TOKOROZAWA 写真プロジェクト

P.O.P
- Prove Our Photophilosophy -

 write by HIRO

もっと自由に。
もっと素直に。
その瞳の輝くままに。

こんな言葉でBeforeの文章を締めくくっていた。
今回のP.O.Pでは、写真人文学の「アウラの再構成」という内容を学び、それを実際に撮影で適用させるという趣旨の元行われ、
Beforeの文章はようちゃんに対する自分のイメージや想いを、撮影前に予め書いたものだ。
冒頭で書いた文章は、その中で自分の中から出て来た言葉。
アウラの再構成とは簡単に言うと、人が持つ印象を自分の視点で見つめ直し、それを写真を通して再構成して写し出すこと。
撮影前にようちゃんへのイメージや想いをもう一度自分の視点で考えていると、
まだまだようちゃんが見せてくれていないというか、自分が引き出せていない魅力があるんだろうなと思ったのだ。
詳しくはBeforeの文書に書いたが、もっとようちゃんが気持ち的にも自由になれて、
もっと素直に思いっきり自分を出すことができる、このP.O.Pの撮影がそんな１つのきっかけになったらいいなと思いこの撮影に臨んでいた。
 

今回写真で表現したいと思ったようちゃんは、「無邪気に瞳を輝かす少女のような人」。
あまりようちゃんを知らない人は「しっかりしてる・大人・できる人」という印象を持つことが多いと思う。
実際に自分もようちゃんにはじめはそんなイメージを持っていた。
もちろんそういう側面もあるが、ようちゃんと親しくなるとわかるようちゃんの持つ魅力、
それが目をキラキラ輝かせながら好きなことを心から楽しんでいる時の姿だと思っている。
特に某アニメ、ラ○ライブについて語る時の瞳の輝きといったら・・・。
 

実際に撮影において挑戦したことはようちゃんの素な部分をいかに引き出すかということだった。
写真を撮る時、ようちゃんはコスプレイヤーをやっていたのもあり、自分を作るのがうまい。
かっこいい、美しい姿を撮ろうと思えばようちゃんの場合、想像がしやすかった。
まさにそれがようちゃんが持つ周りに認識さやすいアウラなのだろう。
だからこそ、そのアウラを破壊したかった。
 

 
当日の撮影の順番は自分が一番最初。
初のP.O.Pだったのでまだお互い手探りの中、ようちゃんに今回のコンセプトを伝えた。
「今回は無邪気に瞳を輝かす少女な感じで撮りたいから」
「・・・無邪気な少女ですか。。笑」
そう戸惑いながらも自らようちゃんはわかりました！と撮影に臨んでくれた。
いろんなことをしてようちゃんの素な感じが出ないか試みたてみた。
物陰からひょこっと飛び出させたり、
可愛らしくステップしてもらったり、
カメラを持って覗いてみてもらったり、
何度も思いっきりジャンプしてもらったり（体硬いよ！とか言いながら何度もジャンプさせてごめんなさい。。。）
ようちゃんの好きな某アニメキャラの名前を呼んでもらったり、
あとは、ようちゃんの好きな某アニメキャラの名前を呼んでもらったり、
最後にようちゃんの好きな某アニメキャラの名前を呼んでもらったり（本当に何回もこのくだりやらせてすみませんでした。。。）
 

正直撮影直後は引き出したかったようちゃんの魅力を引き出せたか不安だったけど、
写真をまとめてみると写したかったようちゃんのキラキラ輝く自然なイメージを写真の中に感じることができたと思う。
そして自分が感じていたようちゃんの魅力、
「無邪気に瞳を輝かす少女のような人」
というのは間違いではなかったと思うことができた。
 

今回撮影してみて、「認識」ということがどれだけ写真に大きな影響を及ぼすかを実感した。
アウラの再構成において重要な最初のステップ、「認識」
自分の視点で被写体の何を捉えて、それをどう定義するのか。
それによって最終的にアウトプットされてくる写真は大きく変わってくる。
今回はようちゃんのことを「無邪気に瞳を輝かす少女のような人」と定義していたが、
もし別の認識をしていたら写真は全く違うものになっただろう。
自分が表現したいようちゃんってなんなんだろう？むしろ、ようちゃんってどんな人なんだろう？と真剣に考えたからこそ生まれる写真。
被写体と真剣に向き合うこと、それが写真と真剣に向き合うことなんだろう。
 

最近ようちゃんがふざけて遊んでいる時に冗談半分でこんなことを言っていた。
「前はこんなにさらけ出さなかったんだけどな・・・苦笑」
いいことなんじゃないだろうか。
素直にさらけ出せる関係性、仲間でそれを築くことができたらとても幸せなことだと思う。
自分もようちゃんのP.O.Pの撮影でようちゃんについて改めて考えて、そして撮影してみて一つようちゃんに対して自分の中での壁みたいなものが壊せたのかなと思う。
写真は結果物として表れた写真だけでなく、撮影やそれ以前の過程でも大きく影響を与えてくれるから面白い。
 

ようちゃんの魅力はいろいろあると思うけど、
やっぱりようちゃんは素直に、そして自由に楽しめている時が一番魅力が溢れ、キラキラ輝いていると思った。
（何度も飛ばせたり、無茶振りしたりでようちゃんが実際に撮影中楽しかったかどうかはわからないけど・・・苦笑）
これからもっとようちゃんが魅力を思いっきり発揮できる関係性を築いていけたらいいなと思う。
なのでもう一度。

もっと自由に。
もっと素直に。
その瞳の輝くままに。
これからもよろしく！