Photo by yoko, Coordi by kurumi

私は今、カメラ練習をさせてもらっています。

カメラを握ると、コーディネーターとして見ていた視点とまた違う景色を見ることができ、
ワクワクとドキドキで日々練習をしています。

光。その子、そのコーディネートに合ったインテリア。小物。その子のふとした表情。写真の構図。
撮影中に見るところは本当にたくさんあり、
良い写真を撮るためには、その準備が重要であると強く感じています。

カメラマンの方が常に計り知れないほどのことを頭で考えているということ、
常に色んな状況に合わせてシャッターを切っている、ということを撮影練習で実感し、

本当にカメラマンの方々はすごいな、と感じる日々です。

 

私が好きなこの写真は、それを感じさせてくれる一枚でした。

撮影をしたときは、まだカメラマン練習を始める前でしたが、この間ふと写真を見返したときに、
以前見たときとはまた違ったものを感じ、今回この一枚を選びました。

 

まず光。
逆光を使うことで、ふんわりと柔らかい印象になり、赤ちゃんの優しい雰囲気、柔らかい肌の質感を引き立てていると思います。

インテリアは、ウサギのおむつカバーと被り物を着たその子に合う、ナチュラルな背景。

小物は、ナチュラルな色と質感のかごと、その上にふんわりとかけられた白い布。
そして優しい雰囲気の中にある、固めの多面体の小物。

それがあることによって、ふんわりとしすぎずまとまった印象になっているのではないかと思います。

その小物が手前、真ん中、奥に置かれることで、奥行きも出されていると思います。
また、その小物をこの子が握っていることにより、かわいい手や足が強調され、そこにも目が行くようになっているのではないでしょうか。

そして前ボケ。
ふんわりとした丸い前ボケを左下に入れることによって、よりまとまり、ふんわりとした柔らかさが出されています。

たくさんの要素が集まってできたこの一枚。
きっと、私が気が付くことのできていない要素がもっとあるはず。

 

以前見たときには、かわいい、素敵な写真だな、くらいしか感じることができなかったですが、
写真を知り、よく見て考えることで、同じ一枚でもこんなに感じることが変わるのだと思いました。

 

産まれて６か月。パパママの元にやってきた一人の天使。

大切なその瞬間を、かけがえのない時を、写真に残そうとライフスタジオに来てくださる方々。

そんな想いを残すお手伝いができるように、

たくさんの方の想いに寄り添える人になりたいです。

 

日々撮影の練習に付き合ってくださる先輩方や、仲間たち。
練習に協力してくださるお客様に感謝の気持ちを忘れず、自分自身も成長していけるように、
これからも練習をしていきたいと思います。