地球というこの星に生まれて１年。

その記念を残すために、ライフスタジオに来てくださる方々がたくさんいます。

 

最初はきっとパパママの腕の中ですやすやと眠っていることしかできなかった、小さな命。

いつの間にか自分で動けるようになり、できることが日々増えていく。

 

赤ちゃんの時期って、本当にかけがえのないものなんだなと、

たくさんのご家族を見て、撮影を一緒にさせていただくとすごく感じます。

 

 

先週歩けるようになったばっかりなんです！

今日初めてこんなにしっかり立っているのを見ました！

 

そんな声がパパママから聞こえてくることもあります。

あっという間に大きくなってしまうからこそ、その子の　‘‘今‘‘　を写真に残してあげるのも

赤ちゃんの撮影には大切なんじゃないかなと私は感じています。

 

 

環境やパパママの様子にも敏感に反応することが多いこのくらいの年齢の子は、

その場の雰囲気作り、空気作りもとても大切だと感じます。

まるで普段パパママと遊んでいるかのような空間作り。

それが自然な仕草や、普段の仕草に繋がってくるのではないかと思います。

 

この子は人が好きで、人の顔を見るとニコニコ笑顔。

おもちゃも大好きで、夢中になって遊んでくれていました。

 

そんな時、ふとその子が靴下を脱ぎ始めました。

ふと我に返って、靴下が気になったのでしょうか。それとも、おもちゃと間違えて引っ張ってしまったのでしょうか。

真実は彼にしかわからないけれど、

なんてことない日常の風景が、そこに見えた気がしました。

 

赤ちゃんらしい、ふんわりとした優しい光。

まっさらな心を思わせるかのようなその子に似合った白いニットとポイントで入れたカラー靴下。

儚くて愛しいその子を現わしているようでした。

 

この一瞬を逃さずシャッターを切ってくれたカメラマン。

その一瞬を作ろうと、たくさん協力してくださったパパママ。

色んな人の想いを繋げ、空間を作り、写真に残す。

 

パパママが知っているその子。

知らなかったその子の新しい一面。

それを引き出してあげるのもコーディネーターとして大切だと感じます。

 

その子一人一人を見つめ、寄り添ってあげれるように、日々出会うたくさんの方々との時間をこれからも大切にしていきたいです。