Staff Blog
所沢店
scrollable
JIVE!! with your Studium and Punctum.
投稿日:2017/8/27
1258 1
『 酒井貴弘を知るということ 』
「酒井貴弘」という人間を想像したとき、ライフスタジオのスタッフであればある程度共通の認識があるのではないかと思う。
・優しい
・まじめ
・器用貧乏(本人談) …などなど。
私にとって「酒井貴弘」は所沢店での私の教育担当で、先輩で、でも出会って半年程なのに「あれ、もう2年くらい一緒にいない?」というような人。
そう、彼は人にやさしいのだ。
だが今回P.O.Pで彼について考えるにあたり、私の中でひとつの違和感があった。
単純に、「やさしい」という言葉がしっくりこない。
なんかそういうんじゃないんだよなぁ、その一言で表すにはあまりにも薄すぎる。
撮影場所は「銭湯」。彼にとっては日常的だが私にとっては非日常的な場所。当然のことながら、私は彼が銭湯に行くところなど知らないからだ。
最初は銭湯の前や外観をなぞって撮影するつもりでいたのだが、なんと彼は銭湯の中での撮影許可を自らとってきた。
正直、最初は「そこまでしなくていいのに…!」とビビリな私は思ったのだが、彼は目を爛々と輝かせて(それはもう本当に少年のように)「オープン前の男湯で撮らせてくれるって!」と報告をしてくれた。
そう、意外にも彼は行動力がある。
しかし、「行動力」という言葉で言うともう一つ私の中では引っ掛かりがあった。
皆様ご存知の通り私は自分の恋愛に人一倍興味がない(悲しいことに)。
だから、彼の口から「家庭が持ちたい」という言葉を聞いて、その僅か1~2カ月後にはパートナーが出来ていて、デートを重ね現在ゴールイン目前ということにとてつもない疑問と違和感と驚きがあった。
そこで、ストレートにこんな疑問をぶつけてみた。
『なんでそんなに家庭を持ちたいんですか?』
私の周りでも「子供が欲しい」という人や、単純に「結婚して安定したい」という人はたくさんいる。正直、彼に対してもこういった答えが返ってくるのではと思っていた。
けれど、返ってきた答えはそれとは少し違っていた。
『一緒にやりたいことがいっぱいあるんだよね』
少し驚いた。
まさかこういう返しがくるとは思っていなかった(私の浅すぎる恋愛観に自分で少し幻滅もした)。
まさかこういう返しがくるとは思っていなかった(私の浅すぎる恋愛観に自分で少し幻滅もした)。
・自分の好きなことを一緒にやってみたい
・自分の好きなこと、その人の好きなことを共有したい
・2人でしかできないことをやってみたい
彼から出てくる言葉は決して自分ベースの自分本位のことではなく、相手を思って言っている言葉だった。
今回題材となった「小杉湯」という銭湯も、パートナーと一緒に行きたい場所だという。
若い頃に上京して高円寺に住み、憧れを集めた部屋を作り、長年通い詰めている「小杉湯」。
自分の大好きな場所を、自分の好きな人にも知ってほしいのだと実に楽しそうに彼は話してくれた。
楽しいことを共有したいというのは誰しも持っている感情ではないかと私は思う。
けれど、「酒井貴弘」という人間の持っているそれは、なんというか規模が違う。
彼の考えはもはや人生をベースにして考えられているのではないかと思った。
彼の考えはもはや人生をベースにして考えられているのではないかと思った。
やさしい、けれどその言葉だけではない。なんというか、懐が深い。
先日のヘヨンさんとの面談の中で「ヒロが怒ったところを見たことがない!」という話題が出た。うん、確かに。見たことがない。
本人も「怒らないですね~~。基本怒らないですね~~。」とのこと。
でもそれは決して感情がないとか、何も感じていないとかではなくて、彼は懐が深いのだと考えると少ししっくりくる。人よりも、沢山の物事を包み込める器量がある。
ここで私の中でのひとつの結論。
そう、酒井貴弘という人間は「あたたかい」のだ。
私がここで言う「あたたかい」とは決して前に述べた「やさしい」と同義語ではない。イコールではないのだ。やさしいのとは、少し違うと思う。
彼の話を聞きながら、銭湯という場所も相まってこの「あたたかい人」という言葉がとてもしっくりきた。
撮りたいイメージが固まる。かっこつけなくていい。いつも通りでいい。誰かと話をしている、いつもの楽しい彼を撮ろう。
カメラマンになる前の「守屋瑛子」に応えてくれる「酒井貴弘」を撮ろう。
等身大の自分が映した私の目に映る彼を伝えよう。
彼は当然のように私の無茶ぶりに応えてくれた。
「そこに座ってvolvoさんに自分の○○な話をしてください」
「もっとこう、パッと来てうはぁーみたいな感じで。違う。」
「そこでジャンプ。違う。」
私にはヒロさんだから伝えられること、聞けること、一緒に楽しめることがたくさんある。
それは彼がとても「あたたかいひと」だからこそ成せることでもあると思う。
「小杉湯」、「恋愛観」、「人生観」。ヒロさんのそれには「誰かを想う気持ち」があった。
ああ、すごいなぁ。と思う。自分にはないものをヒロさんはたくさん持っている。
所沢店の緩衝材。そんなヒロさん。
今回の撮影を通して学ばせてもらいました。
これからも、たくさん学ばせてもらいます。
ちなみに余談ではありますが、私はヒロさんはかっこつけマンだとも実は思っている。
少し。少しだけれども!
少し。少しだけれども!
でも、無理しなくていいよ。十分、今のままでかっこいいよ。
この記事をシェアする
サイト内投稿の検索
- トップ
- Staff Blog
- トップ
- スタジオ紹介
- 所沢店
- スタッフブログ
- yoko moriya
- JIVE!! with your Studium and Punctum.