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所沢店
scrollable
Who You Are.
投稿日:2017/5/20
1048 0
Tokorozawa Photo
Photographer: Satsuki Kudo
Coordinator: volvo
身体は容れもの。
心が中身。
だとすると、本当のあなた自身は目に見えないものなの?
今ここで私があなたを感じているのは目に見えるものを通してなのに。
心を、身体という容れものを通してみたときに感じて見えるものは、いったい何なのか。
私はいつも答えを出すことができないけれど、
こうして、私が心で感じて目に見えているものを写して、
伝えることはできるんじゃないかなって、いつも思う。
でも、それも、思うだけでどのくらい伝わるのかわからないけれど。
だから、本当にあなたを表すものを少しずつ触れてみながら探って、考えて、表現をして、
それでも表現しきれないような思いをして、
どんどんあなたに深くなっていくものなのかもしれないね。
恥ずかしそうに、はにかみながら、
部屋に入ってしゃがみながら話す私に、あなた自身の名前を教えてくれて、
戸惑いながらも、大人の輪に入ろうとしてくれる。
突拍子もない話や、無茶ぶりに一生懸命で、
その一生懸命さに、あなたの素直さと誠実さを感じる。
ごめんね、訳のわからないことを言っていてもそれはあなたの心の中に宿るものを少しずつ出すためだったんだけど、
難しいことばかり言っていたよね。
でも私が見たものは、幼さの中に、真っ直ぐで誠実なあなた。
それを感じるのはどこからなのか。
目に見えるものから私が受け取ったにしては、はっきりと確実にはあなたの何がどうそうなのかを言葉にすることができない。
でも、確かにあなたの人柄は私が目から受け取った情報からなのに。
ポーズとか、光とか、インテリアとか、
モノだけ見ると、何か形にはめてしまうそうな怖さ。
形にはめてしまうのは、あなたの綺麗な部分をほかの誰かさんと一緒にして、
どこかに埋めてしまうそうで、怖くなる。
だけど、写真っていうモノを通してじゃないとあなたの綺麗なそれを残すことができない。
その葛藤。
何をどう残すのか。
私が感じた具体的じゃないものを、具体的な写真にしか残せない苦しさ。
そのとき、隣にいたvolvoさんが言った。
「目がきれいだね」って。
あぁ、そうなのかな。
あなたの真っ直ぐで綺麗な心は、この目の中の光に現われていたのかなって。
そう感じた。
はにかむ笑顔。
困ったような表情。
それは手の仕草でも、口の表情でもなく、目の表情だと思った。
ふとした動きの合間に、空白の瞬間に、
あなたがこんなにも誠実で、美しいのは、その目の表情だった。
そこだけを見ていたい。
そこだけを写真に残したい。
あなたが美しいということを伝えるために、ありったけの装飾物で飾りたてなくなかった。
私が受け取ったものを、できるだけそれだけを伝えたい。
だから、不要なものを削ぎ落して、あなたの目と心を現わすものだけここに入れた。
どこか青みがかったような黒目。
上向きの睫毛。
優しく結ぶ口もと。
それだけでいい。
75cutの1cut。
その1cutに私の感性を委ねる。
私が感じたあなたを最大限写す。
それだけで、75cutすべてがあなたを現わすひとつひとつの面となり、
75cutをもって、あなたを完成させる一つの作品となるように。
だけど、それでもあなたのことを語りつくせないと思うから、
何度も、何度も、あなたを撮りたいと思うから、
あなたをもっと知りたいって思うから。
また来てねって言うのかもね。
Photographer: Satsuki Kudo
Coordinator: volvo
身体は容れもの。
心が中身。
だとすると、本当のあなた自身は目に見えないものなの?
今ここで私があなたを感じているのは目に見えるものを通してなのに。
心を、身体という容れものを通してみたときに感じて見えるものは、いったい何なのか。
私はいつも答えを出すことができないけれど、
こうして、私が心で感じて目に見えているものを写して、
伝えることはできるんじゃないかなって、いつも思う。
でも、それも、思うだけでどのくらい伝わるのかわからないけれど。
だから、本当にあなたを表すものを少しずつ触れてみながら探って、考えて、表現をして、
それでも表現しきれないような思いをして、
どんどんあなたに深くなっていくものなのかもしれないね。
恥ずかしそうに、はにかみながら、
部屋に入ってしゃがみながら話す私に、あなた自身の名前を教えてくれて、
戸惑いながらも、大人の輪に入ろうとしてくれる。
突拍子もない話や、無茶ぶりに一生懸命で、
その一生懸命さに、あなたの素直さと誠実さを感じる。
ごめんね、訳のわからないことを言っていてもそれはあなたの心の中に宿るものを少しずつ出すためだったんだけど、
難しいことばかり言っていたよね。
でも私が見たものは、幼さの中に、真っ直ぐで誠実なあなた。
それを感じるのはどこからなのか。
目に見えるものから私が受け取ったにしては、はっきりと確実にはあなたの何がどうそうなのかを言葉にすることができない。
でも、確かにあなたの人柄は私が目から受け取った情報からなのに。
ポーズとか、光とか、インテリアとか、
モノだけ見ると、何か形にはめてしまうそうな怖さ。
形にはめてしまうのは、あなたの綺麗な部分をほかの誰かさんと一緒にして、
どこかに埋めてしまうそうで、怖くなる。
だけど、写真っていうモノを通してじゃないとあなたの綺麗なそれを残すことができない。
その葛藤。
何をどう残すのか。
私が感じた具体的じゃないものを、具体的な写真にしか残せない苦しさ。
そのとき、隣にいたvolvoさんが言った。
「目がきれいだね」って。
あぁ、そうなのかな。
あなたの真っ直ぐで綺麗な心は、この目の中の光に現われていたのかなって。
そう感じた。
はにかむ笑顔。
困ったような表情。
それは手の仕草でも、口の表情でもなく、目の表情だと思った。
ふとした動きの合間に、空白の瞬間に、
あなたがこんなにも誠実で、美しいのは、その目の表情だった。
そこだけを見ていたい。
そこだけを写真に残したい。
あなたが美しいということを伝えるために、ありったけの装飾物で飾りたてなくなかった。
私が受け取ったものを、できるだけそれだけを伝えたい。
だから、不要なものを削ぎ落して、あなたの目と心を現わすものだけここに入れた。
どこか青みがかったような黒目。
上向きの睫毛。
優しく結ぶ口もと。
それだけでいい。
75cutの1cut。
その1cutに私の感性を委ねる。
私が感じたあなたを最大限写す。
それだけで、75cutすべてがあなたを現わすひとつひとつの面となり、
75cutをもって、あなたを完成させる一つの作品となるように。
だけど、それでもあなたのことを語りつくせないと思うから、
何度も、何度も、あなたを撮りたいと思うから、
あなたをもっと知りたいって思うから。
また来てねって言うのかもね。
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