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所沢店
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「Orange」

投稿日:2024/5/28

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どのような写真を撮るか、完成系をイメージしておくこと。

そして、そのイメージを具現化するための研究や練習を重ねること。

そのイメージしていた完成系を、その撮影に一番適したものに変化させていく思考の柔軟性を持ち合わせること。

これがすべてかみ合ったときに、イメージが伝わる写真が生まれることが多いと思います。

伝わるというか、イメージをしてもえらえるというか。

 

今回のテーマはの1つである「カラー」。

様々な捉え方と表現の仕方があるテーマの中で、私は背景紙と光を使って撮影をすることを選択しました。

以前よりこの背景紙+光の撮影は取り組みが始まりチャレンジを重ねていたものではありますが、「良い写真を撮る」ではなく「イメージを具現化する」という思考でシャッターを切る準備をすることができたのは、お恥ずかしながら今回が初めてかもしれません。

 

オレンジ・光・夏・日差し→衣装・小物→ポージング・表情。など、など。

できる限りのイメージと想定をし、それを自分だけではなくコーディネーターにも共有し一緒に動けるよう準備をする。

特にコーディネートは非常に重要な要素でした。カラーとは背景紙のことだけではないですし、写真とは衣装・小物等の選択でもそのイメージを左右すると考えているからです。

 

でも、この1枚はこの撮影の最後に生まれた1枚。

いわば想定していたことがすべて終わった後に偶発的(あるいは必然的)に生まれた瞬間でした。

3歳の彼女が、撮影がすべて終わって「もう疲れちゃったな」と言わんばかりに座って口を尖らせた瞬間。

 

そうだよね、疲れちゃったよね。休憩しようね。と言いながら急いでサングラスを持ってきて足元にばらまき、彼女の感情に干渉することなくシャッターを切る。

 

ある意味ではお互い一方通行。

でも、彼女のこの時の感情と行動が私のイメージを完成させてくれた。

常々私1人では写真を完成させることはできないと実感します。

 

必要なのはイメージ、それから、思考の方向転換をするための柔軟性。

 

この1枚には、私のこれまでのコーディネーターとしての経験とカメラマンとしての経験が詰まっています。

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