所沢店でP.O.Pを行にあたり最初の被写体を私が勤めることになった時、ひとつの不安要素が私に襲い掛かりました。
 
「やばい、私、自分のこと人に知られるのめっちゃ怖い」
 
言い直すと、「自分の事を他人がどう思っているか知るのが怖い」。
誰でも思ったことのある心情だと信じたい・・！！！
 
28年間生きてきた中で私が学び、そして避けてきたことのおおよそがこれです。
当たり障りなく、衝突を選ばず、できれば避けて、波風立てずに暮らしたい。
これが人生の正解でしょ！と、言い過ぎかもしれませんが正直このくらいのことを考えて生きてきました。
この考え方はもちろん最初から私の中にあったわけではありません。
学生生活や社会経験（もっぱらこれですが）、そして家庭環境の中でこれを培ってきました。
そんな私がよく言われる事の第二位くらいにあがるのが、「世渡り上手いよね」という言葉。
誉め言葉ではないよな、と思いつつもそれでよしとして生きてきました。
 
そんな中で行われることとなったこのP.O.P。
みんなどんなことを書くのだろう、と思い恐る恐るみんなのブログを開く。
正直な一発の感想を披露いたしますと、
 
「ばれてる。私という人間めっちゃばれてる！」
 
恥ずかしい～～～～～・・・、と思うと同時に別の感情。
 

『すごい。うれしい。』
 

なんだかほっとしたような、妙な安堵感が生まれました。
私という一人の人間に対して、こんなにも様々な感情を抱いてくれていて、考えてくれて、知ろうとしてくれている。
生きていく中でこんなにも嬉しいことってありますでしょうか。
 
写真が好きです。
人を撮るのが好きです。
人を写真で表現するのが好きです。
 
でも、私自身を表現されるのは嫌いです。
 
そんな矛盾している気持ちがぶち壊された気分でした。
みんなありがとう。それが今の気持ちです。
 
ああ、恥ずかしい。笑
 
 
少しだけ撮影当日のことを語りますと、個人的に非常におもしろかったのはカメラマンそれぞれ撮り方や撮影の入り方が違い、それぞれの性格が反映されているということ。
 
撮影前に「こういうようちゃんを撮りたい」と提案してきてくれたり、「こう！それそれ！もっと笑って！」と一緒に創り出してみたり、「もっとこう、違うんだよなぁ」と一緒に悩んでみたり。（誰がどれとは言いませんが。笑）
 
本当はBestPhoto的なのを選んでみようかと思ってみたのですが、胸に秘めておこうかなと。笑
 
だって、私が思う一番と人が思う一番は違うでしょう？
私が思う私と、人が思う私も違うでしょう？
 
だけどそれが一致するという稀有な経験をできたのがこのP.O.Pです。
 
もしBestPhotoを選ぶとしたら、、それはAfterが書かれてから。笑
賞品はそうですね、ようちゃんと所沢飯でお願いします。
 
次回は私も撮影者としてP.O.Pに参加します。
どう撮ろうかな？と悩みますが、それはまだ私がその人の事を深く知れていないから。
私の事を知っていただいたのだ。私もどんどん深く潜って行こう。
 

『写真を通して関係を作る』
 

なんとも素敵な言葉です。