photo: Satsuki Kudo

 

所沢店には大きい子を撮ることが出来るガレージというインテリアがあります。
このインテリアは大陽の光やポージング、構図などがより大事になっていくインテリアでもあります。

この写真はそのガレージでの1枚です。
2年前くらいにさっちゃん先輩が撮った1枚です。

まず構図ですが被写体に対して右上から右下無駄な空間が無く、重すぎる物が配置されていない。

それに後ろからの光がこの写真の主役である被写体に自然と目が行くようになっています。天気が良く被写体にこの位置、ポージングを指示することによってこの光の持つ良さを最大限に引き出しています。

また、少し高い椅子に腰かけて左手には床にまで届くように計算された小物を持つことによって違和感をなくし、組んだ足先に自然に視線を伸ばしていることによってやらされた感がなく、この子にとっての綺麗な一枚が表現されていることがこの一枚で分かります。

何よりこの右下に置かれた黒いカゴが右下を埋めていると同時にガレージというインテリアの世界観を崩すことがないピースになっているのではないかと思いました。

そして、白い長めのシャツにブラウンのパンツを合わせていることによってよりこの子がお姉さんらしくガレージというインテリアにピッタリとはまっているコーディネートになっていると感じました。

一枚の写真でこれだけの要素をつなぎ合わせているのはとても難しい事でそれをやってのけているのがこの子を綺麗に見せるという思いの強さになっているのだと感じました。