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水戸店
「不変の美しさ」
投稿日:2021/3/8
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私は普段カラフルな世界が大好きなのですが写真となるとモノクロや落ち着いた色の写真にとても惹かれます。
それはなぜだろうと考えた時
色が溢れている世界が好きなのはきっと目でとらえる情報が多くなりそれらの刺激が脳に伝わり何らかの感情的な面に影響してくるから
だと思います。
対して写真はなぜ色味が落ち着いたものやモノクロの写真が好きかというと
色が落ち着いている、色が白黒グレーで情報が少ない。=その分写真に写っているものに集中できストーリーやどんな想いでこの写真は生まれたか等、想像をすることが刺激となって脳に伝わり感情に影響が出るからだと私は思っています。
色のある写真も笑顔溢れる写真も、もちろん好きですが私がこの写真をなぜこのように撮ったかというのもポイントごとに理由があります。
私は被写体の彼女そのものの美しい表情を残したくフレーム目一杯に切り取りました。
ポイント1:なぜモノクロなのか
先ほどの理由もありますがそれらとは他に色に関しては流行であったり機材の進化などで
今はすごく良くても数年後見たときに写真であったり周りの者の色味に何らかの違和感を感じてしまう等、時代の変化によって影響がでやすいのが理由です。
テレビを見ていてたまに「昔の映像が残ってます!VTRどうぞ!」なんて言ったときに「時代感じるなぁ~」なんて思うのが一番わかりやすいかもしれません。
対してモノクロは白、黒、グレーと色情報が少なく今も昔も変わらなくそのままであり続けるのでモノクロで撮影いたしました。
ポイント2:「表情」
彼女自身はとても上手にのりのりで何でもこなしてくれる女の子でした。
ポージングをして撮影を行おうとしていたところもう一人の妹ちゃんが撮影している部屋とは別の部屋のどこかへ一人で行こうとしたのでアシスタントが安全のためどこかに行かないように近づいた際に「待って待って~!」と元気な追いかけっこが始まった瞬間の表情です。
この瞬間で視線は必ずカメラではなくアシスタントの行った先になると思い私はファインダーをのぞきシャッターを切りました。
その瞬間は被写体も「写真を撮っている」というモードではなく「何が起きたの?」というモードに自然に変わり一番「素」の表情になるのでこのタイミングを狙いました。
ポイント3:「フレーミング」
「写真は引き算」という言葉があるように私は被写体の素の美しさを残したかったため
被写体を目立たせたく被写体を目一杯に切り取りました。
たった数秒の出来事でしたがこれらのポイントが詰まった今回の1枚です。
ご家族の皆様にいつまでも愛される一枚になりますように。
photo by kazuki
coordinator by toshi
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