以前の自分が現場で撮った写真を見ていて、この一枚の写真に目が止まりました。
草加店にいる時の写真で、一人一人のお客様との出会いを大切にし、出会いということに対しても深く考えた時期でもありました。この写真はその時期に撮影した一枚で、今も鮮明にその時の撮影場面を覚えています。

彼女は恥ずかしい顔をしながらも常に笑顔で対応してくれていて、お父さん、お母さんも初めてのライフスタジオで徐々にと緊張が解けて、二人だけの夫婦写真では素敵な笑顔を見せてくれました。

2年前のことにも関わらず、はっきりとその時を覚えている理由は一生懸命お客様との距離を縮めるために頑張っていて、それがお客様にも伝わりお客様との出会いが心から嬉しかったからではないかと考えています。
 
2年前書いた文章の中でお客様との出会いを以下のように表現していました。
 
お客様との出会いは受動的で偶然かも知れませんが、私たちのスタジオでは偶然の出会いが美しい出会いになります。私たちは美しい写真を作ることが仕事かもしれませんが、それだけではないと考えています。お客様が美しく素敵な出会いだったと考えて頂けるようにすることが、本当の仕事かもしれません。
 
　人の全ては出会いから始まっていると言います。子供とパパママの出会い、友達との出会い、同僚との出会いなど、出会いがあるから私たちの人生も始まっているし、作られています。
これは出会いが人生において何らかのターニングポイントになっているとも言えます。私も様々な出会いによる人生のターニングポイントがありました。日本に住むなんて夢にも思いませんでしたが、妻に出会い、もう9年も日本に住んでいますし、自分の子供との出会いで人生の考え方が変わったり、ライフスタジオの人々と出会って、人の幸せについての考え方も少し変わりました。

このように出会いは人生の物語を構成する最も重要なことであると考えています。だから、私たちはスタジオでもこの人との出会いを大事にしているかもしれません。

スタジオで、私たちとの出会いが人生のターニングポイントになるぐらいの影響にはならないかもしれませんが、少なくとも私たちの出会いが人生にとって小さな喜びや幸せになることを願っています。私たちがお客様と創り上げた写真や思い出が数年後に家族の大事な記憶に成っているかもしれないからです。

現場でお客様との出会いを真剣に考えた自分を思い出させてくれたこの写真の彼女とその家族にもう一度会いたいと思った夜でした。
 
明日も人との出会いを大切に考えていきます。。