11月教育プログラム      2011年評価

李　濟旭

 

2011年の計画はライフスタジオと私の関係を再確立して組織の新しい条件を作る時期という前提で出発した。ライフスタジオがある程度の形を備えながら新しいエネルギーと成長動力を必要としたが「それならば今は何か」という質問にすぐに答えが出ない状況が一年以上持続しながら方向性に疑問が生まれ始めた。また慣性に手懐けられていた自身に対する反省と共に前に進もうとする深呼吸とストレッチは必要だった。そして二つを計画した。

第一にライフスタジオでの私の跡を消す。

第二に私自身の余裕を確保してその空間で新しい道を探す。

私の跡を消す事は新しい道に飛び出すための準備期間であり新しい条件の為の内部整理の作業であった。結果は半分の成功というか･･･

新しい条件を作る為にはﾘｰﾀﾞｰ会議がライフスタジオの運営主体としての位置を確立する事が前提にならなければならない。その為ﾘｰﾀﾞｰ会議に多くの権限と義務を移行する事で始まった。しかしﾘｰﾀﾞｰ会議が一糸乱れない組職体系と優れた運営能力を発揮する事を期待してはいなかった。もう少し責任感を持ちライフスタジオを見つめオーナー達がﾘｰﾀﾞｰ会議で民主的な運営体系を経験する事が先だと考えた。 民主的な運営体系下では自然にﾘｰﾀﾞｰが形成され支持し協力する勢力が作られるようになっている。自身で組織を運営しながら民主的な運営体系に対する経験は即ちライフスタジオを担当する代案勢力である事を証明でき、支店を効果的に運営する動力としても作用できる。しかし結果はﾘｰﾀﾞｰ会議はプロジェクトを遂行するチームに変わってライフスタジオの運営から少し横の場所に位置するようになった。運営主体としてのﾘｰﾀﾞｰ会議はまだ時期尚早として規定できるがプロジェクトに変更しながら新しい可能性を持つようになった。そして私の跡を消す事はこれからに保留するしかなくなった。今跡を消すというよりは段々淡くなるように少しずつ水で割る戦法でいくしかないようだ。本社を中心に一つの単一な体系を強化してライフスタジオ全体の水準を上げて方向性をより強化する方法で2012年が予定された。

そして静岡に拠点を作って何ヶ月かの間の余裕空間の中で新しい道探しを始動した。ﾘｰﾀﾞｰ会議の変化、本社を中心とした一つの単一な体系構成、全国化に対する方向設定に対する悩みと想像を繰り返しながら一定の部分では決定をした。インターネットが無い条件とパラダイスの様な海で私に出会う時間は贅沢に似た良い時間だった。霧が少しずつ消えながら物事の輪郭が見え始めてきた。即ちライフサークルでも話した私の周辺の構成要素達を「広げて置く」条件が作られた。多くの選択と行動の過誤、おろかな決定達、本質よりは現象に執着する姿を一つ二つ思い浮かべながら「何が重要なのか」を少しずつ認識するようになった。読書と文章を書くこと、釣りと思索の反復で多くの物を捨てるようになり、重要なものは浮上しながら価値付与に対して自信を持つようになった。

現場で限界と対立しなければならないという事、

成長ではない分けることと共存が持続しなければならないということ、

言葉よりも事由が考えよりも実践が優先しなければならないということ、

全国化に対する方向もこのような基礎の上で再設計されなければならず直営店がその糸口を提供してくれると考えている。

評価をしながらいつでも感じる事は驚く発見や創造は私達の願いであり現実では起こらない蜃気楼のようなものであるということだ。計画は自身が願う事の羅列で実際に成すことの出来る性質の姿ではない。昨年末の計画書を見ながら全ての中心は私にあり私以外の物は対象化されていた。主張は皆のためのものだといっているが基本は私に向かっていた。この様に全体を見て中心をつかむ事が難しいことであるという事は評価をしながらいつも感じるがめったに矯正されはしない。計画と実行評価の連続的な流れだけがこの失敗を少しでも少なくする道であることは事実である。自身がやりたい事と与えられた情況の変化に適切な連結の輪をつながなければならない。

私と皆が勝つ事の出来る道を探さなければならない。