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理性と道徳的進歩について

投稿日:2018/1/29

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『遠くまで及ぶ理性』TED 動画はこちら

 今回に紹介するTEDは不条理が政治と文化の両方を支配するような時代に、理性的思考は、最終的にその力を失ったのだろうか?という質問から始まります。 発表者である二人は、たとえその効果が時折世代が過ぎ現れても、理性は実際に人間の道徳的進歩の主要な原動力であり、巨大な歴史を作っていると言っています。

今回のTEDで印象深かった内容を簡単にまとめると、人間はまだ貪欲、復讐、支配心のような暴力性の中から噴出される本能を持っていると言っています。しかし、人間は、これらと距離を置く本能も持っています。自制心、共感、公正意識が、そのような例です。

そうしたら、人間のこのような悪い性質があるにもかかわらず、道徳的な進歩を成すことが出来たのでしようか?

まず、我々の共感対象が広くなったことです。昔の先祖たちは、ただ、家族や村の人の苦しみだけ感じました。しかし、文章を読む力と移動力が発展し、人々はより多くのより広い対象に共感することが出来るようになりました。 国、人種、そしておそらく最終的にはすべての人類の範囲に広まっています。 

しかし、共感にも限界があります。多くの人が犠牲になった事件事故があったと仮定しましょう。多くの人が強い悲しみと哀悼の意を表すると思います。しかし、適切に哀悼の表現がされた後は、まるでそのような事件がなかったかのように、自分の仕事と日常の喜びを続けて行きます。

そうしたら、人間の盗賊的進歩に大きな影響を及ぼしたことは何か?それは理性です。

共感の範囲を広げる力を提供したのは理性です。すべての人道的な道徳の発展は、[なぜ、特定の習慣や誤った行為が擁護する余地がないか]を論理的に裏付けされた思想家から始まったものです。その思想家たちは誤った行為の方法と方式が論理的に誤っている ことを証明してきたからだとのことです。

これらのTEDの内容を見て、様々なことを感じました。

様々な学説の中で[惻隠の情]のように人は優しい本性を持っていると言います。しかし、世の中には是非と善悪を区別できない人も多いです。その為、幸せを味わうためには欲求に振り回されるのではなく、人生の主人になる必要があるというカントの言葉もあります。

このように、人間は善本性を持っているが、いつでも欲望と感情と衝動に振り回さようになるのです。
そして欲望と感情と衝動は悪い方向に行ってしまうことが多いため、人間の道徳的な理性機能を失うことが多いです。 

しかし、このTEDで話しているように、私たちのこのような悪い欲望は、多くの歴史的過程や社会的学習を通じた理性に制御をしてきました。これが共感の範囲を広げ、道徳的に進歩ができるようにしてきたと思います。

理性を通して共感能力を養い、最も適切な道徳発展を追求する、そしてこのような道徳の発展が再び理性発展に影響を与える好循環につながるという意識が必要だと考えさせられたTEDでした。






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