃん。あおちゃんに大事に、大事にされて、ふわふわのさきちゃん。おかえり、今年も1年、大事にされてよかったね。字を書くのが好きなあおちゃん。去年からは、お手紙を書いてくれるようになりました。え~、かわいい;▽;このお手紙は私たちの事務所にしっかりと飾ってあります。 毎年出来ることをいっぱいいっぱい増やして、遊びに来てくれるあおちゃんは、出来る様になったことをひとつひとつ披露してくれます。今年のライフスタジオでの撮影の時に披露されたのは、見事な側転と、完璧な白目(笑)なんだか去年からまたお兄さんになって、ちょっとやんちゃに、男の子っぽくなってきたあおちゃん。スタジオの衣装を着てクールに大人っぽく決めるあおちゃん。でもやっぱりまだまだお茶目な一面も。いろんな角度からあおちゃんらしさを記録に残していきます。 (撮影:ライフスタジオ横浜青葉店/Photograper:小林かおり/コーディネーター:中川みさき) でも優しいところ、かわいいところ、変わらないところもたくさん。 いつも楽しい時間をありがとう。 今年もたくさんお話ができてとっても嬉しかったよ^^衣装を変えてカジュアルで可愛らしいインテリアの空間での一枚。 (撮影:ライフスタジオ横浜青葉店/Photograper:小林かおり/コーディネーター:中川みさき) あおちゃんの撮影はいつも、あおちゃん自身のやりたいことを叶えていく撮影。 「一緒に遊びながら、楽しく」をモットーに。これははじめましての撮影の時から変わりません。このさきも彼が楽しいと思うことを、私たちも一緒に楽しみたいと思っています。 撮影後にもお手紙とお菓子が届きました♡毎年、ライフスタジオにくるのを「まだかなまだかな」と楽しみにしているそうです。私たちもあおちゃんfamilyに会えるのを本当に楽しみにしています。あおちゃんからのお手紙、パパママからのメッセージ。いつも励みになっています。 くまの「さきちゃん」はきっかけです。 プレゼントしたくまちゃんに私の名前をつけてくれたのは、きっと初めの撮影があおちゃんの中でとっても楽しいものだったからなのでしょう。そのことは、私に自信も持たせてくれました。あまり話し上手ではない私は、いつも悩んでいます。私がきてくれる家族と関係を作るためにできることはなんだろうと考えると、とにかく全力でこどもたちを楽しませてあげることなのです。 「楽しかった!」 「またさきちゃんと遊びたいな!」 「また会いにくるね」 あおちゃんfamilyの存在が教えてくれたのは、【全力で一緒に楽しむことは人との関係へとつながる】ということです。 あおちゃんfamilyとは「また7歳のお誕生日の記念撮影で」と約束をしています。来年も一緒に楽しみましょう。 会えるのを楽しみにしています。 ライフファミリー 「あなたに会えてよかった」 これはお客様と私たちとの宝物のような出会いの記録。 このかけがえのない関係がこれからも続くように願いを込めた、私たちからのラブレターです。 【ライフファミリーの一覧に戻る】
7年以上撮り続けてきた家族 出会いから今までのつながりは自分想いを行動にすることから [ライフスタジオ名古屋西店 Kobayashi Kaori] -184
2022/5/10
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名前を呼んでくれて、ありがとう 人生を通して、人との出会いは何度訪れるでしょうか。ライフスタジオにいると毎日が、出会いと再会の連続です。人に出会い、向き合う毎日。そんな嬉しい毎日が、当たり前になってしまわないように。向き合い続けていかなくてはと、改めて感じています。 【写真館のお姉さんではなく、一人の人として、名前を呼ばれる幸せを教えてくれたMちゃんファミリー】 デレデレと書き綴ってみようと思います。笑 彼女とのライフスタジオでの出会いは2歳の撮影の時 2014年。ライフスタジオで初めて出会った時、まだ彼女は2歳でした。ぱっつん前髪に、にこにこ笑顔。ふくふくのほっぺ。何をしても、笑ってくれて、表情豊かに反応してくれて。可愛くて可愛くて。ま~可愛くって。 最初はコーディネーターとして撮影に入らせて頂いていたのですが、まあ可愛すぎて離れられずにおりました(カメラマンは困ったことでしょう。) 3歳の七五三撮影では自ら入りたいと立候補 次の年には3歳の七五三記念の撮影予約が入ったのを見て、まっさきに「小林入りたい!!」と立候補しました。初めての七五三撮影での慣れない着物で緊張しちゃうかな?と思いましたが、変わらぬ笑顔でにこにこと着物を着て楽しんでいる姿にまたまた癒され、終始可愛い~~~と私が叫び続ける撮影となりました。 時折見せるお姉さんな表情も、にっこり目尻が下がっちゃうほどの笑顔も大好きで、また絶対会いたい!と思っていました。その次の撮影からは、カメラマンとして撮影に入らせてもらうように。 彼女が読んでくれる私の名前 コーディネーターやカメラマンとして撮り続ける家族 3度目くらいの撮影からは、「こばちゃん!」