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店舗フォトジェニック集
ライフスタジオで撮影した各店舗のベストフォトを集めました。
永遠
2014/11/18
0
photo by Nousaka codi by Kazumiいつもの日常がいつもではなくなってそうなって初めて気がつくことがある。 休みがあけてはじまるこれからの日常にはもうあなたがいないのだから。あなたとともに創造する撮影の数がだんだんと残り少なくなるのを感じながら自分自身の心に空洞ができてしまうような予感をごまかしながら過ごしてきた日々。でも結局ごまかせるものではなくて自分が最後に残していけるものはなんだろうってずっとずっと考えているのを隣で感じながら、一生懸命に被写体を追いかけシャッターをきり笑顔でモニターをみせてくるあなたの姿から目が離せなくなって。空洞を埋めるかのように自分のなかにあなたとの記憶をより一層集めることに集中していた。あなたがこれまでにのこしてきたたくさんの写真はたくさんの人を幸せにしてきたということ。私は強く信じている。あなたの持つセンスや一生懸命がたくさんの人に影響を与えているのをずっとずっと側でみてきたから。あなたがつくりだす写真はいつもきれいな光で表現されていた。私が大好きだった写真。きっとたくさんの家族の手の中で大切に大切にそれは永遠の価値を持つでしょう。
『EDGE』
2014/11/16
5
地球は丸で。蜂の巣は六角。ホームベースは五角。写真は四角だ。カメラのレンズは丸いのに出来上がる写真は、なぜか四角で不思議に思ったことがあります。それには様々な理由があるし、ここではどうでも良い話かもしれません。撮影者は1枚の写真を作るとき、その四角のフレーム全体に意識を向け、見せたい構図を想定し、フレーミングする。被写体にフォーカスを当て、最終的な露光の決断を下す前に、カメラを上下左右に動かしてフレーミングを少し変えてみる。私たちはその行為を当たり前のように日々実施し撮影を行っている。写真とはこう見えるべきだ、というルールや前提を各々がもっているが、そのルールに則って被写体を配置しフレーミングすることで、素晴らしい写真ができるかもしれないし、そう上手くはいかない場合もあることでしょう。その空間、カメラによって強制的に限定された四角形のフレームの広さの中で、どのように被写体を表現するか。その問いかけを繰り返して写真が出来上がる。この写真は、目に見えるものを写すのではなく、見えないものを見えるように写している。これはとても重要なことだと思います。私はこのフレーミングで露光する以前に選択肢をいくつかもっていまして、あとは写真の鍵となる関係性のなかでうまく要素が配置される瞬間を選んで切り取るだけでした。写真に含まれているものと含まれていないものの瀬戸際の領域をフレームのエッジを鋭く利用し、切りとっています。ここではパパとママの手首を境目にフレーミングしており、画面から手をはみ出させています。それによって、核心となる一つの要素を生みだそうとしています。宙に浮く情熱の赤い糸は、そのスペルを読めば分かるように「愛」を表し、それが父と母を繋いでいます。それを見上げる子どもたちの様子から伝わってくるものは、ただ頭上にある赤い糸を見上げているだけかもしれないし、手首がフレームで切られていて不自然だと解釈できるかもしれない。赤い糸は二人の小指で繋がっているのか、もしかすると糸電話で愛を囁きあっているのかもしれない。どのような解釈をするかはそれぞれです。Photo by SU & Ikuyo Kitamine
新しい靴を履いた日は、それだけで世界が違ってみえる
2014/11/5
2
僕はこういう写真が好きです。真剣な眼差しで、なにかに集中しているそんな姿を見ると僕も夢中でシャッターを切っています。子供も僕も、同じように夢中になる瞬間が訪れる。カメラマンをやっていて、こういう瞬間が好きなのかもしれません…新しい靴を履いた日は、それだけで世界が違って見える。昨日までと違った自分の足音がどこか嬉しくてまた一歩、次の一歩を靴ひもを結び直して、大切な誰かと歩いていけるなら…photo by ryoheiCoordinaite by asanain kawaguchi
