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所沢店
「家族のかたち」
投稿日:2021/7/27     更新日:2021/7/27
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私は家族写真が好きです。
この気持ちはライフスタジオで働き始めてから芽生えた気持ちであり、3年前におよそ11年ぶりに家族写真を撮ってもらって確信したものでもあります。
自分でカメラを握り始め、やっぱり家族写真好きだなって思って、でもそれは何でかななんて思ったりして。
地味に色々考えていたりしました。
きっと私は、写真という撮られた結果の形ももちろん好きだけれど、家族写真を撮るあの空間や時間が一番好きなのかもしれません。
家族の形って本当に様々で、日によって、その年によって変わっていきます。
その今しかない形を残したくて、日々お客様はライフスタジオに足を運んでくださいますし、そこにご一緒する私も「今しかないこの家族の形を残したい。非日常であるこの場所で日常を引き出したい」なんて思ったりするのです。
じゃあどうしたらその「いつも通り」を引き出せるのかな?と思ったときに、一つは「動きの誘発」があるかもしれません。
ほら、写真て緊張するじゃないですか。子供もそうだけど、大人なんて特に。
昔ブライダルのスタジオ撮影をしていた時なんて、皆さん口元は笑っているけど目は笑ってないなんてことがたくさんありました。笑
だからこそわざと動いてもらって「ほぐす」ことって子供にとっても大人にとっても、「いつも通り」を引き出すということにおいては大切なことなのかもしれません。
どんな動きにするか、誰に動いてもらうかはそれこそその家族によって違います。
例えば我が家の場合。
3年前にほぼ無理矢理撮影に連れてきた父は最初こんな感じ。
その父をほぐすために娘(私)が動きました。
おお・・・、顔がほぐれた・・・。私体張ってる・・・。笑
そして例えばこちらの父子の場合。
お子さんが人前では(最初だけ)ガチガチに固まるタイプだったので、父が自ら動き息子の動きを誘発してくれました。
可愛い!でも父の目が見えない!でもそれも今の父子のかたち!!!
例えばお子様たちがお年頃になって、「ちょっとお父さん触らないでよ!肩組むとかやだ!」なんて時が訪れても(笑)、それはその時の家族の形であって残す意味は絶対にあると思うし、そんなこともいつか笑い話になるって私は自分の経験からも思います。
記憶を記録として残すか、残さないか。それは個々の自由ですし、考え方も自由です。
その自由の中で考えた結果、私は「残したほうがいい」と心から思っています。
いつか、絶対にそれは財産になるから。
だからこそ、私はライフスタジオに来てくださる方々に「家族写真撮りましょう」と絶対にオススメしちゃいます。
時間ってね、過ぎちゃうんですよ。気づいたら、ものすごいスピードで。
だからこそ私はいつか後悔しないように、自分の家族の写真を残し続けます。
自分が若い頃は全くそれができていなかったし、価値もわからなかったからこそ、大切にしていきたいと思っています。
そしてこのお仕事をさせていただいているからこそ、これから出会うご家族の写真と時間を残すお手伝いが誠心誠意できるよう、自分から繋がりを求め、邁進していきたいと思います。
・・・ちなみに本邦初公開の13年前に撮られた家族写真がこちら。
ピクリとも笑わない我が家・・・。それが13年後にはこんな家族写真と撮るようになるなんて・・・。笑
なんて、今回このように拙いながらも気持ちを文章化したのは、今日が我が父ヒデカツのレベル67記念の日だからだったりして。
私「父ちゃん!最後の家族写真からもう3年経った!今年こそ撮るよ!!」
父「やだねーーーーー!!」
という会話が常になっています。父よ、ハッピーバースデー。
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