とお名前を呼んでくれるようになり、にこにこ大好きな可愛い笑顔で飛びついてくれるようになりました。とにかくその時は、予約が入って名前を見たら、「私が!入りたい!会いたい!!」と名乗りを上げ、撮影に入らせてもらっていました。 3度目のライフスタジオでの再会でカメラマンとして入らせて頂いた撮影では、ママさんのお腹には新しい命が!ママさんのマタニティ撮影もさせていただきました。初めて出会った時はまだ赤ちゃん感の残るむちむち2歳さんだった彼女が、何とお姉ちゃんに!!感激でした。 撮影以外にも、店舗で以前スタジオの衣装や小物のバザー&写真展イベント(カンボジアの寄付イベント)を行ったことがあり、そのイベントに遊びに来てくれました。そのときは出入り自由でお客様が店舗に沢山いらっしゃっていたのですが、その中でも「こばちゃ~~~ん!!!!」と、私を見つけて叫びながら駆け寄ってくる彼女。もうこの時点で、勝手に撮影に入らせてもらっていた「私の片思い」は、彼女と両思いであると確信しました、勝手に(笑) 2016年までの4度の撮影とイベント、私は彼女と再会をし続けました。 その後、2017年、転機が訪れ、1年間ライフスタジオ新横浜店へ異動となりました。 その年の撮影だけは、彼女の撮影には入れず。。 撮影に入ったスタッフから、「とってもおりこうさんで可愛かったよ!」という報告と、「こばちゃんのこと覚えていたよ~」と聞き、会いたかったな~なんて思っていました。よし、次回は何が何でも、と心に決めていたわけですが。 なんと、その次の年から、「彼女の」ご指名をいただけるようになりました。基本人懐っこく、誰とでも仲良くなれる彼女、そして妹ちゃん。出会ったお姉さんやお兄さんとはすぐに仲良くなっちゃうふたりなのですが、それでも「こばちゃん」を覚えてくれていて、指名してくれるなんて。驚きと感激で泣きそうになったことを覚えています。その時点で「やっぱり、両思いだ!」と再度確信したのでした^^ そこから今年の再会まで、彼女と彼女のファミリーと7回の撮影をご一緒させていただきました。 2歳だった彼女はすっかりお姉さんに。もう9歳。 お腹の中にいた妹ちゃんも、もう5歳。 今回は二年ほど時間が空いたので、より彼女たちの成長に驚かされました。でもいつもと変わらない笑顔で、「こばちゃん!」と呼んでくれるのは本当に嬉しい限り。 「また会いたい」その気持ちを大切にしよう。 「また会いたい」それなら気持ちを伝えなければ。行動しなければ。 そうやって突き進んできた結果、こうして大切な関係が生まれました。 今回、撮影後に彼女と妹ちゃんが私とみきちゃんに絵を描いてくれました。 実は、お写真の掲載が出来ないファミリーさまでしたので、絵を見た瞬間、あ!!!ブログを書こう、と思いました。思いを綴りたい。そう思いました。ママさんに、この絵って、ブログに掲載しても大丈夫でしょうか?と伺ったところ、どうぞどうぞ〜と快くご承諾いただけました。 可愛い二人の手と、絵とともに。私からの勝手な重めの愛を(笑)思いを綴らせていただきました。 いつも名前を呼んでくれてありがとう。 昔もいまも、ずっと大好きです!! 想いを綴ってきた撮影で出会ったご家族様とのブログ これまでも、「バタフライ」という、一つシリーズのように、お客様への思いを綴るブログを書いてきました。もちろん、私だけではなく、ライフスタジオのスタッフは日々お客様に向けて思いを、考えを、文章で綴っています。写真について書いている写真分析や、フォトジェニックなどもそうです。 その人のために、家族のために、どんな撮影をしたのか?どんな考えだったのか? それを言葉にして伝えることをライフスタジオでは大切にしています。 「伝えるためにまず自分の思いや考えと向き合うこと」 「それをちゃんと言葉にして発信して、伝えること」 「続けていくこと」 始まりは「また会いたい」の実現を、という思いから。写真スタジオで「また」を実現させるのは実はとても難しいです。一年のうちのたった数時間。その一つ一つを見逃さないように、繋ぎ合わせながら一緒に時間を共にして、また、と、約束をするのです。 私がライフスタジオ横浜青葉店に来てから、今年でまる8年の時が過ぎました。いろんな出会い、再会がありました。それに伴い自分自身にも、いろんな思いがありました。私にできることは、本当に些細なものしかなくて。それでも、「また会えて嬉しい」をつなげて行くために、日々心には緊張と楽しみを抱えながら、出会いを大切にして来ました。それが私たちがいるこの場所の最高の醍醐味だと思っているからです。 そして、できれば新しいメンバー達にもそんな風に一つ一つの出会いを大事にしてほしい。そんな思いから、再度バタフライという名前を一つのきっかけに、こうやって思いを綴り伝えることをスタートさせることになりました。思いを体現していく方法は様々です。自分の方法があれば一番です。でも、私はこのバタフライが一つのきっかけで向き合えたものが多くあります。