笑顔が眩しい。

 

彼女に初めて会った時、そう思いました。
初めましての自己紹介をした時から、彼女はずっとニコニコ笑顔。

 

今日の撮影をすごく楽しみにしてくれて、洋服を選ぶ時も、メイクをしてもらう時も、

ずっとキラキラした瞳で色々なものを見ていました。

 

かわいいものが好きだという彼女。
2人のお姉ちゃんと、お互いを見ながら 可愛いね可愛いね と言い合っていました。

 

笑顔が絶えなくて、オシャレが大好き。
そんな彼女には、少し大人っぽいジャケットとハットの合わせもきっと似合うだろうなと思い、提案しました。

 

‘‘かわいい！‘‘
そう言って彼女は何度も鏡を見て、とてもその洋服を気に入ってくれていました。

 

撮影が終わり、写真を見た時、彼女はこう言ってくれました。

 

“コーヒーを片手に持ってお仕事をしていそう”

 

この1枚の写真から、彼女はそんな想像をしてくれました。

 

私は、写真には想像させる力があると思います。
それぞれに、それぞれの見方があって、世界がある。

 

写真から感じる、その空白の世界　‘‘余白‘‘　を想像するのが、

写真のひとつの楽しみでもあるんじゃないかと私は思っています。

 

彼女が言ってくれたように、本人も、見た人も素敵な世界を想像出来るような、

そんなコーディネートをこれからもしていきたいです。