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[パパジェニック #2]息子との向き合い方

投稿日:2017/5/29

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店舗で写真を撮るときは「インテリア」、「光」、「被写体」、「小物」など様々なことを考えて撮影に臨みます。被写体をどこに立たせるか、光はどこをメインにするか、被写体の魅力をどのように引き出そうかなど一瞬でいろんな処理をし、頭を使うためか、体からすぐに汗が出てきます。
 
自分の息子を撮るときは、時間、空間、また被写体との心理的及び物理的な距離等も考える必要は全くありません。今の瞬間でよい写真が撮れば良いとの気持ちでカメラのシャッターを切ります。
 
しかし、たまにはスタジオで撮っていた方法に当てはめて息子を撮ろうとする欲求が発動する時があります。
 
前ボケを置いて、光が入ってくるところに立たせて、息を止めて準備をしてシャッターを押そうとするとすでに息子が違うところに逃げってしまいます。全ての準備を整えたと思ったのに、がらんと空いているビューファインダーを覗いている時は息子にイライラするときも正直あります。
 
これは自分の息子だからより意図して写真を撮れるのではないかとの期待と家でもスタジオの基準で写真を撮りたいという過欲求だったと感じました。
その経験から今はプライベートで写真を撮るとき、息子に指示をしたり、何かの基準で当てはめて写真を撮ろうとしません。
そうすることで、自分の心が楽になり、息子をフレームに縛ることがなくなった気がします。
 
これは写真だけに該当することではありません。
 
息子に注意をしたり、しつける時も同じです。私が持っている肯定概念や基準で子供の思考や行動を制限しようとする時があります。
勿論、息子はそこに反発します。
私は反発する息子に対してはより大きい声で応酬します。

日常でこのようなやり取りは頻繁にあります。私の考えにあわせて、望む行動を引き出そうとすることです。
でも、中々思い通りで出来ないから、たまにはより大きな声を出したり、脅かしたりもします。
 
このような自分の行動に対して、何か違うと気づいたことがありました。
 
今は息子にとって私が一番遊んでくれる友達のような存在です。
上下の関係でもありません。
そのような存在の人が強要したり、上からの目線で怒ったりすることは結構ショックではないかと考えるようになりました。

これを感じた後には出来るだけ息子と対話をし、納得できるまで説明をする努力をしています。
 
少しでも息子の思考や行動に自由を与えたいと思います。
大人になったら、言われなくてもそうなってしまうからです。
息子が見つめている世界や息子の感性を大人の固定概念で縛らないようにしたいと思います。

日常に追われるとなかなか難しいですが、、、
 

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