ライフスタジオでは「写真分析」という取り組みを持続して行っています。「写真分析」は特に決まったルールはなく、撮影者がどのような意図や考えで写真を撮ったのかが主な内容になります。

 

写真はカメラが撮ることではなく、人が撮ることである。

 

　写真を撮るための技術はとても重要です。シャッターを押す瞬間、意図や考えがちゃんと伝わる写真を作るためには、それを表現できるカメラの操作、照明、構図などの技術が必ず必要だからです。しかし、よりよい写真を撮るため、カメラや撮影に関する原理など技術的な部分だけを身に着けようとすると、多くの撮影者が壁にぶつかり、自分が作る写真に対して限界を感じるようになります。

 

写真は"どのように被写体に近づき、その被写体をどのように表現するのか?"という感性的な観点も重要だからです。目の前の被写体を観察し、「写真を通してどのように表現するか？」、「今被写体はどのような感情で自分はその感情にどのように反応しているか？」これが、写真の技術だけでは埋められない写真の深さを出してくれます。

 

写真分析はこの感性的な部分を突き止めて、その感性を極めていける重要な作用になっていると考えています。

 

お客様にライフスタジオのフォトジェニックを決めていただくイベントが7月から始まりました。ライフスタジオでは初めての取り組みで、お客様がライフスタジオで取り組んでいるこの写真分析についてどのように受け入れられているかが個人的に気になっていました。

有難いことに参加していただいたお客様から以下のような印象深いコメントを頂きました。

 

写真分析を読んで、一枚の写真に込められている思いの豊かさにびっくりしました。

どの写真も、どのフォトグラファーの方の想いも素敵で、選ぶのがとっても難しかったです。こんな想いで撮ってもらえる子供たち、本当に幸せです。

写真分析を読んで、カメラマンの方がたくさんの思いを込めて一枚の写真を描いているのを感じました。

 

上記のコメント読んでとてもうれしく思いました。私たちの取り組みや価値が少しでもお客様に伝わっていると思ったからです。

 

"単純に写真を撮ること"ではなくその一人一人の被写体を「写真を通じた表現」する取り組みは他のスタジオとの大きな違いであり、これからも私たちが核心をもって取り組んでいかなければならないことだと思っています。