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たっちゃん&れいりちゃん’s @2022 [Kuroki Reiri]-201

投稿日:2023/6/27

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ライフスタジオでの初めて出会ってから7年、成長を記録した12回の撮影


彼の名前は、たっちゃん。
生後50日での出会いから早くも今年で7年、計12回目の撮影。

もうひとり。彼女の名前は、れいりちゃん。他ならぬ、たっちゃんの妹。彼女もまた、生後50日頃からのお付き合い。

そして、私の名前も、れいりちゃん。80年代生まれとしては珍しいこの名前。同じ名前の子に会ったことはなかった、そんな私が初めて会った『れいりちゃん』は、大切なご縁を繋がせていただくご家族の中で、新たに加わった妹ちゃんのお名前でした。

A Familyに初めてお会いしたのは、長男・たっちゃんの生後50日頃のこと。2015年、ライフスタジオ新横浜店での出会いでした。当時はBaby専門店舗だった新横浜店でも撮影例があまりなかった、100日未満のBaby撮影。少ない経験の中で、試行錯誤しながら撮影をした秋の日の出会い。それから生後半年の記念撮影(ハーフバースデー)、1歳記念の撮影と、1年の中で3回撮影をさせてもらったたっちゃん。1歳の頃にはまだまだ赤ちゃんなのに、赤ちゃんの筈だけどしっかりしたお兄さんになって……!!!!という不思議な感慨がありました。

それまでは、『赤ちゃん』は『1歳』のイメージが強かったのだと思います。当時はまだそこまでニューボーンもメジャーでなかったし、ライフスタジオで提供している75枚もの写真を撮るにあたり、自力で動ける範囲が極めて少ない生後半年以下のBabyの撮影はバリエーションを作るのが難しくて、撮影者にとっては課題が多かったものです。

そんな中で、たっちゃんの生後50日記念、生後半年記念、1歳記念という3回の撮影が、ひと括りに『赤ちゃん』としていた1歳までの間での、ものすごい変化を教えてくれました。小さな小さな、首も据わっていないような華奢なBabyが、季節をひとつ跨ぐとうつ伏せができるようになってぷくぷくとまあるくなって、そこから半年もすると自分で立つようになるのです。たった1年、大人からしてみたら僅かなその期間に、赤ちゃんの変化と成長は怒涛のように次から次へと訪れては過ぎ去ってしまう。

毎回、撮らなくちゃ、という使命感で必死でした。前述の通り、自分での動きの範囲が少ないBabyは被写体任せにできる部分は殆どなく、撮影者の主体的な構成が必要で、なおかつコンディションも崩れやすいので時間も掛けられない。制限のある中であれこれ試行錯誤しながら、時に泣き顔や寝顔を交えながらも、今この瞬間に撮ったものたちが次に会う時はきっと変わってしまうんだと思うと、このひとの、たっちゃんの人生の中であっという間に過ぎ去ってしまうほんの僅かな間の、このBabyというシーズンをできる限り多角的に、多層的に、撮っておかなくちゃ、と思ったものでした。

名前が結ぶ嬉しい繋がり 妹の誕生


それからたっちゃんはすくすく成長し、ありがたいことに私も店舗を異動した後も再会を果たすことができていました。

そして、2018年。A Familyには妹ちゃんが加わって、私は4人家族になったA Familyの撮影をさせていただくべく、指名交換で意気揚々と新横浜店に出勤し、……そして、その日のスケジュールボードを見てぽかんとしてしまいました。スケジュールボードには『あべ たつみ(2歳) & れいり(1ヶ月半)』の文字。私はこの瞬間までたっちゃんの妹の名前を知らず、撮影担当としての私の名前を間違えてきょうだいのところに書いてるのかと思いました(笑)。

しかし、間違いなく。彼女の名前は、『れいり』ちゃん。漢字は違うけど、私と、おんなじ。まあ、ちゃんと言えば別に私の名前が由来という訳ではないのです(さすがに)。色んな名前を候補に出していく中で、「あれ、なんかこの名前知ってるね」となったものの、「なんか、良いねってなって」と、ママさんは笑って仰いました。

ちっちゃなちっちゃな、私とおんなじ名前のBaby。初めて会った時のたっちゃんの面影が見え隠れして、懐かしさで胸がぎゅうっとなりました。たっちゃんと同じように、生後半年記念、1歳記念とれいりちゃんの撮影をさせてもらいながら、度々重なる思い出とふたりそれぞれの違いを交互に味わいながら、その成長を見守らせてもらってきました。

マイペースに、自分のこだわりを持つ男になっていくたっちゃんと、少し繊細で、おっとりしたれいりちゃん。私の迸る思い入れなどどこ吹く風での塩対応を貫くきょうだい相手に、度々撮影の合間にセルフタイマーで一緒に写真を撮ってみたりする。そんな私をいつもニコニコ見守ってくださるパパさんママさんや、一緒に撮影に入ってくれるスタッフたちの苦笑い(セルフタイマーするくらいなら撮ってあげますから、と言ってくれるようになった)。

妙に服にこだわりがあって着替えてくれなかったり、作り笑いをするようになったり、お腹がいっぱいで眠さのあまりぽーっとしていたり、会話で撮影が進むようになったりしていく、そんなきょうだいとの、毎年の撮影の思い出の数々。そして、今年。最初の予約から様々な理由でリスケが発生し、私も撮影を担当することができないかも、と思ったりもしたものですが、結局のところ何とか収まるところに収まって、ライフスタジオ横浜青葉店で撮影ができました。

今年もまた、れいりちゃん、と呼びながら撮影ができる。たっちゃんのいちばん最初の撮影の写真を見ながら、その成長を感じながら、会話を交わしながら撮影をする。

あのいちばん最初の撮影の時に、こんな時間のことは想像もつきませんでした。小さな小さな、ほにゃほにゃの赤ちゃん。大人の腕の上に乗るくらいだったあの赤ちゃんが、こうして大きくなって、会話をしながら撮影して、何だかんだで一筋縄ではいかなくなってくるなんて。そして、私とおんなじ名前の妹まで加わって、その名を呼びながら一緒に写真を撮ったりするなんて。

想像もつかなかった。そんな未来が、これからもあるのかもしれません。だから、『今』をこうして一生懸命に撮っていく、残していく、その価値があるのでしょう。

7年分のあなたたちを知っている、『今』の私が撮る、『今』のあなたたち。
 

【『今』を撮ることの価値を教えてくれたご家族】がA Familyです。

彼らとの出会いが、その成長が、カメラマンとして何を撮るべきなのかを私に教えてくれました。ほんの7年前、Baby店舗を謳いそこに特化していく為に自分たちであーだこーだと考えたマインドが、想像もつかなかった『今、この時』まで繋がる私の軸になりました。

出会いに感謝しています。

そして、いち『れいりちゃん』として、世の『れいりちゃん』が恥ずかしくないような大人でありたいものだなあと思ったりもします。笑

彼らの成長を見守らせてもらってきた、その記録を担わせていただいた、その経験は、カメラマンとしての私の大きな構成要素になっています。『今』を撮ること。私がその価値を信じていられるのは、紛れもなく彼らのおかげなのです。

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「あなたに会えてよかった」
これはお客様と私たちとの宝物のような出会いの記録。

このかけがえのない関係がこれからも続くように願いを込めた、私たちからのラブレターです。


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人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
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