少しでもいい。お客様にはもちろん、一緒に働くメンバーにも、少しでも、思いが届けばいいなと思います。 私はとても不器用で、天才的なセンスもなければ天才的なおしゃべり技術もなければ面白さ文章力も誤威力も、、、そんなにありません。でも誠実に、不器用でも、向き合うことから逃れずにまっすぐコツコツ進むことで、大切な関係を繋いでで行くことができるのだと考えています。 いろんな人のいろんな関係を見ながら。 いろんな出会いを経て。 今の私がいます。 大切なことに気がつき、自分の中で少しでもこうして思いを伝えることができるようになったことを嬉しく思います。今回お話したファミリーも、これまでお話させていただいたファミリーも。様々なきっかけがあって今があります。でもきっかけは自分の一歩から始まることが多いです。 改めてスタートするきっかけの一つ目の投稿、Mファミリーにも感謝の気持ちでいっぱいです。 本当にありがとうございます。 また会えて、嬉しかったです。 ライフファミリー 「あなたに会えてよかった」 これはお客様と私たちとの宝物のような出会いの記録。 このかけがえのない関係がこれからも続くように願いを込めた、私たちからのラブレターです。 【ライフファミリーの一覧に戻る】
写真館で出会うたくさんのご家族 そして生まれる幸せなご縁 [ライフスタジオ青山店 Kuroki Reiri] -183
2022/4/25
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ライフスタジオで2021年で10年間目を迎えるカメラマン。このライフスタジオという場所でたくさんのご家族に出会ってきました。記憶に残るご家族、そして何度もの再会を繰り返しながら10年以上もの歳月を撮り続けるご家族、本当に嬉しいご縁の数々です。ただのカメラマンとしてではなく彼女自身のことをご家族も記憶してくれて、日本に帰ってくるたびに彼女の場所を訪れてくれる家族。そのストーリーをご紹介します。 言葉にもたくさん残して来た家族との思い出そして、記録してきた写真の数々 幸せなご縁を繋がせていただいているご家族がいます。初めてお会いしたのは、2017年のこと。それ以来何度かお会いすることもできて、その出会いや再会について綴ったblogは『ライフスタジオとご家族のストーリー』として、HPの『ライフファミリー』というコンテンツで紹介させていただいています。 ◆ライフファミリー007/Rioへの手紙 ◆ライフファミリー065/近すぎる写真館 ◆ライフファミリー129/近すぎる写真館の近すぎるひとたち 私が今「こう」なっている大きなきっかけを与えてくれたご家族 『ライフファミリー』の中でも、3度のご来店で3度ともこちらにピックアップさせていただいているご家族はなかなか無いような気がします……。でも、その3度の撮影とそれにまつわるエピソードは、私自身にとっても強烈で、大切な経験でした。 商業的な関係性を超えて、人と人としての関係性を構築しようとするライフスタジオのスタッフの姿勢は、入社したばかりの頃の私にとってあまりにもカルチャーショックでした。そして、それに憧れたりもしました。こんなにカタい自分でも、いつかこういう風にお客さんと楽しい時間を過ごすようになれるのかな?って。 先輩たちの背中を通して見てきたものを自分なりに体現しようとして、私は今、こうなっています(笑)。そして、バラードfamilyは間違いなく、私が今「こう」なっている大きなきっかけを与えてくれたご家族なのです。 この春、ライフスタジオ青山店に異動することをお伝えしたら、すぐに青山店でご予約を取ってくださったバラードfamily。海外にお住まいでしたが、私の異動と時期を同じくして日本に戻ることになったということで、この春の再会を楽しみにしていました。何しろ前回の撮影の時はママさんがマタニティでのウェディング撮影。そして昨年はお会いすることができず、ママさんのInstagramで末っ子の女の子の成長を見守らせていただいていました。その彼女に、遂に、会える。当日は、おやすみだったなっちゃん(これまでの撮影に一緒にコーディネータとして臨んでくれたスタッフ)まで遊びに来てくれて、ライフスタジオ青山店に少し懐かしい空気感がありました。 初めて会った時には七五三の記念撮影だった長男のRioくんはすらりと背が伸びて、相変わらず紳士的で思いやりのある、優しい男の子。 次男のReiくんはやんちゃ盛りで、お兄ちゃんの後を追いかけて遊びまわってくれます。初めて会った時は、うつ伏せもやっとなくらいの小さなBabyだったのに。 そして、初めましての末っ子Baby、Sasha。次男くんの赤ちゃんの頃によく似たくるんくるんの栗色の髪が可愛くて、でも本人は初めての場所にちょっと緊張していて……そんな彼女の緊張に寄り添いながら、撮影は進みました。