PaPa + Photogenic #1

いつも間にか息子が生まれもう5年3ヵ月という時が経った。同時にパパと呼ばれて5年3ヵ月が過ぎた。

最近、昔の写真をよく見るようになった。
「いつこんなに大きくなったんだろう?」 という想いと共に赤ちゃんの息子を懐かしく思う。
それは、こんなに早く成長するまで、もっと多くの思い出を作ってあげればよかったとの物足りなさと、
早く大きくなって子育ての負担が減ったらと思った利己的な考えに対して申し訳さであろう。

そのためだろうか、最近よく成長がここで止まってほしいと考える時がある。
これもまたとても利己的だ。
「遊んで！」と言われるのが面倒で早く大きくなってほしいと考える時もあったのに、
今ではまた育児が大変だった時点に戻りたいと思っているからだ。
更に、来年で息子も小学生になるということが信じられない。
店舗で写真を撮っている時、数多くの入学写真を撮った。 そしてそれは私にはまだ関係ない、
程遠い未来だと思っていた。
しかし、その未来はもう自分の目前まで来ているようだ。

息子は、もう日本語を読み、書くことまで出来て、私に小さな手紙も書いてくれたり、
たまには私の発音を指摘したりもする。
時計を読むことも知って、早く寝かせようと寝る時間が遅くなったと無理に寝かせようとすると、
時計を持ってきてまだ寝る時間じゃないと反論をする。
 
このように息子の成長が私の思った時間の流れよりも、
より早いことを感じたその瞬間は懐かしいというよりは焦りを感じた。

もうこの時間は二度と戻ってこないことを痛感しているからだ。
 
[時間の真の価値は時間が残り少なくなった時に気づく。]という言葉がある。
 
でも幸いだ。 今でも感じているからこそ、
今日この時からでもたくさん遊んであげて、お話をしながら、抱いてくれと言われたら、
たくさん抱いてあげよう。
もう抱いてあげられる年齢の時間も残り少ないから、、、