Brother photo
2014/10/29
0
photo by Nousaka codi by Kazumi...ドアをあけると大好きな笑顔。私のこと覚えてくれてた?ってうれしい気持ち。そして数分後にはいちだんとユニークになっていた兄弟の空気にみんなでのみこまれていった。『箱』それが今回の兄弟写真につかったアイテムで。乗る、入る、くぐるetc私たちが予測する動きにどんな二人の個性がプラスされるのかとっても楽しみで仕方がなかった。私たちは大まかなスタートポジションを誘導しながらも細かなポーズの指示なんてすっ飛ばしてテンポよく彼らと遊び始める。『どう動くんだ?』カメラマンはその一瞬を逃さないために集中する。兄弟の関係性は自分がそうであったようにそれぞれの成長の過程で変わっていくものだ。そして世界中のすべての兄弟に共通するものではなくてこのふたりだからこそのものであるから尊い。私たちはそこに現れる今の彼らの自然な飾らない関係性を逃さず写真に表現したかった。まさかこんな感じになるとは思っていなかったけれど(*^_^*)二人の距離感も。二人の表情も。その時かわされた言葉も。彼らだからこそ、ね(*^。^*)
役割3
2014/10/26
0
photo by Rolly codi by Kazumi優しい彼女の雰囲気にあわせて静かにふわっと撮影したのを覚えている。ママの手作りのワンピースもラベンダー色。色白の肌にピンクのチークをのせたときの鏡をのぞく高揚したお顔。ひとつひとつの彼女のしぐさが 『オンナノコ』 その5文字を私に強く意識させた。子供たちに一番近いところにいるのがコーディネーターでカメラマンと子供たちを心地よい空気感でつなげるという大切な役割があるからこの子はどんな個性をもっているの?っていろいろな瞬間に感じとる。個性を感じとって『受けとめる』ということ。そのことがいかに大切か再確認する機会は往々にして訪れ、より一層被写体に深く入っていくための気付きを与えてくれる。自分がもっともっと余裕があるあたたかい人間になれたなら子供たちももっともっと今以上に安心して私にこころを解放してくれるのか。子供たちのもつ素晴らしい個性を解放してカメラマンとともにその個性の魅力をより一層拾いあつめることができるのか。最近はまたそんなことを考えている。日々のたくさんの出会いのなかでたとえどんなに涙をみせたとしてもそこにある理由をあたたかいきもちで受けとめたい。 そしてもしも最後に『楽しかった』という一言に出会うことができたなら私は大きな幸せに満たされるでしょう(*^_^*)『オンナノコ』彼女のもつ存在感を大切にあつめた75cut。私が好きな一枚とともに。
今のあなたへ
2014/10/23
0
No.99 Yokohama Aoba codi by Kaoriphoto by Manamiまだほんの2ヶ月前まではママのお腹の中にいて、こうやって今私の目の前でがんばってうつぶせしてくれたり、一生懸命パパとママの腕の中で私の方を見て小さい身体で沢山がんばってくれた。この写真を撮ろうと思ったのは2ヶ月という今の時期しか出せないパパとママとの関係性を見せたかったから。ハーフバースデイや1歳ではこのポーズは出来ない。ある意味2ヶ月でまだ自分の意思ではうまく身体をコントロールできないからこそパパとママに支えてもらって作ることができる。ちょうど家族写真が終わったとき、玄関にすごくきれいな西日が差し込んでいた。パパとママにはもう一度お願いして玄関で撮影をした。玄関からの西日はすごく強くて一番いいポイントを探すのがすごく難しかったけどきれいなオレンジ色が出る場所を決めてシャッターを切った。こんな綺麗なオレンジ色は西日でしか出せないし、ちょうど2ヶ月の彼女がいてくれたから私が挑戦してみたかった家族写真を撮影することができた。生まれてきてくれた彼女へのパパとママからの沢山の愛情を少しでも私が形に出来るお手伝いが出来たならうれしい。これから彼女がすごす長い年月の中で私が撮影した写真が少しでも彼女の思い出になりますように…。
今を見つけた~!
