ホームページ分析報告書

   
　有名な理論の中にバタフライ効果という理論があります。 バタフライ効果は初期の微細な違いによって、結果が完全に違ってくる現象のことをいいます。 『ホームページに道がある』の我々の行動も小さな羽ばたきに過ぎないかも知れないが、この小さな違いが結局、特定した結果に影響を及ぼすことは間違いないと考えます。 最終的にどんな結果につながるかどうかはまだ不透明します。 しかし、我々は実行をしていて、その実行が間違いなく、微細に様々な現象に影響を与えていると確信します。 そしてこれはホームページにも同じ影響を与えていると考えています。 現在私たちの活動がどのようにホームページに現れているかの分析結果をご報告いたします。
 
私たちの活動がホームページにどのように現われているかを把握する前に現在のホームページと関連された全体的なデータの流れを把握する必要があります。



■訪問者数の指標となるセッション



まずセッションデータについて説明します。 セッションは簡単に説明して「サイトに訪問する回数をカウントしたデータ」です。ただし、30分以内の再接続はカウントをしない方式です。
つまり、このデータはサイトにどれだけ多い人々が流入されたかを確認できる最も基本的な数値です。 具体的な数値を見ると、2015~2016年の間にホームページに接続する数値が約12%減少したことが分かります。 そして、現在(2017年1月~5月)と昨年(2016年1月~5月)を比較しても前年比約5.5%の接続者数が減少している状態であることを確認することができます。
 
次にホームページのページビューの数値について説明します。



■ユーザーが閲覧したコンテンツ量の指標となるページビュー




ページビューは、ホームページにあるページがどれだけ多く閲覧されたかを知ることができる指標です。 このデータではホームページに流入されたユーザーたちがホームページにあるコンテンツにどれだけ多くの関心を持っているかに対する傾向を分析することができます。 しかし、ページビューのデータは閲覧された総ページの数値であるため、一般的に訪問者数の減少に比例して減少する傾向が見られます。
 
それでは、詳細な数値を確認してみます。 2015-2016年の間にデータの変化を見ると、2016年では前年比の数値が約5%に減少している傾向があります。 しかし、現在2017年の最近のデータ推移を確認すると、接続者の数値が減少したにもかかわらず、ページビューは約8%上昇されていることが分かります。2014年から2016年まで着実にページビューが減少しているのに対して2017年現在の数値が昨年に比べて上昇しているというのは肯定的な数値として解釈が可能です。
 
もう一度整理をすると、2015-2016年の間のセッションが約12%減少しました。 しかし、2017年1月~5月は昨年の2016年1月~5月と比べてページビューが８%上昇していました。この数値から類推できる重要なデータがあります。 それはPageview/Sessionのデータです。



■注目すべき指標は訪問別のページビュー数



このデータは訪問別のページビュー数(以下訪問別PV)が確認できる指標で、ユーザーが一度の訪問(セッション)で、どれほど多くのページを閲覧したかについた数値です。 つまり、この数値が高いほど、ユーザーが一度のサイトにアクセスして多くのページを閲覧したということになります。 現在、この数値は、訪問者が減ったことにもかかわらず、昨年の時期(2016年1月~5月)と比較して約8%が増加した傾向を見せています。 このデータは最近の数値だけでなく、2014-2017年にわたって着実に増加していることが確認できます。
基本的にこの数値が増加することになると、ユーザーがサイトに多くの関心を持って見るようになっているものと判断して肯定的な数値で考えるのが一般的です。
 
しかし、この数値が高いことについて以下のような現象の原因として現れることもあります。
 
-ユーザーが希望する情報(コンテンツ)がなくてサイトを徘徊している。
-サイト内の動線が良くない関係で、ユーザーが目的のページに到着していない。
 
この数値が私たちのホームページで肯定的な数値か否定的な数値かを判断するためにはライフスタジオページの特徴について理解する必要があります。




■現在の訪問別PVの数値が肯定的か否定的な数値かを確認してみよう

1)　ホームページ内のページ数が多いのか
一般的に内部に多くのページを持っているサイトは「訪問別PV」の数値目標を高めに設定する必要があるそうです。 ページが多いにも関わらず、訪問別PVの数値が低いなら、それだけ内部コンテンツに満足できずに離脱をするということだからです。 ライフスタジオは持続的に個人ブログ、フォトジェニック、ゲストストーリー、ライフストーリー、店舗ページなどのコンテンツの地道なアップデートがあり、蓄積されているページも増加している状態です。 この特徴から考えると訪問別PVの数値が高いのが正常的な傾向であり、さらに多くの数値を志向しなければならないと判断されます。
 
