Photogenic


所沢店
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作品を作ること

投稿日:2017/10/7

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ライフスタジオの写真には3つの要素があります。
商業写真、記録写真、芸術写真。
写真館であるため商業的で、記録的であることは僕らの義務でもあります。
でもそこにプラスしてライフスタジオは芸術写真を目指しています。
芸術に対する説明は難しいですし、人によって考えが違うことは仕方のないですが、
僕たちが日々の撮影で、来てくれた方たちの美しい記録を残し残しながら、作品を残そうとしているのは撮影時からも見られると思います。
 
僕は撮影以外でも工藤さんの講義である、「写真人文学」にて写真の芸術面からの視点を教えてもらっています。
そんな工藤さんの写真だからこそでもありますが、日々の講義が写真に反映されているように感じます。
写真人文学抗議にて
「現象からは本質は見えないが、現象には常に本質が隠れている。」
僕たちは常にその日出会った人たちを考え、少しでも近づこうとコミュニケーションを図ります。
その過程を通し、知った彼らを表現しようと試みます。
このように彼らのありのままの姿「本質」写真に表そうとする、
それが写真で「作品」を作るということです。
 
その内容が工藤さんの写真から見えるように思います。
この写真の核心は彼女の目にあると思います。
「目は口程に物を言う」
写真に感情を乗せるため、その子を表現するため目に着目することはよくあります。
ですがこの写真の特徴はその表現方法にあります。
それが右端にかかる前ボケです。
青白い前ボケは肌や髪や車の質感をマットにして、彩度が下がったようなイメージにします。
この前ボケは顔の半分までかかっています。
顔に前ボケ?
僕には怖くてできない手法です。
ですがこれによって目を印象付けることが出来ます。
マットな質感の部分とはっきりと映っている部分の差が出来ることによって前ボケのかかっていない部分の印象が強くなります。
そして片目が隠れていることによって、もう片方の目が際立ちます。
工藤さん
「この前ボケがなかったら何も面白くない写真じゃない?」

「たしかに…。」
その勇気がほしいです。
 
その子たち一人一人を表現していくためには100の方法では足りません。
それを探しながら人と接していくことが写真で作品を作ってくことなのではないでしょうか。

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

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