2014/10/22
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10月を迎えて、夕方の日差しは少し冷たい空気をまとっています赤く色づく木のそばで、赤い実を見つけた彼女がこっちにみせてくれた最初のイメージはもっとこっちを向いて座ってもらおうとか色々イメージしていたが、彼女が自由にそこにいき、こっちを振り返った急いでシャッターを押した自分のこうしたい、ああしたいというイメージよりも「彼女らしさ」を優先させた逆光の光が赤く色づいた葉と彼女を包み込んだ難しいその子らしさをのこしつつ、イメージに近づけて撮影することどのようなアクションをその子になげかけるかただたっていてくださいじゃない引き出す要素をなげかけるということ計算し作り上げながらも「自然に」もっていくということふっとその子が現れた瞬間と私が合わさる瞬間不自然でなくなるカメラマンの使命とはなんだろうか?相手を幸福にする手助けをする写真を提供すること?相手もあっと驚く写真を提供すること?私は今を写す事ではないだろうかと感じた今この時に私とこの子が出合った今、この時をできるだけ 「今らしく」残してあげるという事それを引き出す事のできるカメラマン写す事のできるカメラマン残していく事のできるカメラマン目指していこうと感じた
『 気持ちのカタチ 』
2014/10/20
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『 気持ちのカタチ 』Shonan photo by Kuroki codi by Hyogo , Gomei気持ちには様々なものがあります。愛する気持ち、祝う気持ち、敬う気持ち、労わる気持ち...そんな気持ちをカタチとして残すものとしてプレゼントや手紙などがあります。そして時が経ち、そのプレゼントや手紙を見て、その時の高揚した互いの気持ちを思い出したりします。しかし、その時の「気持ち自体」はカタチとしては残っていません。もちろん、元々カタチとしてなるものではなく、その気持ちはお互いや自分の心の中に残っていれば良いものでもあります。でもせっかくならば、その時の「大切な気持ち」をカタチに残せればと思っています。では、その気持ちというものをいかにしてカタチに残せば良いのでしょうか?それは、その「瞬間」を撮るしかありません。その「気持ち」が通じているその瞬間を。しかしその瞬間はカメラの前で自然には起こってはくれません。ですからその瞬間を作り、そして捉えるのだという意識がなければカタチに残す事は出来ません。こちらがアプローチを変えていくことで写真はどんどん人の内面に近づいていきます。そして近づけば近づくほど、その写真は「体温」を持ち合わせるでしょう。ここでしか撮れない写真を撮らなければここでカメラを握る必要などありません。私たちがライフスタジオの撮影者として残さなければならないものは、目に映る美しさだけではなく、内面にある「気持ち」をもなのです。
質感
2014/10/19
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PHOTO by volvoCoordinaite by Ryoheiwrite by kanamiin kawaguchi 川口店にボルボさんが遊びにきてくれました。川口に必要なものを教えてくれるために。 川口店は光がきれいです。きてくれるみんながそういってくれます。光に恵まれている環境だと。 この写真。ボルボさんが川口で撮った写真の中で私の一番お気に入りの写真。川口に対して、私に対して与えてくれた光でもあるこの一枚。光もきれいだし、ポーズもきれい。前にある小物や前ボケも上手く空間を処理していて、ここで撮っている写真は今までいっぱいあるけれど、それとはまた違う空間の使い方をしていて、写真としてのバランスもいいなと素直に思いました。でもそれ以上に、それ以上に、感じるなにかがあるからこの写真がいいと思った理由があります。 ボルボさんにしか出せない色というのがあって、一緒にいた頃から、久しぶりに会っても同じように感じたものがあります。それはずっと変わらないもの。その人がもっている質感というもの。 それを感じたとき、きっとその人はその写真を見て感動するんだと思います。その人の写真を好きになるんだと思います。技術でまねができても、同じようにはできない理由はそこにあるような気がしました。 この写真にある、暖かみ。それはボルボさんの強い思いだったり、写っているこの子のリラックスした表情がそうさせているんだと感じました。それを引き出しているカメラマンやコーディネーターの関係性もきっと大切だと思います。 「生き生きしていないとシャッターを切らない」そういっていたボルボさん。その言葉どおりに、生き生きした写真をたくさんたくさん撮っている姿をみてボルボさんの思いが形に残っているから、誰かと同じ写真を撮ったとしても質感として違う写真に見えるのかなって、ボルボさんの写真をみていて違いが少し見えてきた気がしました。 私もそれに近づくために、なにが必要かもっと考えていきたいです。強い思い、それをもって人に深く入っていくこと。きっとずっと勉強なんだと思います。 ありがとうございました。
