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所沢店
つらつらとふぉとにっき②
投稿日:2023/6/21
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Photo by Yoko , Coordinator by Narumi
私は着物が好きです。
日本古来の、古典的で、決まりがしっかりしている着物が好きです。
もう7年以上前になりますが、私は別の写真館で働いていて、その時に着付けを学び、着物の良さを知り、それと同時に着物文化が新しくなっていることを学びました。
当時の私の認識として着物とは「和」そのもの。
七五三撮影はきっちり、かっちり、髪飾りはシャラシャラかんざしつまみ細工。
手に持つものは鞄、鞠、扇子。
着物の合わせは見えてはいけない。袖口も然り。
頭の固い私にとっては、その決まりごとがとても心地よく、写真を撮る上でも守ることが決まっている方が、雑にいえばラクでした。
ライフスタジオに入社してから驚いことは、撮影者が、決まりは守りつつも被写体を美しく撮ることを大切に考えていること。
ポージング然り、光然り、インテリア然り、衣装や小物然り。
今となってはもちろん当然のことなのですが、それまで私がいた場所では、教えられてこなかった事柄でした。
「着物だからそれやっちゃダメ!」みたいな。(もちろん時代もありますが。笑)
前置きが長くなりましたが、まぁ、とどのつまり何が言いたいかと言いますと、当時の私枯らしたら、この写真を撮ろうとしたこと自体が驚きだなぁということです。笑
私は統一感のある写真が好きです。
そして、違和感のない写真が好きです。
写真を見た時に、違和感を見つけようとする癖があります。
色味、インテリア、小物、髪飾り、エトセトラエトセトラ。
どうしたら違和感のない写真が撮れるのか。小物の配置は、ポージングは、色味は、インテリアは、世界観を壊してしまうものはないか、そもそも世界観を意識して組めているのか。など。
それらを一瞬でその場で考えだすということは、私には無理な芸当です。
取り繕うことはできても、絶対にアラが出ます。それが目立ちます。で、絶対バレます。笑
想定し、練習し、イメージして、それが被写体や状況と合致した時に、初めて形に残ります。
この1枚は、それらが全て重なった時に生まれたものです。
所沢店のインテリアにおいて私がまだやっていないことや気づけていないことはたくさんあって、最近は先人たちの写真を見ながら考えを巡らせ気づきを得ている毎日です。
ありがたい環境でございます。
今こそ凝り固まった頭をほぐし、考えを巡らす時。
さぁ、柔軟な思考を手に入れましょう。私。
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