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緊張と期待

投稿日:2016/7/3

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Life studio SOKA
photo by Choi Eunpyo
coordi by Yoshizawa Takumi

撮影に臨むときはいつも緊張と期待が混じる。
緊張は被写体をどのように美しく表現するかという緊張であり、期待は私が意図した以上の結果に対する期待である。特に七五三の撮影の時はより緊張と期待が高まる。

華やかな着物ときれいなヘアメイクが合わさって、見るだけでも被写体の美しさが伝わってくるからだ。だからこそ、この美しさをより美しく表現するために緊張するようになり、期待以上の結果を想像するようになる。
こちらの3歳の七五三の撮影も緊張と期待でいっぱいだった。

7歳の七五三の撮影ではないかと思われるぐらいの落ち着きとこれから始まる撮影に対する期待で目がキラキラしていることが伝わってきたからだ。
その期待に応えるために私は自分が一番好きな場所に被写体を立たせた。その場所は後ろから入ってくる強い逆光とサイドの窓から入ってくる弱光が被写体をより鮮やかに写してくれる。あと正面にある前ボケのカーテンは華やかな着物の色を少し柔らかくしてくれる。

この場所に彼女を立たせて最初にシャッターを押した写真がこの一枚である。

彼女の美しさをより美しく表現しないといけないとの緊張感で自分が一番好きな場所に彼女を立たせて押した最初の一枚をカメラの画面で確認した瞬間、緊張は期待に変わった。

なぜなら、自分が考えた以上の結果だと思ったからだ。目をつぶって何かを待っているような可愛らしい仕草や柔らかく写された着物の色味や逆光の雰囲気は私がいつも撮っている場所であっても想像以上の結果だと感じた。さらにシャッターを押した1枚目から期待以上の結果に出会えると全体の撮影に対する期待が高まる。

いつもこのような撮影の繰り返しかもしれない、緊張と期待が混じって撮影に臨む。あるときは最後まで緊張するときもあるし、撮影の最初から最後まで期待感で楽しむ撮影になるときもある。

個人的にはどちらも好きな撮影であると思っている。

なぜなら緊張の撮影は自分が撮影に集中した意味になるため、自分が持っているすべてを出し切ることになる。また、期待があふれる撮影は偶然にとれる写真もあるかもしれないが、最初から最後まで心から楽しんで自信をもって撮影を終えることになるからだ。だからどちらも撮影者に必要な要素であり、意識するところでもある。

しかし、これはすべて必ず準備が必要である。光を見て、被写体を観察する。そして、その被写体を一番美しく表現できる方法を考える。これはすべて普段の意識と準備である。これがない限り、緊張と期待は撮影で得ることは難しいだろう。
 
  



  
  
  
  

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