Photogenic
所沢店
光から始まる関係性
投稿日:2016/10/30
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Photo By Choi Eunpyo
Coordi By Hiro
窓から入ってくる明るい日差しは、明るく笑いながら何かを見つめている彼女と調和されている。
そしてその明るい光に反射され、かすかにみられる空間の構造物は彼女をもっと引き立たせ、まるで自分の存在を隠しているように見える。
これはこの写真を撮るとき私が表現したかった内容であり、意図した絵でもある。
「写真は光で描く絵」であるとも言われるぐらい光は写真を撮るする上で重要な要素である。
私も写真を撮る際に一番優先的に考えて観察するのが光だ。
そして、光を観察するポイントは、被写体の雰囲気やスタイルに合うような空間にどのぐらい光が存在するか観察することろである。
光の量がどのぐらい存在するか、その光をどのようにコントロールするかを一番意識しながら、撮影に臨んでいる。
それは、光がどのぐらい存在するかによって、私の次の行為が変わってくるからだ。例えば、光の量が多ければ、光を遮断するし、光が少なければ照明を使って光を作る。
また、その光の量によって光を逆光として表現するか斜光として表現するかも変わってくる。
ここでさらに考えなければならないポイントは空間に広がり、更に構造物に影響を与えている光の見方である。
つまり、光の影響を受けるすべての要素を適切に連結させることも非常に重要である。
光の影響を受ける空間の中の要素を適切に連結すると、意味がない要素の関係が具体的な意味を伝達する関係に拡張できるためだ。
この一枚の写真は好奇心に満ちた少女をどのようにすればより魅力的に表現できるかという考えで始まった。
そのために窓辺で強く入ってくる測光を最大限に活かしてワクワクした表情で撮影を楽しんでいる彼女の雰囲気を強調して表現したいと思った。
しかし、測光ではあるが、強く入ってくる光は順光のように彼女を包んでいた。よく測光は被写体を立体的に表現でき、より引き立たせてくれる効果があると言うが、大きな窓から強く入ってくる測光はそのような特徴を活かすことができない。
それで私が選択した方法は被写体と空間の関係性を利用した被写体の表現だった。
つまり、強い光を利用して被写体が空間の中に立体的に存在するというところを強調し、より被写体を際立たせることである。
側面から入ってくる強い光を受けた構造物は強い光によってさらに反射されているように見え、特にガラス瓶や緑の木の葉などはさらに色が薄く照らして見えることになる。 それに対して強い光を受けた被写体は周辺の構造物より色が暗いためにさらに鮮明に見える効果がある。
そのため、クローズアップのようなトリミング方法ではなく、周辺の構造物が見えるようなトリミングで構成した意図が込められている。 そして少女の前のガラスの窓は彼女の顔に映し出されている光を一重薄くしてくれるフィルターの役割を果たすことになって、構造物と対比される立体的な表現ができた。
つまり、強い光によって被写体自体の立体感の表現は難しくなるが、空間の構造物の関係の中でより被写体が立体感のあるように見え、それを通じて、ワクワクした明るい表情の少女をさらに強調して表現できる写真になったと思う。
写真を撮るとき多くの要素を瞬間的に考えなければならない。 上で説明したように最優先に観察するのは光だが、光から始まるすべての周辺の要素の関係性を考えるようになる。 最終的に考えられるのは被写体を美しく表現することであり、それは写真を見た時、被写体に一番先に目が行くことができる表現でなければならないと思う。
被写体を最も際立つようにすること。これは単純に一つの要素だけではなくすべての要素が有機的に連結されなければならないと思う。 だから、撮れば撮るほど写真が容易でないと考える一つの理由でもある。
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