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仕草

投稿日:2021/6/30     更新日:2021/7/1

2003 0

photo by Misaki Nakagawa

coordi by Yoko Ishikawa

write by Natsuko Takagawa


 

私は、ライフスタジオで撮られる仕草の写真が好きです。

もちろん、カメラ目線の写真も、伏目の写真も好きなのですが、その共通点は「その子」を感じられる写真です。

 

私はふだん写真を撮るとき、最終的にお渡しする75カットが、何年も経ってから振り返ったときに「この頃のこの子はこうやって動いて、こうやって笑ってたな」と思ってもらえる75枚になったらな、と思っています。

 

こうやって動いていた、というのはもちろんコマ撮りのようというわけではなく、その時その時の表情や目力、ポージングや仕草により75枚に表れる「その子らしさ」であり、「生命力」とも言えるのかなと最近思います。


 

ではその子らしさや生命力はどんな時に、写真に写りやすいのかなと考えると、それは不意をついたときや仕草や動きの途中に表れやすいと思います。


 

そう考えていても、いざ撮影となるときちっとポーズを決めてもらって止まってもらって、、、ということも多々あり、もっと流れるように撮れたらな、というのが私の長期的な目標でもあります。


 

そんな中、この1枚が目に止まりました。

女の子の仕草の途中を捉えた1枚。

 

動きの一瞬を捉えているので、かかとを見ようと体をひねって重心をずらしていても、体のどこにも余分な力が入っておらず、とても自然な動きに見えます。

本当にどこか歩きながら、ふと足元が気になって振り返った瞬間のようです。

 

きっと声かけも「かかと見て」ではなく、「靴の裏に何かついてない?」など、女の子が自ら足元を見るために動き出すような声かけだったのではないかなと思います。

 

そして、これも想像なのですが、足を開く幅が少し広いこと、振袖の動き方を見ると結構勢いよく足元を見てくれていそうなことから、元気で明るい女の子だったのかな?と「その子」を感じることができます。

 

また、余白を左に大きく開けていることで、そんな彼女の仕草により目がいきやすくなっているように思います。



 

カメラ目線の写真も、キチッと形を作った写真もある中で、所々その子のふとしたときの仕草や表情を捉えて、「この頃のこの子」がいつになっても見返せるように。

写真とも目の前の子とも、向き合っていきたいと思います。

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人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
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