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所沢店
「RineBlo2」
投稿日:2020/4/23
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1ヶ月の休業期間の間、所沢店のメンバーでライフスタジオの企業理念について討論を行うことになりました。
そこで、私も改めて企業理念について考えてみようと思います。
思えば企業理念については入社当時に新人研修でたくさん講義をしていただきました。
その時には理解ができなかったこと、正直たくさんあったと思います。
それは、企業理念を自分の言葉や自分自身に置き換えて考えることができなかったからです。
入社4年目、コーディネーターとして走り抜けてきた今、これまでの経験を経て当時より少しでも自分の言葉にできたらなぁと思いながらこのブログを書きます。
自分の言葉にし過ぎて意味がわからなかったらすみません。笑
話がだんだん逸れていく自覚はあります!
【ライフスタジオの目標】
2、「人が人を人として」人らしく生きること
・一番目の「人」とは、主体(客体との実践的関係性を前提とする私)、二番目の「人」とは、客体(主体との実践的関係を前提とする他者)。三番目の「人」とは、私たちが志向する人間としての普遍的な価値(例:自由、平等、博愛など)が実現された理想的な人。
・「人らしく生きること」とは、既存の固定概念、先入観、権威、偏見、差別などに対して果敢に立ち向かうことを言う。
最初にこの言葉を知った時、「どういう意味かちょっとわかんないな」っていう気持ちと、「何を当たり前のことを」という矛盾した気持ちがあったのを覚えています。
「人」が「人」を「人」としてみるなんて当たり前でしょ?という、それはもう文字通りの意味、文字でしかこの文章を見ていなかったからです。
言い方を気にせず言えば、きっと当初は「わかった気になっていた」のでしょう。
ここでいう「人」が何を意味して言えるのかなんて、少しも理解できていなかったのに。
人のことを人として見ていたのか、それとも自分とは違う何かと思って見ていたのか。
特に私は事なかれ主義ですので、自分と違う意見等が出た時に「まぁ私とこの人は違うから」「そういう意見もあるよね」「ここで自分の意見も出すと面倒だからそのままにしておこう」という自分の思考に違和感さえ感じていませんでした。
今になって思えば、私はきっと他人のことも自分のこともあまり「人」として認識していなかったのでしょう。それと同時に、他人にとっても私という人はその程度の対象でしかなく、私の内面への興味など抱かれたくないと思っていました。
そんな私の考え方を変えた出来事があります。
そう、皆さんご存知「P.O.P」。2017年6月から撮影を開始し、2018年7月に写真展を開催したあれです。
当時の所沢店スタッフによる、テーマを決めてそれに沿った形でスタッフ同士で写真を撮り合い、その人についての文章を書くという取り組み。ちょうど私が入社半年くらいで始まりました。
一番最初に被写体役をしたのは私で、ものすごくドキドキしたのを覚えています。
写真を撮られることではなく、「私」についての文章を4人が書くということにものすごい緊張をしたのです。
むしろ緊張というよりは恐怖感の方があったかもしれません。「私」という「人」を見られることも包み欠かさず書かれることも怖かったですし、何より自分の内面に踏み込まれること自体、私が今まで意識的に避けてきたことでした。
それこそが、当時私が「人が人を人として」をいかに理解せずに実践できていなかったかという証明かもしれません。証明してどうすんだという気もしますが。笑
まぁ結論から言ってしまうと、P.O.Pで皆が私について書いてくれた文章と写真を見た時に私の中でものすごい変化が起きたわけです。
自分とは違う誰かが、他人であるはずの「私」についてここまで考えてくれて、そもそも「他人」だとは思っていなくて、私を知ろうとしていてくれた、と。
こんなことは本当に初めてで、当時の私にとってはものすごい衝撃だったわけです。
ここまで生きてきた中で働いている時の私は「人」ではなかったかもしれない。むしろお仕事ロボットにでもなっていた方が楽だった。
でもここでは違う。私はライフスタジオでは「人」でなくてはならないし、そうでなければできないことがたくさんある。そんな気付きがありました。
本当にそこからですね、私がみんなから「変わったね」と言われるようになったのは。
多分、私は当時の所沢店に「人」にしてもらったんです。
その頃から私自身の周りを見る目も変わって、人を「人」として考えられるように段々となってきました。
その人がやる行動の意味がわかってきたり、自分も誰かを想って行動することが以前より増えてきたり。視野が広くなったと言ってもいいかもしれません。
同じように私も他のスタッフ達のP.O.Pを撮って書かせて頂いて、その人のことを本気で考えてそれを伝えるということはとても勇気のいることでしたが、そうしなければ伝わらないこともあり、伝えることが大事なのだと私自身が知ることができました。
「人が人を人として」を知ることができた、そのきっかけがP.O.Pであり、当時の所沢店のみんなです。
と、ここまで脱線気味に(しかもとても偉そうに)書いてきましたが、相も変わらず難しいんですよ。「人が人を人として」人らしく生きること。その理解。考えれば考えるほどに。
じゃあ今は完璧に実践ができているか?答えはまだまだNOでしょう。
3年掛かって「人(私)」が「人(他者)」を「人」として見られるようになってきました。ではその先は?常にそこを意識し、人として人らしく生きているのか?
私の中にはまだ「人」になる前の過去の私がいて、ふとした拍子にひょこっと顔を出してきます。くそぅ。
私が「ライフ人」になるまではまだまだ、まだまだまだ先のようです。
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