引き写真。

 

自分の中では最も難しい種類の写真だと思います。

 

映る範囲が広い分、少しの違和感や不自然なものが目立ってしまうからです。

特に小物は重要なパーツの一つだと思います。

 

この子が持っている額縁もこの世界観に混在するファクターだと思いました。

この子がこれを持っていなかったらこのインテリアに置いてきぼりになっていたのではないかと思います。

 

何がこの写真には必要で、何がこの写真には不必要か、

その取捨選択を常に正しくかつ、迅速にできるカメラマンは写真の足し引きが上手なんだろうと感じます。

 

 

自分は引き写真を撮る時意外と落ち着いている気がします。

広く見えるというのは開放的で心地いいんだと思います。

だからこそ細かい違和感を引き算していくのが良いのだろうとそう思います。

 

綺麗な引き写真を撮れるようになりたい。

 

photo by Nattyan