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書き綴ること[ライフスタジオ青山店 Kuroki Reiri] -188

投稿日:2022/7/22

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カメラマンが綴る文章を見てはじまった出会い


初めてお会いした時、「ブログを見て、この人に撮ってもらいたいなと思って」と仰ってくださったのを、よく覚えています。

当時私が在籍していたライフスタジオ横浜青葉店では、『近すぎる写真館』としてお客様との関係形成に注力していて、『殿堂入り(※現LIFE FAMILY)』という事業はそんな私たちにとってそれをカタチとして提示できる絶好の場でした。

お客様との関係性についてブログで書いてみる。関係性、という、非常に主観的であやふやな、ひょっとしたらカタチにしようとすること自体が無粋なのではないかと思えるような、そういうものについて、敢えて文章というカタチで提示してみること。それは、自分で規定をして、その関係性について客観視してみるということでした。

でも、それを『書く』ということは、いつもとても難しかった。大切なお客様とのエピソードは書けても、その繋がりについて規定する、となると、自分の中のありとあらゆる引き出しをひっくり返して知っている言葉を漁ってみても、ピンと来るものが見つからない。感覚的なものを無理に言葉にしようとすることが、本当にただ無粋なようにも思えたものでした。

やっぱり関係性って、主観的だよな。と結論付けたらすっきりして、『あなた』に伝えるように書けば良いや、と思うようになりました。それは手紙のようなもので、その出会いが『わたし』にとってどんなものだったのか、『あなた』との撮影を通して『わたし』が『あなた』をどんな風に思っているかをひたすら、書く。私のブログは、いろんなお客様への手紙で溢れました(笑)。

そして、そんなブログを見て、わざわざ東京都を跨いで横浜青葉店まで来てくださったのが、H familyでした。
 

はじめての撮影を振り返って感じたこと


当時は、長男のsoちゃんが生後5ヶ月。撮影の間はやや繊細な反応を見せながらの、泣いたり落ち着いたりを繰り返しながらの撮影でした。そんなsoちゃんをご両家の皆様が温かく見守りながら、時間は穏やかに過ぎていったような気がします。

その時の撮影について書いたブログは、『LIFE FAMILY』に掲載されています。ブログを読んで指名をしてくださったご家族とのご縁は、写真館で写真を撮る、だけでない、『あなたに会いに来ました』、そう言ってもらえるような、ちょっと特別なご縁でした。

それから、soちゃんが1歳になり2歳になり、弟のryoちゃんが産まれ、……その度に、撮影のご指名をいただきながら、ふたりの成長について書き綴っていました。都合がつかずにご対応できなかったこともありましたが、横浜青葉店で出会ったご縁はありがたいことにここ、青山店まで繋がっています。

今回で、ライフスタジオ青山店も2回目の撮影でした。兄のsoちゃんはもうすぐ4歳、弟のryoちゃんも1歳の誕生日を目前に控えての撮影。ずっといっしょに担当している横浜青葉店のさきちゃんも、青山店まで来てくれて撮影に入ることができました。

以前にさきちゃんと撮影に入った時は横浜青葉店で、兄のsoちゃんが3歳七五三の撮影、弟のryoちゃんはまだ生後100日程でした。実はその後すぐにライフスタジオ青山店の予約を取ってくださり、ryoちゃんのハーフバースデーの撮影もしたのですが、その時はさきちゃんが来られず。今回さきちゃんはおよそ8ヶ月振りの再会となりましたが(あれ?それでも1年は経ってないのか笑)、その間のふたりの成長っぷりに、思わずこちらの表情が緩んでしまったものでした。

つかまり立ちができるようになった弟のryoちゃんはお兄ちゃんの1歳の頃にそっくりで、本人の成長と併せてお兄ちゃんの赤ちゃん時代を思い出してはしみじみと感慨深さに浸ってしまう。兄のsoちゃんは相変わらずのおっとり穏やかな空気感はそのままに、それでもやっぱり『お兄ちゃん』感が強くなってきました。

きょうだいになって、まだ1年。もう、1年。そんなふたりの記録。

ママさんは、いつも私のブログを楽しみにしてくださっています。

書き綴ることは、いつもとても難しい。ライフスタジオに入ってからどれだけの文章を書いたか知れませんが(しかも多分、量はだいぶ書いてる方だとは思いますが)、それでもいつも、悩みながら書いています。

自分が感じたり考えたり、想ったりすることは、常に自分の中だけで行われていて、それを誰かに伝わるように伝える、という手段を、私はこれしか知りません。感覚的なものに『言葉』というカタチを与えて外に出すことで、初めて『わたし』の中味はオープンになっていく。思うように伝わらないこともたくさんありますが、それでも私がこれを続けているのは、『わたし』という人間を少しでも知ってもらう為でした。そして、それを見て、『わたし』に会いに来てくれるひとがいます。横浜青葉店で出会い、青山店まで会いに来てくれるご家族とのご縁は、書き綴ってきた言葉が繋いでくれたものでした。
 

【書くことで知ってもらい、ご縁を深めたご家族】

このご家族とは、そんな関係性です。

書き綴ったものは縁を深くし、広く新たな縁を呼び込むこともあります。私が自分の為に書き綴ってきた、その言葉が、文章が、『わたし』という人間を開示して、そしてそんな『わたし』に信頼を寄せてくださるご家族がいます。立派な人間ではないですが、自分で書き綴った言葉には嘘偽りなく誠実でありたいと思う、その姿勢が私を今よりも少しだけ、良い人間にさせてくれそうな気がしています。

あっという間に大きくなってしまう子どもたちの成長を見守らせてもらえる、そんな光栄な役目を任せてもらえるカメラマンとして、誠実な人間でありたい。そう思うからこそ、書いて、出して、『わたし』という人間をオープンにしていく必要があるのだと、そう思っています。

書き綴ることは、いつもとても難しい。でも、きっとこれからも、私は写真を撮るのと同じくらい、書くことを続けていくでしょう。

ライフファミリー


「あなたに会えてよかった」
これはお客様と私たちとの宝物のような出会いの記録。

このかけがえのない関係がこれからも続くように願いを込めた、私たちからのラブレターです。


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