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所沢店
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その子らしさを残すために

投稿日:2021/10/31     更新日:2021/11/1

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photo by Satsuki Kudo

coordi by Yoko Ishikawa

write by Natsuko Takagawa


 

最近スタジオには、赤ちゃんや3歳以上の子が来てくれることが多いです。

ですが、私はその間の2歳くらいの子のことも大好きです。

 

自分のやりたいことがたくさんあって、

それが何でどうしたいのかを、

時にはにっこり、時には怒って、時には夢中に、全身を使って教えてくれるその様子がたまらなく可愛いのです。

 

写真撮影となるとどうしても、来てほしい場所があったり、持ってもらいたい物があることもありますが、それでも最大限その子のありのまま楽しむ姿をありのまま美しく写真に残したいと思っています。

そのためには、その子らしさが出ている瞬間にシャッターを切ることと、その子の可愛さがより際立つように光と構図を決定することが必要です。

この写真もそういう1枚だと思いました。


 

彼女も2歳の女の子だったそうです。

色んなことに興味を持ってくれる可愛い女の子。

この瞬間に彼女がハマっていったのは、鳥籠の奥に見えるジョウロに苺を入れ続けること。

何かに集中することも2歳くらいの子達の可愛いところです。集中してるととんがる口も、中をのぞく表情も、しゃがむ仕草も、今の彼女のとても可愛いらしさのひとつです。

動作の途中で撮っているからこそ、そのひとつひとつのらしさも柔らかく写真に残っているように思います。

 

そのしゃがんでいる仕草を残すために、全身を写します。引きでインテリアをしっかりと入れることで、小さくちょこんと座る彼女の可愛いさがより表現されているように思います。

インテリアの線を綺麗に切り取り余計なものは写さないことで、より彼女に集中できます。


 

また、明暗差があることで、より彼女が際立つのと同時に、この写真に奥行きが出ています。

窓の外は白く飛び、でも緑は残って見えて、床に写る窓の影があって、彼女の顔はしっかり見えるように影になっていて、でもその輪郭はハイライトになっています。

また左にうすく白い前ぼけが入っていることでさらに厚みが出て、柔らかさを表現されているように思います。


 

時間や天気によっていろんな光があります。

そして、スタジオには色んな子が来てくれます。それぞれ子の可愛い一瞬一瞬をその子に合わせて綺麗に残せるように、勉強を怠らず、写真にも目の前の子にも向き合っていきたいです。

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

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