『ある日の記憶から』
2014/10/18
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No.99 Yokohama Aoba Coordinaite by Kana HachiyamaPhoto by Ryo 何ヶ月前か定かではないですが、モニターを待っている一人の男の子が退屈そうに廊下にいるのを見かけた。その日も日差しが差し込むいい天気だったのを記憶しています。元々天井から吊るしてある、ガラス玉。子供達の良い遊び道具となり、今では飾られる事無く、瓶の中にしまってあります。直射日光に当て、回転させると虹色の光を放ちその光がくるくると回る。退屈そうな男の子はそれをとても気に入ってくれて、何回も何回も回していた。 そんな記憶から何ヶ月かたった今日、撮影に来てくれた彼女に喜んでもらいたくて、何か無いかと考えを巡らせていた時に思い出した。ここで出来る思い出は、皆にとって良い物であってほしい、その気持ちがこの瞬間を導いてくれます。今日、この瞬間に自分の持ちうるすべてを出す事。そのためならば自分は何だってしようと常に思います。 小さい頃の思い出は、子供達にとって大切な物です。そのなかの僅かな時を一緒にすごせた喜びを、私は写真として写して行きたい。 光は常に目の前に有り、写真の中に有り、記憶の中に有ります。カメラマンとしての喜びを感じ、日々の出会いに感動しながら、私が出来る事をこれからも続けて行きたい。
『椅子を使って家族写真を撮る100の方法』
2014/10/15
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Photo by SU & Tae Yoshimura椅子を使用しての家族写真というのは、家族のラインを整えやすくするための一つのツールになります。このツールは使い方によっては、家族写真を堅苦しいものにしたり、被写体の自然な動きをころしてしまう可能性があります。フォーマルな撮影時には、正しく使うことで写真を美しく整えることができる。しかし、カジュアル(自然)なスタイルの撮影となるとそのままフォーマル撮影時の椅子の使い方では、良い写真は生み出せないことが多い。けして椅子を使うことがいけないことではない。じゃあその椅子というツールを使うことで良い写真をつくれないかと考えて撮影されたのがこの写真。ライフスタジオには様々な椅子が積み重ねられている。形や大きさは多種多様であり、その選択と組み合わせにより多くの椅子を使ったレパートリーができるだろうし、その座らせ方も含めれば無限です。その多種多様である椅子を選び、座らせるという一連の流れを撮影者だけが考えるのではなく、家族を巻き込んで流れを作れたら、家族写真撮影に遊びと楽しい空間を作れるのではないかと考えました。子ども達に自分の座りたい椅子を選んでもらい、次にパパママに座ってもらう椅子を決めてもらう。そうすることによって椅子を「選ぶ」という楽しみから、自分の選んだ椅子に「座る」という楽しみが生まれ、さらに子ども達が「どの椅子を選ぶか」という楽しさがパパママにも生まれてきます。そうすると、椅子に「座らせられる」のではなく「座ろう!」という気持ちに変化する。それはつまり撮影が遊びになった瞬間であり、自由さと主体性が現れる瞬間でもあります。セッティングは私が行うが、各々の被写体が自然に椅子に座っていく形となった。ある程度のところまで座り方説明しようとしたが、そこは被写体に委ねて、最終的な細かい修正だけできるようにした。各々の椅子の座り方は、撮影者がひとつひとつポージングさせたものではなく、家族が自主的につけたものである。そこにこそ家族を形成するそれぞれの個性が現れているのであろう。さらにこの後、同じセッティングで家族の位置だけがシャッフルされて撮影をしている。いつまでも遊びは自発的にルールを変えながら続いていきます。「次はど〜の椅子に座る〜〜〜〜るるるる!?」なんて、私も楽しみながら、コーディも何が起こるかワクワクしながら、そして家族ももちろん楽しみ、みんなが遊びながら作りあげる家族写真。そういう形もまた、ライフスタジオの家族写真ではないだろうか?
