Photogenic


所沢店
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イメージの具現化

投稿日:2024/5/29

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coordi by Kurumi matsuda

photo&Write by Tatsuhito goto

 

最近、所沢店ではモデルさんを呼んで着物のサンプル撮影をさせていただいております。

もちろん自分もサンプル撮影のカメラマンとして参加させていただいております。

自分自身、今回のサンプル撮影が初めてなので分からないことだらけでした。

一番難しかったのは「イメージの具現化」です。

ぼんやりとこうやって撮りたい、このインテリアでこうしたらいいかもなどはあっても、

具体的にこの小物を付けてこの小道具をもってこのポージングで撮るというのをイメージするのが難しく、

モデル撮影なのに普段と変わらず流れで撮ってしまったり、いつもと同じようなポージングやインテリアで撮ってしまったりしました。

このような状態だとコーディネーターも困ってしまうと思います。具体的なイメージの共有が無いとどんな帽子や小物を提案したらいいかわからないと思うからです。

なので私は「イメージの具現化」を日常的に鍛えようと考えました。

普段の撮影からコーディーネーターとしっかりとコミュニケーションをとり写真を作り上げていく意識を持たなければいけないと。

なので、事前にコーディネーターのくるみんに今回のフォトジェニックの取り組みとして、白黒で撮りたい写真があると伝えました。

一緒にインテリアに行きここでこう撮るから、この小道具使ったりこういう動きが出たらいいな、など自分の頭の中のイメージを共有しました。

くるみんからも、この帽子の方がいいですか?これを使った方がいいかも?などのコーディネーター目線の意見を出してくれました、

自分の中にはなかったプラスの要素が増えていきました。

この共通のイメージを持って撮影に挑むことがとても大切だと思います。

その結果生まれた1枚がこの写真です。

なぜ、白黒で撮ろうと考えたかというと、

理由は2つありました。

1つは彼女の細かい動きに魅力を感じたからです。

足元や衣装のポケットなど何かを見る時の動きがとても自然で綺麗だったので、

その美しい動きを白と黒のみの世界で表現出来たら、良い写真が生まれそうと思いました。

それだけではなく白黒にして色を極端に無くすことにより写真になったときに、彼女の動きの瞬間に自然と目が行くような1枚になるのでは?と考えて撮影しました。

理由の2つ目は、自分自身の挑戦をしたかったからです。

私は今まで積極的にモノクロ写真を撮ってきませんでした。

大した理由はなく、単純に新しいことをするのを恐れてしまっていたからだと思います。

以上の理由から白黒写真にチャレンジさせていただきました。

私がこの写真で見てほしいのはこの子の仕草です。

これは指示したら絶対に出来ない自然な動きだと思います。

彼女が自らの意思で椅子から降りたのでそのタイミングで、靴が脱げちゃってるよ~と声を掛けました。

大事なのはこの椅子を降りて動き出したタイミングで止めに入るのではなく、一旦様子を見てくれるコーディネーターの存在です。

事前にくるみんとイメージの共有が出来ていたからこそ誘導でき、写真に収めることができた動きなのだと思います。感謝です。

これからもコミュニケーションを意識し、よりイメージを具現化していけるように頑張ります。

 

 

 

 

 

 

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