Photo&Write by yoko , Coordinator by miyazaki

 

 

先日社内でコンセプトについて考える機会がありました。

会社のコンセプト、店舗のコンセプト、自分のコンセプト。

そもコンセプトとの意味とは「概念」であったり、「方向性」であったり、「在り方」であったり。

改めてそれについて考えるとても良い時間をいただきました。

 

 

この写真はライフスタジオの一つのコンセプトに沿って撮られています。

光、影、等々。所沢店においても、新しい取り組みの一つです。

コンセプトに沿って撮るという意味においては私に迷いはありませんでした。

整えられた環境、被写体、衣装、小物、ヘアメイク。

それこそコンセプトに合わせ頭の中でイメージを想像し、それを言葉にして伝え、その場にいる全員で形にする。

 

と、そこで一つ考え残していることが出てくるわけです。

果たして私自身のコンセプトは何なのかと。

 

先日下関店の河野さんに「自分のコンセプトを考えてみようぜ」とお話しをいただいたときに思ったわけです。

最近のカメラマン守屋はコンセプト迷子かもしれないと。

 

元々そういったことを決めて行動するのは恐らく苦手タイプな私です。

なぜなら頭が氷河期かな？ってくらいに固いから。

事前に一つこれだと決めてしまうと、良くも悪くもそうでしかいられなくなってしまい、不自由が生じます。

どちらかというとその場その場で決めて毎度変わって行くような流動性タイプではないかと。

ただまたしてもここまで考えて思うわけです。

なぜ私はその場その場で考えて決めることができるのか。

恐らくそれは、自分でも言葉に規定できていないだけで、何かしらのコンセプトというか、自分の思考の戻る場所があるからなのではないでしょうか。

 

撮る場所、環境、人が変わっても、私の中で伝えたいものというのは、常に変わっていないのではないかという一つの答えに行きつきました。

ええ、そう思うと何だかしっくりきます。

 

私自身のコンセプト。私が私の写真を通して伝えたい「何か」。

「生きてる」写真を撮りたい。

これが私の言葉の中では一番しっくり来るのだけれど、なかなかに伝わりづらい自覚もありますので、もっと良い言語化を考えたいと思います。笑

 

 

 

ちなみに余談ですが、私の人生においてのコンセプトは「毎日今日が一番楽しい」です。