(撮影:ライフスタジオ青山店/Photograper:黒木玲理) ライフスタジオ青山店で撮影した赤ちゃん写真の数々 (撮影:ライフスタジオ青山店/Photograper:黒木玲理) お兄ちゃんたちの盤石な協力体制での3ショットを経て、ソロのおむつ撮影の頃にはとことこ歩き回るくらいに緊張の解れたSashaちゃんの、おむつを脱ごうとする後ろ姿はReiくんの1歳の記念撮影の時の写真とそっくりでした。仕草がとっても可愛い1枚。この家族だけの思い出のカットとして。 (撮影:ライフスタジオ青山店/Photograper:黒木玲理) まんまるい、赤ちゃんのライン。突然始まる可愛い仕草。とことこ歩き回りながらも、私たちを認識してくれる彼女の様子になっちゃんも私も可愛いかわいいと大はしゃぎしながらの撮影。 今回はパパさんが来れなくて、ママさんとママさんのお母様との、5人での撮影でした。おふたりともたくさん、たくさんの思い出話を一緒にして、Sashaちゃんの中にReiくんが赤ちゃんだった頃の面影を見ては笑い合ってしまいました。いただいたお土産の中に入っていたRioくんのお手紙は、私たちを気遣ってくれる本当に優しい言葉たちで綴られていました。 4年間という歳月、初めての撮影で出会ったその日から強く心に残る家族 改めて、この4年余りの間に繋がって、深まったご縁の不思議さを感じます。 飛行機に2回乗って、バスに乗って来てくれたあの男の子たちが、今は同じ国に住んでいて、私は場所を変えても同じ思い出を共有しながらこうして撮影させてもらうことができている。おやすみなのに都合をつけて来てくれたなっちゃんと、あの日出会った優しくて紳士的な男の子の成長を、ご家族の変化を、初めましての出会いを、一緒に喜び合うことができる、そういうことの、しあわせ。 ライフスタジオで出会って、近すぎる写真館で深まったご縁は、ひととひととしての繋がりになりました。恐らくこの先も、何かが変わることはたくさん、たくさんあるのでしょう。でも、きっとまた変わらずにお会いできる、そんな気がしています。 変わっていくものを、変わらない姿勢で見守らせてもらえる、私の今の仕事がとっても好きです。この時撮影したSashaの後ろ姿の写真は、ライフスタジオでの2021年4月のPhotogenicになりました。私にとって2回目の、自分でも心から喜べるPhotogenic。ライフスタジオ青山店の初めてのPhotogenicが、こういう関係性のもと撮影された写真であったことが、私にとってはこの上ない、幸せなことでした。 【出会えたことが幸せと言えるご縁】。 私とバラードfamilyとの関係は、そう言えます。 会いに来てくれて、ありがとうございました。そしてまた必ず、お会いしましょう^^ ライフファミリー 「あなたに会えてよかった」 これはお客様と私たちとの宝物のような出会いの記録。 このかけがえのない関係がこれからも続くように願いを込めた、私たちからのラブレターです。 【ライフファミリーの一覧に戻る】
ひとつの出会いを大切にー [ライフスタジオ横浜青葉店 Nakagawa Misaki] -182
2022/3/26
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カメラマンとコーディネータがファンになって、自らご家族の撮影に入ることを楽しみに、毎年の撮影に参加している2人。写真館で働く人で、家族のことを記憶し、毎年の撮影に自ら志願して入る人はどれほどいるのでしょうか?ライフスタジオでは多くのカメラマンやコーディネーターがご家族様との再会を楽しみに迎えています。そして子供達やパパママさんからスタッフの指名を頂く事はもちろんですが、スタッフ自らがご家族様のファンになり、撮影にはいることもあります。そんなご家族様とのストーリーです。 ライフスタジオで働きながら、学んだことのひとつ 【大事なのは、ひとつひとつの出会いを大切にすること。】 それを改めて感じさせてくれるのが今回ご紹介する大塚Familyです。 ライフスタジオで働きながら、日々思い、感じることは、言葉でいうのは簡単だけど、体現するのは難しいことだと思っています。 でも、大切にしてきたひとつひとつは確実に未来に繋がっていて、自分にとってかけがえのないものになっていくのだと、本当にそう思います。人は、人との出会いの積み重ねで出来ていて、その積み重ねは確実に自分の人生を豊かにしてくれる。 「この人に会いたい」そう思える人がいること自体、とても幸せなことだなと思うのです。願わくば、相手にも私のことをそう思ってもらえていれば…。そう思ってもらえるように働くことが、今この場所にいる理由だなぁと思います。 * 2017年にライフスタジオ横浜青葉店で働き始めてから、早いもので4年がすぎました。 実はこうしてブログを書かせていただくのは、2017年に出会ったご家族、というのがほとんどになります。働き始めたこの年が、自分にとって印象的な出会い、出来事が多かった1年であるのと同時に、はじめましての出会いからできた縁を大切にさせてくれる環境が、横浜青葉店には整っているからなのでしょう。 