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ムチノチ!②: 全ては変化している・思考のカテゴリー

投稿日:2017/4/10

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☆すべては変化する。
 
 
 ・変化しないものはない留まっているように見えるものでも、性質や状態は場所の移動や時の経過ともに変化していく。人の手で刺激を加えなくても変化していく。
なぜならば、この世界に在るということ自体が外的要因(空気・分子・気温・湿度など)にさらされ続けているということだから。
 
 ・変化の性質を知る。物事はどのように変化するのかを矛盾の概念を学ぶとともに知っていく。
矛盾とは、事物の内部や外部に存在する対立する物や概念や観念のことを指す。
すべての事物は変化する、即ちすべての事物は矛盾を抱えている。→矛盾の普遍性
Ex) 生物が持っている矛盾とは?生⇔死。ダイエットを検討している人の矛盾は?痩せたい⇔食べたい。など
 
 ・物事・人・事象の内部に存在する矛盾は内的矛盾という・
 
 ・では、新人のコーディネーターの内的矛盾は何か?
  Ex) 撮影をうまく進行したい⇔うまくできない。
    赤ちゃんを笑わせたい⇔泣かれてしまう。
    先輩に認められたい⇔いつも叱られてしまう。
    立派なスタッフの一員になりたい⇔ライフスタジオとは何かを十分に知らない。など
 
 ・人が自らの内的矛盾を解消させるためには、矛盾を解消させるための自覚や意思や目的が必要である。そのことを気付かせてくれたり、自覚させてくれたりするのが外的要因である。

Ex) 痩せたい人が矛盾を自覚するための外的要因→自分の姿を他者や一般的美的概念(外的要因)と比較する。
  勉強する人が勉強するに至るようになるまでの外的要因→自分が知りたい。
  知らないという事実を知ること。知らなければいけない必要性を感じること。
 (無知の知。知らないことは犯罪だ。)
 
 ・矛盾の仕組みから解く変化の性質。矛盾という対立物同士の戦いが変化の原動力となる
 
 ・内的矛盾は変化の根拠。外的矛盾は副次的であり変化の条件。
  つまり変化発展プログラムを装着した人とは、
 『目的・目標・欠如感(内的矛盾)を常に自覚して持ち、自ら条件(外的矛盾)を変えられる人のこと。
 

根本矛盾と主要矛盾
 根本矛盾とはそもそも抱えている矛盾。主要矛盾とは根本矛盾に至るまでの過程で起きる差しあたって解決しなければいけない矛盾。目的が根本矛盾で、それに至る諸問題が発生することが主要矛盾。

Ex) フォトジェニックを取りたい(根本矛盾)。→カメラの操作を知らなければいけない(主要矛盾)。
  会社を作って社会貢献したい(根本矛盾)。→資金と人を集めなければならない。(主要矛盾)。

 
敵対矛盾と非敵対矛盾
  対立物のどちらか一方が無くならなければ解消されない矛盾を敵対矛盾、対立物のどちらの性質も保存され昇華されていく矛盾を非敵対矛盾という。物事のだいたいは非敵対矛盾である。敵対矛盾はわかりやすいが、発展することはない。狭い観点しかみていないことによる錯覚であることが多い。非敵対矛盾は、どのような立場でも根本矛盾が共通していることを自覚していれば自然とそうなる。
Ex) 戦争は敵対矛盾の形式。どちらかの国が勝たなければ矛盾が解消されないという錯覚を持っている。
  会社とは非敵対矛盾である。同じ目的のもと集まった人だから、意見や観点が異なっていても、
  同じ目的を達成する仲間である。
  立場の違いを理解し、お互いの長所を生かしながら第三の答えを出すことができる。→弁証法的発展
 
・矛盾とは「相互関連」。様々な要因がお互いに関係しているから対立物が生まれる。


相互関連には様々なカテゴリーがある。
 
・カテゴリー①:原因と結果
 物事には原因があるから結果がある。現在の結果を知るにはそれに至るまでの原因を知ることが必要である。原因と結果は対立物が変化していく過程で説明できる。結果だけを切り離して物事を見ることはできない。現在から過去を想起して、物事を分析することに原因と結果を当てはめることができる。また、原因から結果を予想することもできる。過去→現在→未来の繋がり。
 Ex) 不摂生を続けた(原因)から体調が悪くなった(結果)。
   毎週1枚写真分析を続けた(原因)から写真の技術が向上した(結果)。
   人に裏切られた過去がある(原因)から人を信頼できない(結果)など。
 
・カテゴリー②:内容と形式
 物事や概念がその形になったのには、その内容に合わせたものだからである。内容のあるものは形式があり、内容のない形式は矛盾している。対立物を発見するのに役に立つし、矛盾を解消するために動く時にも役に立つ。基本的には内容が形式を先行する。形式は内容を先行しない
 Ex) コーヒーカップの形式は、熱いコーヒーを淹れるという内容があるので取っ手がありコーヒーの薫りを
  出すために適した形式になっている。
   企業は理念(内容)に合わせて、規則や組織形態(形式)が作られるべきである。
   国家の統治(形式)は、国家の主義(内容)によって決まる。王様がいれば専制君主制。国の主体が国民な
  ら民主主義国家になる。
 
・カテゴリー③:現象と本質
 物事には現象があり、そこには本質がある。
本質から派生するものが現象であり、人は現象から本質を読み解くことができる。
しかし、現象から本質を読み解くには様々な観点が必要である。
人は現象だけを見てしまいがちで、本質を探ることをしないor見抜くのが困難である。
現象のみに惑わされず、本質を深く知ろうとすることが求められる。
そのためにはすべてのことに「なぜ?」や自ら投げかけることが必要。
Ex) 怒りっぽい(現象)人には、熱い思いや正義感(本質)がある。
  皮肉を言う(現象)Aさんは、本当は誰よりも優しい(本質)人である。
  ボーナスをよく出す(現象)企業は、従業員によく金銭的なノルマを課す(本質)。など。
 
・カテゴリー④:過程と段階
 物事には何事も変化するための過程と段階がある。
 それは、物や人によって異なってくるので、同じ矛盾の中にいても過程と段階によって矛盾が異なることもある。
 Ex) 新人とベテランでは、企業理念を達成するという矛盾は同じものを持っているが、段階が違うので異なる矛盾を抱える。新人は企業のことを覚える・慣れるという矛盾、ベテランは管理や責任を取るという矛盾を抱える。など。
 
・カテゴリー⑤:普遍性と特殊性
 物事には誰にも当てはまるものと当てはまらないもの、公共的なものと個人的なものがある。
 普遍性とは、すべての物事に通じるもの。特殊性とは、他と異なる特別な性質。
 普遍性と特殊性の両面から人を見なければ、その人のことに共感できないし理解できない。
 現象のみに惑わされないための一つの方法。
 普遍性と特殊性があるから、人は分かり合えるし、分かり合えない部分もある。
 Ex) 人は、人という面では普遍性を持ち、個性があるという面では特殊性がある。

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