Photogenic
所沢店
シンプルに美しく。
投稿日:2024/7/31
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coordi by Kurumi matsuda
photo&Write by Tatsuhito goto
所沢店は夕方になると和室に綺麗な西日が入り込みます。
私はその時間の和室が好きです。
理由は明暗差です。
影があるからこそ、光が活きてくる。
写真全体(被写体・インテリア・衣装等)が明るいとのっぺりしたイメージの写真に感じます。
もちろん赤ちゃんは明るくふわっとしたイメージで撮ってあげた方が可愛いと思いますが・・・
何をどんなイメージで撮るかによって光と影の使い方は変わってくると思います。
今回は着物がテーマだったので、着物と言えば和室!ということで和室で明暗差のある綺麗な写真を撮りたいと考えました。
すごく個人的感想ですが、美しく撮ると考えたときに、
背景が洋風の可愛いインテリアで撮るより、
和室やホリゾントで撮る方が美しく見せるのが難しいと感じます。
洋風インテリアと、和室・ホリゾントで違う点があるとすれば、
撮影するときの画角整理の難しさだと思います。
洋風であれば様々な前ボケが使え、物の配置を変えて画角を埋めたり多様な小物を使い美しく撮影できますが、
和室やホリゾントはシンプルに完成されているがゆえに使える小物、適切な前ボケがある程度限られていると思います。
言葉を上手に選べないのでこのような表現になってしまいますが、
小細工が通じないというイメージに近いと思います。
もちろん自分の技術不足もあります、、、、。
そこで今回この写真を撮るうえで意識した点は2つです。
【明暗差】
この着物の後ろ部分は特に柄などなくシンプルだったのでそちらを陰にして、
着物の柄と被写体のお顔、仕草が見える方に光を当てました。
【前ボケ】
柱を入れました。完全に影要員です。
着物の影側と対称の位置に影の前ボケを入れることで、
写真全体のバランス・明暗差のバランスが上手くとれるのではないかと思い入れました。
結果として、影が増えたことにより、光の当たる被写体・和室の障子がより協調された一枚になったと思います。
シンプルこそ一番カメラマンの技量が出ると思います。
今回は違いますが、どんなにシンプルで何もない状況でも技術で被写体を美しく撮れるカメラマンになりたいです。
その気持ちを忘れず日々精進していきます。
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