私がライフスタジオ横浜青葉店にいてよかったな、と思う1番はこの部分。 私の大切な人を、周りの人も大切にしてくれること。 「会いたい」というわがままを受け入れてくれること。(なんならスタッフ全員がそれぞれに「会いたい」というわがままをいうところ(笑)) これが横浜青葉店が『近すぎる写真館』である所以であるし、この場所にいたいなと思う1番の理由です。ただこれは「場所」よりも一緒に働く「人」が大きく関わる部分で、そんな文化を作ってきてくれた先輩たちには本当に感謝しかありません。今度は自分が先輩になって、そういう場所を作っていけるのか…踏ん張りどきです。(撮影:ライフスタジオ横浜青葉店/Photograper:小林香織/コーディネーター:中川みさき) 元気いっぱいさや楽しさの伝わる写真。ライフスタジオでは楽しい思い出に残る撮影をしながら、スタッフもご家族様をその瞬間を一緒に楽しめるように撮影を行っています。 初めての出会いとなる撮影は2017年 彼女たちとの関係も2017年のはじめまして!の撮影から、「会いたいな〜」という私のわがままからずっと繋がってきたものです。笑顔弾ける仲良し兄弟写真姉妹写真。 (撮影:ライフスタジオ横浜青葉店/Photograper:小林香織/コーディネーター:中川みさき) 実は2018年は彼女たちの撮影を担当することができませんでした。廊下ですれ違った彼女たちに「あいたかったよ〜!!!」と声をかけて、こどもたちにぽかん…とされたのを覚えています(笑) 「この子達は本当にかわいいし、写真もめっちゃ上手だから!!!」 「この三姉弟はとにかくかわいいから!」 2018年、撮影を担当したスタッフには念押ししながら伝えた記憶があります(笑)そしてここから、2019年、2020年、2021年…とずっと勝手に撮影を担当させていただいています。同じく彼らのファンである、こばちゃんとともに…ランドセルを背負って、記念写真をパシャリ。 (撮影:ライフスタジオ横浜青葉店/Photograper:小林香織/コーディネーター:中川みさき) こうして写真を並べてみると、3人とも本当に大きくなったなぁ。実は今年もちょこっとわがままを言って、彼女たちの撮影に入らせていただきました。協力をしてくれた店舗の皆さん、とくに飛翔くん、ありがとう。おかげで今年も彼女たちに会うことができました^^ 出会った時はお膝に乗っちゃうくらい小さかったてるやも、今年はピカピカのランドセルを持ってきてくれました。いつもなんだかんだと言いながらも一番楽しそうなこうやも、ずいぶんとしっかりがっしりとしてきました。しっかりものの長女ゆずちゃんは、来年はもう小学校の卒業を迎えます。 家族の成長を見守り、撮影するのを通して、いつしか親戚のような気持ちに ライフスタジオでの再会は1年にたった1日。しかも2時間程度。でもその2時間を積み重ねて、積み重ねて、パパさんママさんと一緒に、彼らの成長を見守らせていただきながら、私たちは勝手に親戚のような気持ちでいます。可愛いドレスを着ての記念撮影と、小学校に通う今を記録する記念写真。 (撮影:ライフスタジオ横浜青葉店/Photograper:小林香織/コーディネーター:中川みさき) 毎回「私の名前覚えてる?」と聞いても、3人とも「………(笑)」という反応です… こんなに毎年一緒に写真も撮っているのに…(笑)彼らに「さきちゃんとこばちゃんにに会いにきたよ!」といってもらうにはもうひと頑張りかもしれませんが…それでも私は彼らが大好きなので、来年も撮影に入らせてもらいます。ひとつ、ひとつの出会いを大切に。繋いだ縁を、この先も繋いでいけるように。 そして、『近すぎる写真館』として、この先もそんな出会いを作っていけますように。 ライフファミリー 「あなたに会えてよかった」 これはお客様と私たちとの宝物のような出会いの記録。 このかけがえのない関係がこれからも続くように願いを込めた、私たちからのラブレターです。 【ライフファミリーの一覧に戻る】
思い出を共有し合える関係 人生を記録する写真館の中で生まれる家族とのストーリー [ライフスタジオ青山店 Kuoroki Reiri] -181
2022/3/4
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カメラマンにとって幸せなこと、嬉しいことの一つは、毎年ご家族に会って成長を共に実感できること、そしてその家族が、自分のことも記憶してくれて、またスタジオに来てくれることです。いろんな共通の思い出を話しながら、今の成長している姿を今の形で収めること、変化していくものと変わらずに残っているものをまた今年も一緒に笑いと共に共有できることはカメラマンにとってもとても楽しい一日、記憶に残る一日となっていきます。また会える日が楽しみになり、カメラマンとしてここに居続けたい理由にもなります。ある季節がやってくると、いつも来てくれる家族。いつしかその季節がカメラマンの心にも、家族を連想させるようになりました。