2)　適切な訪問別PVの数値は?
一度の接続でユーザーが目標に到達できる最小限のページ数を考えてみる必要があります。 ライフスタジオのホームページに接続したユーザーたちの一番大きな目標を「予約をすること」と仮定し、[メインページ　→　予約ページ　→　店舗検索　→　カレンダー確認　→　予約]までの一連の過程を確認してみると、少なくとも約7ページ以上のページ数が必要となります。言い換えれば、ライフスタジオは平均約7ページ以上にならなければ、ビジネス的に良くない状況になります。現在予約システムで平均10ページの数値はほとんどのユーザーが私たちが期待する最も基本的な目標を達成するページ数を満たしていて、数値だけでは肯定的に判断することができます。 しかし、写真を閲覧して、店舗のさまざまな情報を確認するページまで確保することを目標とするならば目標数値はさらに高く設定しなければならないです。
 
3)　2014年~2017年の間の大きな変化があったのか?
一般的にホームページの変化によって数値が変化することが予想できます。 しかし、2013年12月、今のホームページへのリニューアルオープンが起きた後、今までにホームページに大きな変化はありませんでした。 そのため、ホームページの動線問題、コンテンツ不満足による徘徊などは大きな影響がないと判断されます。
このようなことを総合すると、訪問別PVが増加したのは肯定的な数値と判断されます。 そしてこれからもこの数値を高めることを一つの目標に設定してもいいと考えます。



■One Point羽ばたきの効果

上でも説明したように、訪問者数が減ったにもかかわらず、ページビューの数値が増加し、それに加えて、訪問別PVも上昇しました。 そして、このような数値の動きは「私たちに肯定的な信号だと判断できる」と言いました。



それでは、このような変化がどこで現れているかについて話します。 上記の情報はOne Point店舗のページビューを調査したデータです。 まず、One Point店舗のうち5月のページビューが一番高い青葉店とOne Point以外の店舗の中で一番のページビューが高い大宮店を比較してみました。 15164PVはスタッフブログのページビューを除いた青葉店の店舗コンテンツのページビューです。 そして16228PVは同一の店舗コンテンツの大宮店ページビューです。 この数値だけでは大宮店の店舗コンテンツがOne Point店舗より多く閲覧されています。 これはOne Point店舗コンテンツが弱いという判断もできます。 つまり、One Point店舗の改善点として挙げられます。
 
しかし、各店舗のスタッフブログのページビュー総合(14108PV Vs 5034PV)では青葉店が大宮店より約2.8倍の数値を記録しました。 これはOne Point店舗の活動が、現在としてはスタッフブログに集中しており、それが圧倒的な数値で裏付けられています。 そしてOne Point店舗は、前月比20%以上のページビューの増加を見せており、大宮店と比較して約10%以上の差を見せています。 このような数値は、ライフスタジオの全体的なページビューを上昇させており、一度接続したユーザーのページビュー(訪問別PV)の増加にも影響を及ぼしています。 もちろん、ブログに接続してブログだけを閲覧して離脱するユーザーもいます。 しかし、こうしたユーザーの関心をきっかけにホームページの別のページに誘導する促進剤のような役割をします。 そしてこれがホームページの活性化にももちろん、役に立ちます。



■私たちの活動がホームページに及ぼす他の影響は?

One Pointの活動がホームページの活性化またはマーケティングを目標にしているわけではありません。しかし、この活動が自然に対外的にも目に見える形で効果が表れたら、私たちがやっている活動がそれだけ価値がある活動だと認識されます。
 
それでは私たちの活動が及ぼす対外的な影響について、SEOの観点で説明します。
 
1.活発な活動による影響
コンテンツの更新進度が高いサイトは[最新の情報が更新されているサイト]、「持続的に管理されているサイト」と認識されてSEOの高い評価につながります。
 
2.活発なコミュニティ活動による影響
コメントなどのサイト内の活発なコミュニティ活動は[高品質のコンテンツ]という評価につながることになってSEOの評価につながります。
 
3.実際に上昇しているSEOの順位
ライフスタジオと関連した代表的な検索キーワードとしては[子供写真館]、[写真スタジオ]というキーワードがあります。 このキーワードで検索した時に見えるライフスタジオの順位を調べてみました。
 

 
上記の通りYahooやGoogleでそれぞれのキーワード（7月5日の基準）が1~2ページに表示される程度の順位を維持していました。 これは昨年7月平均10位だった「写真スタジオ」と平均30位だった「子供写真館」の順位より大幅に上昇した数値です。
 
現在、特別なSEO対策を行っていない状況で、高い順位を維持しているというのは少しでもOne　Pointの活動が影響を与えていると判断できます。 もちろん、過去のSEO対策の効果もあるかも知れませんが、業者に依頼をしていた最後の期間（2016年12月）でも順位に目立つほどの大きな変化はなかったことを考えると、ホームページの活動が増えたのが少しずつ影響を与えていると判断できます。