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所沢店
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投稿日:2020/7/18
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Photo by volvo , Coordinator & Write by yoko
「写真撮影が楽しい、また撮りたいという気持ちが子供も大人も共感できるなんて、自分が子供のころは思ったこともなかった」
この言葉は、撮影終了後に被写体の彼女のママさんからゲストストーリーで頂いた言葉です。
私自身、このお仕事をしながら「私が子供のころにもこんなところがあったらよかったのになぁ」なんて思いながら日々を過ごしています。
写真館ってどういうところなんでしょう。
写真を撮って、記念を記録するところ。少なくとも私が子供のころはそういった認識で間違いありませんでした。
今でもそれは間違いではないと思います。
ではライフスタジオとはどういうところなんでしょう。
改めて考えたときに、私はママさんからいただいた言葉が心に刺さりました。
「撮影が楽しい、また撮りたいという気持ちをみんなで共感できる場所」。
これって、とってもわかりやすくてとっても素敵なことだと思いませんか?
ここで私が言う「みんな」というのは、もちろんお子様だけでもなく親御様だけでもなく、そこにはスタッフであるカメラマンとコーディネーターももちろん含まれます。
コーディネーターというお仕事は、ただ服を組み合わせるだけではなく、ただ言われたとおりに動くだけでもなく、「空間をコーディネートする」お仕事だと私は思います。
その上で私がまず大事に考えているのが「お客様の声を聞くこと」です。
私達コーディネーターはお客様がご来店されたら、あるいはご来店される前からその方の声や想いに耳を傾けます。
親御様の想い、お子様の想い。写真に対する想い、我々に対する想い。エトセトラ。
それらを掬い取り、形にして、肉付けしていくのが空間をコーディネートする第一歩です。
どちらかの一方通行では、気持ちのドッヂボールではいけないと思うのです。キャッチボールでなくては。
そしてその糸口を作るのが私達コーディネーターだと私は思うのです。
だからこそ、コーディネーターは多くを知っていなければなりません。
お客様のことはもちろん、ライフスタジオの事然り、エトセトラ。
「知ろうとすること」と「伝えること」が何より大事なのです。
そういった意味では、一番最初にお客様とお話をする電話の瞬間から私たちの撮影は始まっているといっても過言ではないかもしれません。
被写体の彼女。彼女は今回10歳のハーフ成人式の撮影でしたが、実は7歳の七五三の際に一度所沢店で撮影をしたことのあるご家族でした。
新型コロナウイルスの影響で休業していた期間にママさんからお問い合わせをいただき、偶然対応をさせていただいたのがこの私。
以前撮影した際には私は担当スタッフではなかったのでそのお問い合わせの時がママさんと私の「はじめまして」だったわけですが、偶然私が対応をさせていただいたことにより今回の撮影へと繋がりました。
『7歳の時とはまた違う、10歳らしい可愛らしさを』
ママさんと私達の間にはそのような共通の想いがあったように思います。
その共通の想いは撮影直前に生まれたものではなく、ママさんから「ハーフ成人式の写真も撮ってみたい」という気持ちを予約時にいただいた時からあったものです。
私は衣装はもちろん彼女の表情や気持ち、魅力を最大限まで引き出してあげたいという想いをこの撮影に込めていました。
彼女の、ママの、ご家族の一生の思い出になりますように。
そんな願いを込めて。
だから、ゲストストーリーでママさんと彼女からそんな言葉をいただけたことが何より嬉しかったのです。
私達コーディネーターが空間をコーディネートすることによって、ご家族にとってライフスタジオが「撮影が楽しい、また撮りたいという気持ちをみんなで共感できる場所」になれたということが本当に嬉しかったのです。
お問い合わせの「はじめまして」から始まり、想いを共有し、同じ時間を過ごし、これからに繋がる気持ちがある。
ライフスタジオって、いいところだなぁ。笑
光と前ボケから覗く10歳の彼女の瞳。
『7歳の時とはまた違う、10歳らしい可愛らしさ』。
この1枚の写真、75cutの原本には、たくさんの想いが詰まっているのです。
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