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所沢店
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『表現する。』

投稿日:2023/4/6     更新日:2023/4/6

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coordi by Narumi tera

photo&Write by Tatsuhito goto

 

自分はカメラマンとして撮影に入らせていただく際に常に考えていることがあります。

それは目の前の子供(被写体)のどんな部分を表現したいかということです。

イヤイヤ期でも思春期でも出来ることであれば自分は今のありのままの姿を美しく写真に残したいと常に考えています。

 

写真の彼は今年中学校1年生で簡単に言うとお年頃でした(笑)

 

家族写真の時もママやパパの顔を見るのも難しい状態でした。

 

ですが、ポージングだったり肩を組んだりは全部やってくれていました。

 

それを見た私は、自分の中学生の頃と重ねて考えていました。

 

あの頃の自分は、どうしても本当の気持ちをオープンにするのは恥ずかしいし特に親がいる前では尚更ツンツンしてしまっていた、でも本当は楽しみたいし、思いっきり喋りたいし遊びたかった。

 

恐らく彼は今、そういう状況なんじゃないだろうかと自分は思い一人写真になるタイミングでママ・パパ・兄にお願いをして彼を撮ってる間はお部屋で待機していただくことにしました。

そしてコーディネーターのなるみんと自分と彼の3人だけの時間にしてお話をすると彼は動物が好きで家ではワンちゃんを飼っていることがわかりました、更に最近はカワウソにハマっており、可愛いのが大好きな心優しき少年ということがわかりました。

 

更に、撮影を進めていくうちに写真を撮られること自体は嫌いでは無いことも分かってきました。

 

この辺から彼の何を表現したいかが自分の中で明確になってきました。

 

今回の写真は、色々な感情から素直になれない複雑な気持ちを彼らしい優しさとカッコよさで表現したいと思いシャッターを切りました。

 

自分は、今の彼の状況気持ち実際に話してみてどう感じたかで考えこの写真を撮りましたが、撮る人が変われば全く別の写真が生まれていたと思うと被写体を表現すると言いつつ、まるで自分の中を表現しているようで写真って面白いなと思います。

 

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人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

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