coordi by Narumi tera

photo＆Write by Tatsuhito goto

 

自分には2歳差の妹がいます。もう成人しています。

妹とはかれこれ7年ほど口をきいていません。これを聞いて普通の人ならめちゃくちゃ仲悪いやん！？と思うはずです。

はい。その通りです。かなり仲悪いと思います。

先日、そんな妹の成人撮影を所沢店にて撮影させていただきました。久々に顔を合わせましたが挨拶はもちろん、たったの一回も会話はしませんでした(笑)

ただ撮影中は自分が居ない状況下であればカメラマンのようちゃんとコーディネーターのみや君と割と普通にお話していました。

その様子を見てどこか微笑ましいような安心したような感覚になりました。

こんなに口もきいてないし顔すら合わせてなかった妹に対してこんな感覚になるとは思ってもみなかったので自分自身とても驚いていました。

どんなに仲が悪くても兄妹の絆っていうのは消えることがないのだと感じました。

話は変わりますが、

この写真の3姉妹ちゃんもとても素敵な子達でした。

長女ちゃんと末っ子ちゃんはテレビにも出ている子役さんでした、子役さんとなるとやはりカメラの前では自分の撮られる顔だったり表情があると思います。

この子達もしっかりとキメ顔がありました。

それはそれで可愛いとも思いますが、自分がこの子達で撮りたいのはもっと自然でその子達本来の表情が出ている写真でした。

そこにキメ顔も目線もいらない、できる限り自然体でカメラマンの存在を感じられないような一枚を狙って撮ったのがこの一枚です。

3人にはそれぞれ一番好きな色のアジサイを選んでもらいました。

そうすると綺麗に3人別々の色のアジサイを選んでくれました。これも個性が出ててこの写真を構成する上でとても大事なポイントだと思います。

もう一つ大事な構成要素があります。衣装です。コーディネーターのなるみんが選んでくれたこのドレスはまさにこの子達にピッタリ。

3人で白いドレスを身にまといアジサイに囲まれている中、この子達がそれぞれの色を持ったアジサイを手にしている。

背景・衣装・小物の統一感は保ちつつ、この子達の個性も差し込めているこの状況。

自分にとってこれ以上に最高に仕上がっている状況は無いです。

3姉妹ちゃんとコーディネーターのなるみんにとても感謝しております。

3人がみんなしっかりと意思があって好きなものも、嫌いなものも様々で、時には喧嘩をすることもあると思います。

これまでもあったと思うしこの先も恐らく仲違いする場面はあると思いますが、

この瞬間アジサイを見て微笑み合い、3人だけの空間でしか出ないような表情で話すこんな時間があったことを忘れずにいてほしいです。

 

兄妹・姉妹の絆ってとっても素敵だと思います。

だからタイトルは、【ties】にしました。

人々や組織間の強い繋がり。絆を意味しています。

兄弟・姉妹の絆は永遠に消えない。

自分がそうであるように、

この子達もどんな状況でも、

どんなに離れていても、

姉妹と呼べるのは世界で自分たちだけなのですから。

 

 

自分も少しは妹を大切にしてみようかなと思います。。。。。。。。。。。