photo&written by Kurumi

coordinated by Fumiya

 

笑顔がまぶしい。彼女の第一印象はそれでした。

 

元気いっぱいで、笑顔が溢れていた彼女。

撮影中もずっと嬉しそうで、楽しそうで。

 

来店時からワクワクしているのが伝わってきて、今日という日をずっと楽しみにしていてくれたことを話してくれました。

でも、たくさん見せてくれる笑顔の裏には、きっと様々な感情があって…

私は、そんな彼女から美しい強さを感じました。

 

 

とても天気の良い秋の日。

あたたかい陽の光。

そこに立ってもらった彼女に、コーディネーターのみやくんがそっと言葉をかけてくれました。

 

今までの私だったら、彼女の立ち位置を動かしてしまっていたかもしれません。

でも、なぜだか私はこの一瞬に、彼女の中にある少し大人なこころ、

やわらかい強さのようなものを感じ、思わずシャッターを切りました。

 

撮影は、一人で行うことはできず、その場にいるみんなで作り上げるもの。

 

見守りながら、一緒に楽しんでくださったご家族のみなさん。

目一杯撮影を楽しんでくれた彼女。

一緒にその空間を作り上げてくれた、コーディネーターのみやくん。

みんなに背中を押され、私はシャッターを切ったのだと思います。

 

その時間は、何にも代えられない美しい時間で、

私がカメラマンとしてどうありたいのか、答えを見つけたような気がしました。

 

私はきっと、これからも、周りの人たちに支えられ背中を押されて、

シャッターを押し続けるのだと思います。

 

この写真を見て、この時をふと思い出したときに

彼女にとって、このご家族にとって、心に残るあたたかい時間となっていたら何よりも嬉しいです。