Photogenic


所沢店
scrollable

投稿日:2024/10/31

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Photo&Write by yoko , Coordinator by Narumi

 

 

 

何年も同じ店舗で写真を撮るというメリットは光やインテリアの把握ができているという点。

何年も同じ店舗で写真を撮るというデメリットは決まったものしか見えなくなってしまうという点。

特に私はこのデメリットが良くも悪くも如実に出るタイプだと悲しくも自負しております。

私自身の性格や考え方からしても「変えること」と「新しいこと」がとても苦手。生みの苦しみといえば聞こえは良いですが、その苦手意識からあらゆる分野で平均点以上をとることができない性分です。ええ、逃げです。

 

しかしそんな甘えを言ってはいられない。なぜなら、私がこんな言い訳をしている間にも後輩たちが切磋琢磨し、研究し、私の尻を叩いてくるのですから。

要は私も後輩たちも、負けず嫌いなのです。

そして何より私たちはプロですから。今に甘んじているわけにはいかないのです。

 

選択の幅を広げること。

時間によって変わる光を、”どのように使うか”の選択をする。

サイド光にするのか、逆光にするのか、半逆光にするのか。そのどれをカメラマンが選択するかで完成する写真の雰囲気や伝わる感情が変わってきます。

その選択を決定するのに大切なのは被写体自身。光が適切かどうかの要素に被写体の存在を忘れてはいけない。

彼女だから、この光を、このように使って表現する。

選択するのはその時の一瞬かもしれませんが、そこに行きつくまでの過程(被写体把握)を大切に。

 

あとは過程から選択した結論を適切に行うための立ち位置、お顔の角度、目線等々・・・。細かな調整をそう思わせずに行えたのはコーディネーターの手腕です。

そもそもというか、やはり、我々カメラマンが冷静に思考できるのはコーディネーターがいるからなのです。

私の意図を組み先回りをしようとするときのコーディネーター寺成美の視線と熱はものすごいです。カメラマンを見て、そのカメラマンの視と表情から自分が何を発信すべきかを導き出しています。

彼女がいたから私はこの時冷静に選択を行うことができました。

日々、感謝しかありません。

 

選択をするのはカメラマンだけれど、その結果生まれた写真というのは決してカメラマン1人の力で撮れたものではないのです。

この写真を撮るきっかけをくれた被写体の彼女と温かいご家族の皆様、思考と選択をする余裕を私に与えてくれたコーディネーターの寺、着付けとヘアメイクの先生。

そして私の心にいつも火を灯してくれる所沢店のみんなに改めて感謝を。

 

 

その気持ちを決して忘れることなく、何のために写真を撮るのかをはき違えることのないようこれからもシャッターを切っていきたいと思います。

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それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
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