そんな家族との撮影のストーリーをご紹介します。 少し前の話です。ジリジリ暑い、夏の話。 ここ数年の夏の暑さは、私が子どもの頃よりずっと過酷な感じがします。それでも、個人的には夏という季節が好きです。自分も夏生まれだし、何かとアニバーサリーなこともあるし、撮影で大好きなご家族に会える季節でもあります。 ここ数年、毎年夏になるとやってくる、こんがり日焼けをした3きょうだいは、もはや私にとって夏の代名詞。ライフスタジオで撮影してきた彼らの写真を見ると、めちゃくちゃ楽しくて最高に幸せな、あの暑い夏の日を思い出します。 2021年の1月、ライフスタジオ青山店に届いたとある1枚の年賀状には、眩しいくらいのご家族の笑顔の写真と『自分で撮った写真で年賀状が来るってどんな気持ち?笑』と書かれていました(笑) そりゃもう嬉しいもんですよ、と思いながらその年賀状を眺めて、今年はピザパーティーできるかなあ、と来たるべき夏に想いを馳せたものでした。 2019年のご来店時に、次の撮影の時にはみんなでピザでも食べようよ、と約束をしたご家族。昨年は、感染症のことを考えればピザを食べてる場合でもなかったので泣く泣く諦めて、気がつけばあっという間に1年。ピザパーティーは、今年もちょっと難しい情勢。とは言え、彼らはやって来てくれました。遂に、遂に末っ子の7歳七五三記念撮影! ついに迎えた7歳の七五三記念撮影 2015年の、彼女の1歳記念の撮影で初めてお会いしてから早6年。毎年その成長を見守らせていただいておりましたが、優しい兄たちの愛情を一身に受けすくすくと成長した末っ子姫は、すっかり一家の暴れん坊として栄華を極めていました(笑)。 すごく可愛いんです。すごく可愛いんですけど、兄ふたりに負けじと逞しくなった結果と言うか、まさに『男勝り』な女の子に成長を遂げ、父に対しても当たりが強い。しかし、本人の美意識は高めなので撮影の時には女の子なモードに入るのですが、どうやらそういうところを家族に見られたくないらしく、着物のソロ撮影の時は完全に人払いしての撮影でした(笑)。日本髪風のヘアスタイルが撮っても似合っている可愛い七五三の記念写真。クリクリの目に、鮮やかな色の七五三の着物、色とりどりの髪飾り。彼女にとっても似合っています。(撮影:ライフスタジオ青山店 / カメラマン:黒木玲理) そんな彼女の兄ふたり。小さな頃から妹への愛情深いお兄ちゃんたちでしたが、ここ最近は妹が強くなり過ぎて、とは言え蝶よ花よと可愛がってきた手前強く出ることもできずにやられっぱなしなんだとか。以前の10歳記念撮影の時には、わざわざ女の子用のドレスを纏って待ち構えて、その姿をひと目見るなり膝から崩れ落ちた私を見て満足気だった長男も、今や立派な中学生。年々次男との体格差がなくなっていたのですが、今年は少し身長差がついていて、 「あれ、ちょっと背が伸びてきたんじゃない??」と言うと、 「うわ〜、気付いてくれましたかぁ!!!!」とめっちゃ嬉しそうに笑うその顔が、とても良かった。 そして次男も、相変わらずの爽やかさ。ジャケットを羽織るその姿がサマになる逞しさは、スポーツマンである彼の魅力。真ん中っ子の宿命か、兄と妹に挟まれ少しばかり窮屈そうにする時もありましたが、それでもやはり親友のような兄と、強くなり過ぎてちょっと距離を置きたいけど何だかんだ可愛い妹に囲まれて、少し照れ臭そうなその顔も、とても良かった。中学生になった今、彼らしい無邪気な笑顔と、ふと見せる大人っぽくなった表情。色んな角度から彼の今を写真に残していきます。(撮影:ライフスタジオ青山店 / カメラマン:黒木玲理) 撮影するのが恥ずかしくも難しくもなってくる年齢でも、話をしながら、楽しく気楽にアットホームな空間で、彼らしさを表現します。(撮影:ライフスタジオ青山店 / カメラマン:黒木玲理) 子供達の成長の姿は、その姿を撮り続けるカメラマンとしての喜び 子どもたちの成長を数年に渡り見守らせてもらえる。この仕事の醍醐味です。 1歳の赤ちゃんを可愛がる優しいお兄ちゃんたち、という3きょうだいも、初めて会った時のようにずっと無邪気なままではありません。毎日いっしょにいる『きょうだい』『家族』という関係性の中で、笑い合って喧嘩もして、怒ったり許したり、そんなことを繰り返しながら、それぞれの関係性がちょっとずつ変化していくのも、感慨深く眺めています。みんなでぎゅーってしてみて、なんて声掛けに、何の躊躇いもなくぎゅーーっとくっついてくれる、そんな時期はあと何年あるのでしょう。 その子らしさを、家族らしさを、自然と心を開かせ表現出来るように 思春期に差し掛かる年頃の子どもたちは、いつしか撮影に来てくれなくなることもあります。部活や塾で忙しくなったりすることももちろんですし、本人が行きたくない、と言うこともあります。家族との予定より、友人との予定を優先することもあるでしょう。そりゃあそうだ。私たち大人だって、そういう時期を越えて大人になって、だから今、こういう時間の写真がどれだけ大切かってことが、わかっています。 