Photogenic
所沢店
今のあなた
投稿日:2021/7/9
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彼女の笑顔は周りを幸せにする。
彼女が今回ライフスタジオ所沢店にやってきたのは七五三と入学記念の撮影をするため。
前回も七五三のご記念で所沢店を利用してくださっていました。
あれから4年経って、また来た時の彼女は前回の写真より一段と大人になって素敵な少女になっていました。
初めましての時は一歩引いてパパママの後ろにくっついて私たちを見ていました。
私たちに向けている笑顔は、緊張気味で笑うのさえぎこちなかった気がしました。
ですが、パパママと一緒にいる彼女の笑顔はこちらもつられて笑ってしまうくらい光り輝いていて、
彼女がパパママと笑いあっているのを見て、懐かしさを感じました。
私は三兄妹の末っ子です。
上には兄と姉がいて、兄とは13個、姉とは7個、年が離れています。
仲はいい時もあれば、悪い時もあります。そんなものですよね、兄妹は。
それでも小さいながら遠くに感じていて、兄と姉に憧れを抱いていました。
兄は早いうちに家を出て、働いていました。ですから、家族全員で集まるのは夏のバーベキューパーティー。その日を毎年楽しみにしていました。
その日だけは家族みんな必ず集まって、バーベキューをするのを恒例化していました。
父も母も嬉しそうにお肉を焼いて、小さいころの思い出話や私の学校や部活の話。
なんでも話しました。その空間は今でも楽しかったな~と思い出します。
その時の家族の笑った顔はカメラを向けても出せない、ありのままの姿だと。
家族との時間はなにより大切にしていた時間でした。
それを笑いあっている彼女を見て思い出しました。
彼女は入学記念でお持ち込みのワンピースを持ってきていました。
ワンピースの下に着るインナーが水玉で可愛くて、お気に入りなの!と
こっそり教えてくれました。
お洋服のお気に入りポイントがあるということは、おしゃれ好きなのか?と思い、
彼女に「どんなお洋服が着たい?」と聞きました。
その返答は、「ドレスが着たい」
すぐに返答が返ってきたため、もう決めてきていたのかと思いました。
その時に思い出しました。彼女は前回来てくれた時もドレスを着ていたことに。
前回の記憶がまだ残っていて楽しかったのかなと思い、嬉しくなりました。
彼女を見ていると、大人っぽい雰囲気もまだあどけない雰囲気もあり、
前回は薄ピンクのドレスを着ていたので、ピンクのドレスじゃないほうがいいかな・・と思いつつ、
ピンクのドレス、ホワイトのレースドレス、オフホワイトの切り替えのあるドレスを提案しました。
すると、考え抜いた結果、ピンクのドレスを選びました。
長い巻き髪をそのまま残してあげたかったのでシンプルに紫色の花冠をチョイス。
あの時からは身長も顔つきも変わっている彼女がまたピンクのドレスを選んだ。
変わる物が多い中で変わらず好きなものがある。なんかいいな、とふと思いました。
可愛らしく、まだあどけなさが残っている彼女。
周りにドライフラワーがあってその中心に彼女がくるように。
ドレスは最後のシーンでした。撮影時間は少し遅かったのですが、日が長くなってきたのもあり、窓の近くで撮影しました。
七五三のために伸ばしていた巻いた彼女の長い髪を残してあげたかった。
長い髪はそのままにドレスを引き立てるかのように紫色のお花の花冠を。
それまで一緒に過ごしてみて、楽しいことがあると全力で笑ってくれる。
彼女らしさが出るのは、笑顔しかないと思っていたので、
「そのお花ツンツンしてみて~」
「イテテテ!!!」
私も全力で痛がりました。
予想以上にツボだったみたいで全力で笑ってくれました。
工藤さんの美しいカメラセンスが、〝彼女の良さも今しか撮れない彼女〟も
しっかりと残してくださいました。
私がこの写真を通して伝えたかったことは今しか撮れない彼女自身。
最初はパパママに向けられていた屈託のない笑顔。その笑顔を最後には私たちにも向けてくれました。
緊張してうまく自分を出せないあなたも、たまにいたずらっ子になるあなたも、
パパママがいると自然と笑顔になるあなたも、
全部今しかないあなただから。
会った瞬間から2時間程で彼女のことをたくさん知れて、たまに大人の顔にあっと驚かされた瞬間もあり、
コーディネーターというお仕事を通して知ることができました。
あなたの笑顔で私は幸せな気持ちになったよ。ありがとう。
Coddi:Umi Watanabe
Photo:Satuki Kudo
Write:Umi Watanabe
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