まなざしの交差
2014/10/15
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Photo by SU & Kitamine 彼女は七五三を記念して訪れてくれました。目元はパパママによく似て、とてもそれが魅力的で、それでいてとても主張のある子でした。足袋を履くのも、帽子をかぶることも一筋縄ではいかず、あの手この手でパパママにも手伝ってもらいながらの撮影。汗を相当量かきながら、どこかこの一見大変そうに思える撮影を楽しんでいる私たちがいるのです。次から次へと被写体との交渉を進め撮影していく中で、私とコーディネーターは阿吽の呼吸とでもいえるコンビネーションで撮影したのを覚えています。ここに写る彼女のまなざしは撮影者である私に向けられている。カメラのレンズを越えて、私という存在を見ている。撮影者は被写体にカメラを向け、視線を向ける。しかし被写体はその視線を漫然と受け入れる存在にはなってくれません。ときに拒否の意志を示すこともあります。撮影者の世界に取り込まれることを拒む存在を前に、撮影者は自らの視線を意識し、被写体との間の距離と関係を対象化しなければならないと思います。 何を・または誰を・私は・私という撮影者は見ているのか?では、どの場所から見るという行為をしているのか? なぜその位置にいるのか?私のまなざしはどのように、被写体のまなざしと交差、または交差し損ねるのか?繰り返されるそれらの問いに、答えられるよう私たちは一枚一枚写真をつくっていかねばならないだろう。 彼女は身を潜めつつも、私を探していました。同様に私も遠いものかげに身をひそめて、彼女が現れるのを待っていました。私たちは、いつ出合ってしまうのか、という状況に胸躍っていたのかもしれません。そしてとうとう、ふたりは出合う。撮影者と被写体との間に距離はあれども、互いのまなざしは強く交差した瞬間。
世界観
2014/10/14
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Photo by Sakakibara & Kitamine In Omiya被写体の世界観に触れること。魅力を探ること。それをおさめること。結果物も然るが上述したプロセスは撮影するにあたって、とても大事なこと。本来の撮影時間だけではとてもじゃないが彼女を知るには短すぎた時間であった。彼女の魅力はこの独特の世界観にある。目線や表情においてもポージングにおいても型にはまらないのが最大の魅力。彼女らしさを表現する上で、私(カメラマン)のエゴを取り入れたらどうなってしまうのか、彼女らしさが消えてしまうのではないかという先入観を取り除くのは容易ではない。自然な写真?意図的な写真?私はどうしても比率的な思考に陥ってしまう。だがしかし、被写体に内在する存在の謎を捉えるには私自身から発信した何かしらのシグナルで反応を見るのもとても面白いだろう。そんなアプローチは可能性が幾多にも広がる起爆剤。縛ってしまうアプローチではなく、謎めいた面を引き出すアプローチをしてみる。そうやって映し出されたものが行動に付加価値のある、ありのままの彼女自身なのだ。そんな写真が撮れた時にはこんな言葉(反応)を私は待っている。「この子らしい」意図的な写真という概念そのものを煮詰め直すとしますか。
写真の成長
2014/10/14
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No.99 Yokohama Aoba HairMake&Coordinaite by Kaori SasakiPhoto by Ryo 白一色のその空間は撮影者のイメージを膨らませてくれます。最近良く考えるのですが、人の想像力の原点は何なのだろうか。今までの私の写真を振返って見ると、全てがオリジナルでありながら、そうではない事実も有ります。皆、自分の作品を生み出す前に多くの情報を自分の中に入れていきます。沢山の写真を見て、時に添えられた文章を読み返し、自分の中に印象を残して行く。ライフスタジオには素晴らしいカメラマンが多く、ここで写真を撮るようになって、私を拘束していた写真と言う物への固定観念が崩れて行くような感覚を強く感じていました。印象に残った物を積極的に自分に取り入れ、実際に写真にして行く。この行程は写真を学んでいくなかで最も重要なものですが、カメラを持って時間が経つと、気がつかないうちにそのサイクルが失われて行くのを感じます。一色で統一された空間は、ヒントの少なさから自分のレパートリーが大きく試される場所だと思います。そんな時に思考を巡らせ自分のなかの情報から探す、今何を写したいのかを考えること。その瞬間に、基本の大切さを改めて感じる事が出来ます。 日々の撮影の中でしっかりと呼吸を整え、自分が良いと思った物を昇華し、自分の物にして行く。この運動が絶え間なく行われれば私たちの写真は留まる事無く、のびて行けるのではないでしょうか。写真の成長を感じられるこの場所は、とても貴重な空間だと思います。ここで写真が撮れる事に感謝の気持ちを持ち、これからも学んで行きたいと思います。
経験による感覚
2014/10/11
