Photogenic
所沢店
そのままの君で
投稿日:2021/2/28     更新日:2021/3/1
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photo by Natsuko Takagawa
coordi by Hanyuko
自分はどんな写真が撮りたいんだろう、と改めて考える機会がありました。
ライフスタジオは、
写真館は「美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間」であると定義しています。
どの撮影に入るときも、来てくださった全ての方にそういった空間として楽しんで過ごしてもらいたいと思っています。
美しさを表現するとはどういうことなのか。
人は誰でも美しさ、魅力を持っています。
すでにそこに存在している魅力をどのように写真に写すのか、それが美しさを表現することだと思っています。
先日店舗でこのことについて話し合ったとき、さらに噛み砕いた話もされました。
「その人の美しさを表現するには、その人の美しさを知ること。つまりは、その人を好きになることが、美しさを表現する第一歩。」
好きになって、魅力を見つけて、
その魅力が写真を見た人に伝わるように写真に写す。
一種のコミュニケーションでもあると思っています。
写真の彼女は、10歳のお祝いでスタジオに来てくれていました。
とても緊張していた彼女。
私たちとどう話していいかも、迷っていたと思います。
慣れない写真撮影で、知らない場所で、
心細い時間だったかもしれないのに、ずっと頑張ってくれる彼女の優しさ。
私たちがお兄ちゃんのことを少しいじると、そのお兄ちゃんに視線を向けて、ニヤっとするいたずらっぽい一面。
パパさんママさん、お兄ちゃんの明るさから想像する普段の彼女の明るいイメージ。
直接言葉での会話が多くなくても、
少しずつ彼女のことを知って好きになっていました。
あとは、その好きな想いを適切に写真に写します。
彼女は穏やかなイメージだったので、和室に差し込む強い光から少し離して、あたたかいイメージで撮ることにしました。
また、彼女の仕草というよりは、「その空間にいてくれてる彼女」というぽつんという雰囲気で撮りたかったため、目線の先ではなく反対側に大きく余白をとりました。
その他のポイントとしては、すでにとても頑張ってくれている彼女が無理することなく出来るポージングにすること。
この日の撮影の時間内という短い時間でしたが、私たちは彼女を好きになっていて、どの瞬間もキラキラして見えたことが伝わるように、
光の反射の前ぼけを入れました。
実際、彼女が撮影中どう思っていたのかは分かりませんが、
そのままの彼女がとても魅力的だったこと、
頑張ってくれてありがとうという気持ちが、少しでも伝わったらいいなと思います。
あなたは、そのままでこんなに美しい、そんな想いが伝わるような写真を撮っていきたいです。
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