Photo by tatsuhito goto , Cordi by kurumi

 

なんだかワクワクする。

この写真を見たとき、そう思いました、

その子の感情が伝わってきそうな写真。
そんな写真が私は好きです。

 

感情が伝わってきそうな写真とは何か。
私なりに考えてみると、やはりその子に合ったコーディネート、小物、
ポージング、表情、インテリア、写真のフレーミング…

 

つまりそれがその子、その時に合った世界観であるかどうか

その子のこころが動いているかどうかも
とても大切だと感じます。

 

自分で選んでくれたドレス。
おしゃれが好きで、ベレー帽をかぶりたいと言ってくれた彼女に合わせて選んだ
ジャケットとイヤリングと眼鏡。

ランタンを持っている左手がまっすぐに伸びていること。
右手で眼鏡も持っていて肘が曲がっていること。

この手の動きもこの写真をいいなと思わせてくれる要素の一つではないのでしょうか。

 

また、いつもなら横にまっすぐに置かれている椅子を斜めにすることで、奥行きを出し、
左下にお花のカバンを持ってくることで、
バランスが保たれているのではないかと思います。

 

そしてフレーミング。
私が撮影練習をしているときに難しいなと感じている部分でもあります。

この写真は左側を空けて撮っていること。
前ボケをそこに入れていること。

それによって無駄なものや余白を感じさせないようにしているのだろうと思いました。

 

そしてこの子の表情から、まるで宝物を見つけたかのような、そんな景色が思い浮かびます。

その子のこころを動かせるような声掛け、会話。

そこには撮りたいものやイメージがあってこそ

その子との関係性があってこそだと感じます。

撮影は常に選択の連続。
“良い写真を撮るためには、準備が大切。”

先日先輩から頂いた言葉です。

そのためには、数々の写真を見て目を鍛えること、
様々なところからインプットしていくこと。

人生は、日々勉強だなと感じます。