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所沢店
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日常を特別に

投稿日:2021/12/31

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photo by Natsuko Takagawa

coordi by Tatsuhito Goto


 

ライフスタジオは写真館を「美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間」であると定義しています。

 

美しさを表現するとは何でしょうか。

ライフスタジオのホームページにも書いてありますが、人は誰でも美しさを持っています。

それは、その人がその人であること、その人らしく生きていることがそもそも美しいということだと思っています。

 

時間もそうです。日常として当たり前に過ぎていく時間ですが、誰かと過ごす時間も、その人ひとりの時間も、場所がどこであろうとかけがえのない大切な美しい瞬間です。

 

その人自身も気づいていない美しさを引き出すこともライフスタジオのカメラマンが目指すところでもありますが、

当たり前にある日常の美しさを切り取って表現することもライフスタジオの写真だと思っています。


 

この子は人見知りの時期の赤ちゃんでした。

いつもはおうちでパパとママとお兄ちゃんと過ごしているのに、この日はスタジオ。

私たち知らない人を遠目で観察して、ママさん達の近くにいたいと思うのは当然のことです。

 

ママさん達にご協力して頂いて、ずっと近くで触れ合って頂きました。すると、おせんべいを食べながら、おもちゃで遊びながら、段々と慣れてきてくれました。

ただ、カメラが近くに見えるとびっくりするようだったので、3シーン目は部屋の入り口付近から空気清浄機の影に隠れながら望遠レンズで撮ることにしました。


 

この日は天気が良く、インテリアの窓からはとても強い光が差し込んでいたので、なるべく窓から離れた所に座ってもらうマットを敷きました。

そして、“明るい、暗い、明るい”という光の層になるように手前に白い前ぼかしを入れます。

そうすることで、背景が明るく、赤ちゃんの顔ははっきり見えるように少し暗く、前ぼかしはまた少し明るく、平面である写真に奥行き感が出ます。

 

また、光が強く、画面内の色も黄色系が多いのでぽかぽか暖かみのある印象になり、望遠で撮り背景がぼけたことで、肉眼で見ていた時とは違う被写体が際立つ特別感にも繋がります。


 

いざ撮影。カメラは隠れて、ママさんには近くで見守って頂いていると、安心したのか自然な動きが出てきてくれます。ビンに入った苺をさわったり、ママさんの方を見たり。

コーディで入ってくれていたごっちゃんにも少し慣れてきてくれていたので、ごっちゃんにカメラの後ろから呼んでもらいました。

 

すると、ふと顔をあげてくれました。

「ん?」とこちらに気づいたような表情と、富士山のようなお口。くりくりのお目目。

きっと普段から変わらない、ずっとそこにある可愛さ。

 

日常の可愛さや美しさを大切に、特別に写るように表現したい。そんな想いでシャッターをきりました。





 

私の好きな曲の歌詞に「写真でも残せないような些細な仕草に、暗い気持ちも吹き飛ばせる瞬間が溢れてる」というような言葉があります。

とても大好きな曲なのですが、その歌詞の部分だけは「写真でも残せるはず…!」と思ってしまいます。笑

 

私たちも些細な仕草や日常にどれだけのパワーがあるかを知っているので、そんな瞬間を残そうとするのがライフスタジオなんだと思います。

私もそんなカメラマンであれるように、もっと美しく切り取れるように、写真と人に謙虚に向き合っていきたいです。

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

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