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Coordinaite by Ryohei Photo by Volvoin kawaguchi 『イチローは生まれたときからイチローなのだろうか』 ときにはワンバウンドするようなボールでも打ち返してしまう能力は生まれたとき、あるいは野球選手になった時からイチローは持っていたのでしょうか 答えはノーだと思います 彼は人の何倍も努力し、研究して今のイチローになっているので才能があったとしても最初から今のイチローだったわけではありません では、彼はワンバウンドするボールを打つ練習を一生懸命やっていたのでしょうか これも答えはノーです。(おそらく) 彼がワンバウンドするようなボールにも対応してヒットを打つ事ができるのはそれ専用の練習をしていたのではなく、人の何倍も努力し、研究した成果とその成果の積み重ね、つまり経験が彼にとんでもないボールでもヒットを打てる「感覚」を与えているのではないでしょうか 私達はそういう他人が思いつかないような言動の事を「感覚的」という言葉で表現することがあります撮影の中でも同様に、そのときとっさにでたフレーミングや他人が思いつかないような写真の事を「感覚的」という言葉を使って表現したりします よく写真の話をしていて耳にするのは「感覚的に撮っているから論理的に展開する事が出来ない」と言う言葉です写真は「感覚的」なものと「論理的」なものに分類されまるで対極にあるかのように話されます しかしこのイチローの理論で言うならば、感覚とはいきなり何も無いところから湧いて出るイメージではなく「自分が持っているいくつかの経験の組み合わせ」によって出てくるもののように思います この写真は、私が今まで撮ってきた写真や被写体への入り方光やフレーミングやポーズ、読んできた雑誌や取り組んでいた事といった人生の「経験」がこの二人にとって最善となるように組み合わされシャッターを押す瞬間に文字通り「感覚的」に全てのパズルのピースを整える事でできた一枚のように思います 経験からくると言う事は感覚で撮ったからといって説明不可能な写真は存在しない事を意味します感覚と論理は対極にあるものではなく互いに高め合うものなのではないでしょうか
探究心
2014/9/29
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photo by Nousaka codi by Kazumiライフスタジオの写真の構成要素の一つである『インテリア』被写体の存在の美しさをより引き出すためにどう生かすのか。インテリアの中に被写体を美しく溶け込ませるにはどうしたらよいのだろか。その方法は無限大で、私たちの技術と感性そして探究心にかかっているのだ。『空間について考えること。そして被写体について考えること。この2つの事から数多くのまだ見ぬ写真が生まれて行く。日々の撮影の中で自分自身のスタジオに対する固定概念を壊し続ける事。普段撮影しない場所だったり、光が入りづらい場所だったり、諦めている場所にもヒントが落ちている。その発見こそ写真の無限の可能性を感じさせてくれる瞬間だと私は思う。』written by Nousaka生きた植物には生命力ある。そして私達ひとりひとりに個性があるように光をうけていろいろな表情をもつ一枚一枚の葉。その静かな輝きは少女たちのもつ神秘的なイメージを引き立てている。彼女たちだからこの場所で。この場所だから彼女たちだった。kazumi
Classical Heroine
2014/9/27
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瞳が印象的な小さな女優がやって来た。しかも、往年の大女優のような、気品を感じさせる子だった。兄のことが大好きで、見つめる眼差しが心の底から嬉しそう。その雰囲気がとても微笑ましく、一通り仲睦まじい姿を収める。「この2人に何を演じてもらうのがいいだろう。」そんな風に考えを巡らし、最後のシーンに車を選んだ。私の頭の中にあったのは、ローマの休日の車のシーンである。白黒の世界で、オードリーの目がキラキラと光る。涙無くしては見られないあの名シーンに、この2人との別れが近づく私のうら寂しい気持ちを重ね合わせた。普段は元気な印象で登場することの多いミニクーパーが、クラシックカーとしての持ち味を生かした舞台になる。夕暮れが近づく時間に、後ろの窓から優しく射し込む光。革張りのシート、エナメルの靴、パールのネックレス、そして、兄と一緒に微笑む彼女の目がキラキラと輝いた。これらのツヤ感が、もともとあった彼女の気品をさらに引き立て、さらにモノクロ映画のワンシーンのような雰囲気を演出したように思う。頭の中にあった、大人の儚く切ないシーンではなく終わることのない2人の関係がここには描かれた。そのほうがいい。彼女は女優ではなく、まだ3歳の女の子で、照れる兄はまだ5歳。そして私は映画監督ではなくて、ただのカメラマンなのだから。私が用意できるものは限られている。ほんのちょっとの妄想と、それにどう答えが返ってくるかを待つ時間だけだ。Coordinate by YucoPhoto by Nakaji@tokorozawa
役割②
2014/9/25
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photo by Rolly codi by Kazumiはじめての場所ではじめてあった人たちと。大人だっていろいろ身構えてしまうのだからちいさな彼女にはとっても大きな出来事だね。 そんなとき私たちは彼女の心のよりどころは何か静かにアンテナを立てるんだ。『写真撮られたくない』っていってたお兄ちゃん。テレがでる小学生の気持ちもとってもよくわかるよ。でも彼女のよりどころはお兄ちゃんで。心細い気持ちになるとそっと寄っていって手をつないでたんだ。優しいお兄ちゃんは『がんばれ!』ってきっと心の中で励ましてくれてた。だから私のことをとっても手伝ってくれて私のとなりにきて一緒に動き、求めに応じていろんなリアクションを一緒にしてくれたね。あんなにテレていたのにしっかりと力強く、彼女のよりどころになりながら。 そんなお兄ちゃんにそこにいた大人たちがどれだけ心動かされたことか。75cutはそこにいるみんなで作るものなんだ。だから私は2つ目のコーディネーターの役割をこう考えている。いかにそこにいるみんなを巻き込んでいくか。そして撮影をとおして家族それぞれがもっている素敵なところを再確認してもらう機会を創造すること。もっともっと愛を感じてもらうこと。コーディネーターって素敵な役割でしょ?
