Photogenic
所沢店
ふたり。
投稿日:2024/11/30
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Photo&Write by yoko , Coordinator by Narumi
商業写真という表現と、芸術写真という表現があります。
つい先月のことですが、フォトジェニックとはなんぞやという討論(質問)をしたときにそれについて改めて考える機会がありました。
ライフスタジオの写真とは商業写真か?芸術写真か?という問答は過去に幾度となくされ私も大変好きな討論ではありましたが、実際どちらかに断定することはできないのではないかという考えが私の中にはあります。
なぜならば、写真館として撮っている写真は紛れもなく商業写真であって、ただ、85cutすべてがそうかと言われればそうではないと思うからです。
85cutの原本データの中にキラリと光るいい意味でのカメラマンのエゴのような芸術写真が存在する。
それがライフスタジオの良い原本なのでは?と偉そうなことを思ってみたりするわけです。
どちらがいいとか、悪いとか、そういう話ではないのです。
ではこの写真は商業写真か、芸術写真か。どちらでしょう。
正解は紛れもなく商業写真だと思います。
【スマッシュケーキ】という構成要素、これがまず商業写真たる大きな要素になります。
もちろん私がスマッシュケーキという題材で芸術写真を撮れていないということもありえますが・・・。
私の中で商業写真において目指すことは「わかりやすさ」。
なおかつそれを美しく整理することができたのであれば、それは私の目指す「究極の商業写真」に近づくことができるのではないかと思っています。
ただ、私だけかもしれませんが、【商業写真】というとなんだか誰が撮っても誰を撮っても同じなのではみたいなマイナスに近い考えがちらついてきます。
でもこの写真を撮ったときに、そうではないと思えました。
商業写真という枠でも芸術写真という枠でも、判断をその時その場所でその子に合わせて変えていくというブレない考えがあればこそなのです。
この時だって、もちろん最初からお兄ちゃんはそこにいたわけではありません。
むしろ、参加する予定ではなかったしなんだったらちゃんと服を着ていました。笑
なぜケーキを食べるのは妹だけなのか、なぜ僕は食べていはいけないのか。
この時の大人たちの判断はもうそりゃあ一瞬で、「そうだね食べちゃいけなくないね。じゃあ服を脱ごうか。笑」の満場一致。素晴らしい速度での進路変更でした。
結果、この時はその判断が正しかったということはこの写真をご覧いただければお分かりいただけるかと思います。
(ひとりでも楽しそうだけど、ふたりだともっと楽しそうだった。)
私元来の考え方や生きてきた軌跡を鑑みれば、きっと私は商業写真の人なのだと思います。
なればこそただの商業写真ではなく、突き抜けてみたい。
「究極の商業写真とはなんぞや」を考えチャレンジし続けられる人でありたい。
・・・でも芸術写真もチャレンジを続けていきたい。笑
いつになっても思います。
この思考が止むことのないこの環境が、私はとてつもなく好きなのです。
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