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投稿日:2022/8/3     更新日:2022/8/8

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Lifestudio TOKOROZAWA

photo&write volvo

codi  natsuko

 

 

地球上の生物は弱肉強食の世界から逃れることはできない。テレビでサバンナの番組を見ていると改めてそういうことを感じることができる。動物は生きるという本能に従い行動をするので自分が生きるために他の生物が犠牲になることは何とも思わない、当たり前のことだ。対して人は賢い。理性をもって共存をしようと試みることができる。だが、必ずしも理性を守ったり他人を思う気持ちが勝利するわけではなく、時としてサバンナで起きることと同じことが人間の間でも起こることがある。人は争う。価値観や考えの違いが争いを生み、人を決別させる。その最たる現象が戦争だ。人は共存ができないと判断すると戦争をする。自分たちの現実に置き換えて考えてみると、実は私たちの身の回りでも大なり小なり同様の事が起きているのではないか?と思うことがある。ひとつは同僚である。仕事上の関係というのは意見が違ったりするので問題が起きやすい。そんな時、皆さんならどのように解決するだろう?そもそも解決をするだろうか?仕事仲間というのは、自分の人生の中で最も一緒にいる時間が長い人だ。ともすれば恋人以上に。そんな関係の深くならざるを得ない人と気持ちの良くない状態を作るのは私は好きではないが、人は大体意見がぶつかって決別をするか、ぶつかるのを避けて希薄な関係を構築するかのどちらかを選択する。同僚の話をしたが、こうなるのはなにも同僚だけではない。お客さんとも同様である。「自分はそんなことない、お客さんには寄り添っている」と今これを読んでいる誰もが頭の中で答えたと思う。

人は共感ができる生き物であると同時に、共感できない生き物だ。

自分に余裕があるうちは共感することができるが、自分の考えられる範囲、自分が許すことができる価値観の範囲を超えると人はとたんに共感することが難しくなる。例えば独身の人に親の気持ちはどんなに寄り添っても理解することはできないし、男性に女性の気持ちを完全に理解することは不可能である。だが、ひとつだけ必ず共感できる部分がある。私たちは同じ「人」であるということだ。「人として」共感できるものは老若男女万国共通共感することができる。

 

良い撮影、良い写真を生み出すための大きな要因のひとつが「共感」である。

親御さんは何を求めているのか、子供たちは何をしたいのか、撮影者は何を撮りたいのか、コーディネーターは何を考えているのか、何が似合うのか、どんな声掛けが適切なのか、、撮影や写真を形作る全ての要素は共感することで土台が作られ、共感してもらうことで合意が生まれる。合意が生まれた時、撮影は素敵な空間となり、写真は最適になる。

同僚であろうとお客さんであろうと「人」であることに変わりはなく、必ず共感できるポイントが存在するということ。

 

その共感点を用いて同僚と深い関係を築き、お客さんとの共感点を写真に収めるのが仕事であり、私はそうありたいと願う。

 

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

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