息をとめる
2014/9/20
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集中する一つの事柄に気持ちや注意を集中する動きを抑え、音を立てず、目をこらし、息をとめる私たちは日常生活を送っている中で、ここ一番の集中力を要求されるときが多い。本番でいかに集中できるか、それがその後の人生を左右するときもある。「ウサギとカメ」の話ではないが、集中によって能力あるものを追い越すことぐらい簡単なのだ。〜良い集中を得る為には〜1.対象から外れないこと2.雑念がないこと3.精神の安定そういう状態であれば、強い意識を持って集中し続けることができ、集中力を高めることができる。撮影中は常にある程度の集中力の中、カメラを抱えている。いつ、なんどきでも、人生最高の瞬間が訪れてもいいように、アンテナを張り続けている。その一瞬を逃さない為に、集中している。実際は数秒の出来事だったのではないかと思うが、私にはとてもゆっくりとスローモーションのように時間は流れていた。ふっ!彼がバッタを見つけ、木陰に手を伸ばす。飛び立たないでバッタちゃんと私は心で願いながら、露出を合わせ、フレーミングを決める。手とバッタの距離を確認しながら、シャッターを押す。ぁは〜っ!!音も時間の流れも分からなくなるほど、集中していた。彼と私の息を深く吸い込む音が耳に残っていた。Photo by Ikuyo&Yu
らしさ(既存)
2014/9/18
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短い撮影時間の中で被写体の「らしさ」、既存の部分を引き出すのはとても容易なことではない。そんな被写体の「既存」の部分を発見した時に私自身に新しい風が舞い込んできた経験はカメラマンなら誰しもが経験あるだろう。 彼女がお店に来た時の印象は「清楚」であった。妹の入学記念ということで制服衣装で揃えてのご来店。三つ編みおさげで礼儀正しいお嬢様風。彼女はもうすぐ10歳。ハーフ成人ということで大人へ移り変わる(非日常の)新しい彼女を見つけたかった。大人の女性を表現したかったので色量は最小限に抑えた。帽子を使い覗き視ている目線で微笑んでもらったことで、謎めいた大人の女性を出す。指は意図としたものではなかったが、彼女本来の動きのままであえて修正は加えなかった。結果、ただ帽子をつかむという行為がより謎めいた女性の印象を際立たせた。女性の寄った写真は肩を寄せて入れるとよりセクシーになる。だがしかし、今回は指と表情にフォーカスしたかったのと「新しい自分」ということで私自身の新しさをも追究した中で、肩を寄せて入れない。という結論に達した。 彼女が想い描く大人の女性とは。彼女自身は果たして大人の女性になりたいのか。カメラマンのエゴで彼女をカテゴライズしてしまって良いものなのだろうか。今までは思い立ったらとことんやってしまおうという概念でそれで良かったのかもしれない。今回は「新しい何か」を追究したいのだ。 「新しい自分」を追究する「今」は、まさにまだ10歳の彼女なのだ。「らしさ(既存)」という部分を残しつつ「新しい自分」を見出す画を表現した。 被写体にドレスでも何でも非日常の衣装を着せれば「新しい自分」はいくらでも写真に残せる。冒頭でも述べたが短いこの撮影時間の中で彼女の「らしさ」、既存の部分を引き出すのはとても容易なことではない。だからこそ探り出す、引き出す努力をしてみよう。そんな彼女の「既存」の部分を発見した時に私自身に新しい風が舞い込んでくるに違いない。
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