PhotogenicTokorozawa

「今までと、これから」

2020/6/16

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Photo by Satsuki , Coordinator & Write by Yoko

 

 

「今を残す」ことの大切さについて。

これはこの仕事をしている中で私が最も重要視している想いの1つでもあります。

 

こちらの写真のご家族。実は2017年に一度ご一緒させていただいています。

今年3年ぶりに再会したのですが、本当にありがたいことに私のことを覚えてくださっていて、改めて記憶に残るお仕事というのはすごいことだと感じました。

 

そして3年ぶりにご一緒して撮る家族写真はマタニティフォト。家族が一人増える喜びを写真に残すというもの。

 

お子様の写真を撮る際に私たちがご希望としてよくお伺いするのが「自然な、いつも通りの姿を残して欲しい」という親御様の気持ちです。

自然な姿。その最たるものは家族写真にこそ現れるのではないかと私は思います。

例えば人見知りや場所見知りの子供たち。とってもわかりやすい例ですが、私たちを見る目とパパママを見つめる目は全く違います。

(個人的には「人見知り」だってその時の立派な個性なので少しくらい写真に残すのも素敵だなって実は思っていたりします。個人的には、ですが。)

 

そして私は、家族を見つめる子供達の視線・表情がとっても好きです。

安心感や期待感、時には不安感を含んだような子供達の表情は、本当にその時だからこそ現れるものだと思っているからです。

 

家族が増えるときの写真。それは同時に、今の家族の形が写真に残る最後のときです。

マタニティでの家族写真をお撮りする際に、実は私はこの点をものすごく重要視しています。

未来を想像させることと今の家族の形をしっかり残すこと。この2つを両立させる、あるいはそれぞれを違う形でしっかり残すことがとても大事なのではないかと私は思うのです。

 

ママのお腹を触る末っ子ちゃん。その動作を見守るお兄ちゃん。そして、子供達を見つめるパパママの笑顔。

この写真は、未来の家族の形を想像させてくれます。

 

「無事に生まれてきてね」「みんなで待ってるよ」。

あるいは、「もうちょっとだけ私たちだけのパパママでいてね」「今はまだ私が甘えていてもいいよね」。

もしかしたらそんな想いがあるのかもしれない。もちろんこれは私の想像でしかありません。

でも、これが今の家族の形。家族みんなの想いが交錯して形になった写真なのだと私は思います。

 

そして、この写真には世界観があります。

ママの白いマタニティドレス、末っ子ちゃんのドレス、パパとお兄ちゃんのシンプルなリンクコーデ。

そしてそれを彩る、所沢店の新しいドライフラワーのインテリア。

非日常、非現実の中に表現されるいつも通りの家族の形。

カメラマンである工藤さんが「このご家族をこう残してあげたい」という想いがあったからこその1枚だと私は思います。

 

所沢店が残す「新しい家族写真の形」。

ご家族が残す「今までとこれからの家族の形」。

それらの想いがつまった1枚の写真。

 

この撮影に寄り添うことができたことを、私はコーディネーターとして誇らしく思います。

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