とは言え、中村さんちの3きょうだいはまだまだ愛しい無邪気さを残していて、これはひとえに、パパさんママさんが醸し出す『中村さんち』という空気感が家族全体に浸透しているこの楽しい感じのおかげなのでしょう。(次男は若干、暴れん坊な妹の隣にくっつきたくはないという意思表示をするけれど笑) 撮影中にもらった家族からのとっても嬉しい言葉 撮影の終盤の家族写真の時には、各々好きなこと叫んでくださーい、とお願いしてみたところ、末っ子からは「くろちゃん家族になってえぇぇぇーーー!!!!」というありがたい絶叫をいただき(笑)どうやら、仲間に加えてもらえそうです。大好きな中村さんファミリーの家族写真。家族の関係性、カメラマンとの関係性も見えてくるような一枚。 (撮影:ライフスタジオ青山店 / カメラマン:黒木玲理) いっしょに撮影に入ってくれたくまちゃんのことも「きんぱつ」と呼んで何だかんだ懐いていた暴れん坊の末っ子姫。年頃になって少しずつ照れや葛藤の片鱗を見せつつも、まだまだ全然いっしょに遊んでくれそうな兄ふたり。そして、そんな子どもたちの撮影をぜーんぶお任せしてくださるパパさん、ママさん。最近は、予約の電話の時に子どもたちの日焼け具合の話しかしてないこともしばしば。笑 年に1度のライフスタジオ撮影はカメラマンの私にとっても待ち遠しい日 こんがり日焼けした子どもたちを連れて、中村さんちが夏休みの家族のイベントとしてライフスタジオに遊びに来てくれる。年に1回、その1日が、私は毎年楽しみすぎる。 あれから少し経って、季節は秋になった今もなお、中村さんちとの撮影は思い出してはニヤニヤしちゃう楽しい記憶です。仕事を通してこんなにニヤニヤさせてもらえちゃうような、楽しい思い出をいくつも作らせてもらえている、そんなご縁に感謝しています。 【思い出すと笑えるような、そんな思い出を共有できるご家族】が中村さんちです。 来るべき少年たちの思春期も反抗期も、どんと来い。多少は寂しいけど、多分もうあと2年くらいは「何でも好きなピザ頼んであげるから!!!!!」と言えば来てくれるんじゃないだろうかと思っています。次こそ、ピザパーティーができると良いな。育ち盛りの子どもたちが好き勝手にオーダーするピザメニューってどんなのだろう。肉とかチーズとか盛り盛りなのかなあ。考えただけで胃がもたれそうです(笑)。 今までの思い出も、未来に向けての約束も、きっと変わりゆく関係性も、全部が楽しみ。中村さんち。これからもよろしくお願いします。 ライフファミリー 「あなたに会えてよかった」 これはお客様と私たちとの宝物のような出会いの記録。 このかけがえのない関係がこれからも続くように願いを込めた、私たちからのラブレターです。 【ライフファミリーの一覧に戻る】
カメラと写真を通して、愛する家族のいる幸せを分かち合う [ライフスタジオ横浜青葉店 Morohoshi Hisyo] -180
2022/2/18
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ライフスタジオでの家族の出会いは、その家族を通して、カメラマン自身も自分のことも振り返らせてくれたり、幸せを再実感させてくれるものになることが多くあります。目の前にいる幸せな家族の姿を通して、自分の家族のことを深く考えたり、大切な人との今を考えさせてくれたりします。こちらのカメラマンは同じ時期に生まれた自分の娘の姿が、重なったようです。カメラを向ける家族や子供達の成長する姿や笑顔は、それだけで周りにもたくさんのエネルギーと喜びを与えてくれるのだと思います。 初めての出会いはハーフバースデーの記念撮影(6カ月記念撮影) Tファミリーとの出会いは今から3年前。当時自分は娘が産まれたてで、それはもう毎日ライフスタジオに撮影に来るお客さん来るお客さんにノロケ話をしていたような頃。 なんと自分の娘と同じ月に生まれたRちゃんは、その日ハーフバースデーの記念撮影で遊びに来てくれて、新米パパだった私は勝手に親近感を沸かせ、パパさんママさんとずっとおしゃべりに花を咲かせていました。ご家族の普段お家でのご様子や、最近あった楽しいこと、お子様が日々見せる魅力の数々、どれも共感できる事ばかり。そこで判明した我が家との共通点が、我が子にそっくりだという理由で購入された「ペンギンのぬいぐるみ」です。 「ぬいぐるみって、意外と個体ごとに顔が違うんですよね!」 「ぬいぐるみ売り場で、娘に一番似ている子を探しました!」 当のRちゃんといえば、大人が盛り上がっている横で元々まんまるのお目めを更にまんまるにキョトンとしていて、ムチムチまんまるな体も相まってとってもかわいいお顔で私たちを見ていたのが印象的でした。更に仕上がった写真を見て、みんなでびっくり。Rちゃんの可愛らしさやご家族の仲睦まじさはもちろん、ペンギンとのそっくりさも表現されていたからです。 そんなあっという間に時間が過ぎ去ってしまうような撮影をハーフバースデー、1歳記念と担当させて頂きましたが、その後自分がもう一つの目標の為一度カメラマンを離れ今年4月の復帰までおよそ3年間、すっかりお会いする機会を失っていました。▲Rちゃん/大好きなペンギンとハーフバースデーの記念撮影(6カ月記念)ムチムチ感のたまらないベビー写真。そっくりなペンギンのぬいぐるみと共に。家族の大切な想いの詰まったぬいぐるみと共に記録する写真。 (撮影:ライフスタジオ横浜青葉店/Photograper:諸星飛翔)▲ついでに我が娘/大好きなペンギンとハーフバースデーの記念撮影(6カ月記念) 再会 2回目の撮影での思い出 だからこそ今年9月、Tファミリーから撮影のご予約を頂いたことを知った時の嬉しさは、文字通り飛び上がるほどでした。なんでもライフスタジオ横浜青葉店公式instagramの私の復帰ニュースを見てくれたとのことで、カメラマンで指名まで頂いたのです。 あの時まんまるの赤ちゃんだったRちゃんは、どんな女の子になっているだろうか? あの時お腹の中にいた赤ちゃんは、きっとRちゃんに似た可愛らしい子なんだろう。 僕達が繋がるきっかけになったペンギンのぬいぐるみは今も大事にとってあるだろうか? その時に生まれた会話や幸せに満ちたあの空気感は、今も覚えてもらえているだろうか? こうして撮影当日、期待に胸を膨らませてTファミリーの待つ部屋へ向かうと、元気な子供達の声が廊下まで聞こえてきます。最後にお会いした時は1歳の赤ちゃんの記念撮影の時だった為聞き慣れない声のはずでしたが、なぜかそれが二人の声であると確信できました。 「おお、お久しぶりです」パパさんとママさんがこちらを見てフランクに話しかけてくれました。 「ご無沙汰しております」子供達の顔を見て思わず涙ぐみそうになります。みんな全然変わっていません。 僕を見て「だあれ?」とキョトン顔のRちゃんにパパママは笑って「赤ちゃんの頃このお兄さんに撮ってもらったんだぞ!」そんな一連の流れが、なんだか親戚みたいで、認めてもらえたみたいでとても嬉しかった。あの時ママのおなかの中にいた弟のYくんは、もちろん初めまして。楽しそうに遊び回るお姉ちゃんの後をついて回りながら同じくケラケラ笑っていて、姉弟っていいなあとしみじみ感じます。 しかしそれにしても思うのは…「二人ともそっくりですねえ」 パパママは笑います。「そんなに似てます?私達だと分からなくて」 元々の顔立ちだけでなく笑顔や笑いのツボ、仕草やそのタイミング、そしてあのペンギンのぬいぐるみを大切にしているところまで。撮影を始めると、打ち合わせの時には分からなかった二人の仲良しポイントが沢山見えてきます。そっくりでいつも一緒の二人は、これからも仲良く、共に笑い、共に遊び、共に助け合っていくのでしょうか。そんな予感をさせる二人の仲睦まじさを、なるべく沢山撮ってあげようと思って過ごした、とても濃い2時間でした。 ▲後ろ姿もそっくり。自然光の降り注ぐスタジオで、お揃いの衣装で残す姉弟写真。 (撮影:ライフスタジオ横浜青葉店/Photograper:諸星飛翔)▲仕草もタイミングも一緒!笑顔弾ける姉弟写真。こんなに楽しそうな笑顔、撮影をするカメラマンやコーディネーターもたまりません。(撮影:ライフスタジオ横浜青葉店/Photograper:諸星飛翔)スタジオのインテリアの車で楽しそうな2人。 (撮影:ライフスタジオ横浜青葉店/Photograper:諸星飛翔) 撮影を終えた家族からの嬉しい言葉 この日のライフスタジオでの撮影も、沢山遊んで、沢山笑って。でもこの日、撮影終了後はあまりお話できなかったなあ。後日そんな事を考えていると、ゲストストーリーを見てみると、とても嬉しいお言葉が…! 主人と2人でマジマジと写真を眺め 「この写真の娘はモデルさんのようだ」 「この写真の息子はすごい可愛い」と大満足です! いくつかの写真を見てみると あぁ似てるって言われるのはこうゆうことか! と思いました(笑) 普段は知っていること、知らないこと。写真にする事で新たな発見があったり、改めて幸せを感じたり。そんな時間を少しでもお届けできればと日々撮影に望んでいますが、それが届いたのかなと嬉しく感じた瞬間でした。 愛しのペンギンガール&ペンギンボーイ Tファミリーは私にとって【愛する家族のいる幸せを、初めて分かち合えたファミリー】です。撮影に対する喜びだけでなく、今日は早く帰って自分の子供達に1冊多く絵本を読んであげよう。そんな気持ちにさせてくれます。 次にお会いするときも、私も妻と娘と息子と、Tファミリーに恥じない仲良し家族ででありたい。 Tファミリーは私にとって大切なファミリーです。 ライフファミリー 「あなたに会えてよかった」 これはお客様と私たちとの宝物のような出会いの記録。 このかけがえのない関係がこれからも続くように願いを込めた、私たちからのラブレターです。 【ライフファミリーの一覧に戻る】
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