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10月教育プログラム ビジョンと内部文化
投稿日:2011/10/2
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ビジョンと内部文化
『魂がない写真館』という表現を何度か使った事がある。少し前にも、ライフスタジオのある支店のオーナーとの対話でも言及をしながら、あなたの組織の奥深くに入って魂を作らなければならないと話をした。誰にも委任することなく、オーナーや社長だけが出来る事が魂を作ることであり、今その事を始めなければならないという説明をしながら、失敗したなと考えていた。そのオーナーも知っているが、できていない一般的な内容を列挙している私も[魂]とは何なのかよく知っていると言えるのだろうか?
魂がないというのは何を意味するのか?
もしスタジオをオープンする過程で、誰かが、未来のスタジオの様子に対する4つのモデルを提示し、自身が望むスタジオを選択してみろと言ったとしてみよう。多くの希望と期待を持って、オープンをしようとする人が、現在のその魂がないスタジオの様子を、将来的に自分が希望し期待しているスタジオとして選択することができるだろうか?売上を気にせず、過度のインセンティブを与えるが、魂のないスタジオよりは、売上が少なくても、スタッフの給料支給を心配しても、魂のあるスタジオを選択する可能性がはるかに高いだろう。なぜだろうか?魂があるということは、何と連結がされているため、現実的な問題よりも優先順位に置くべきなのだろうか?
魂があるということは、ビジョンと内部文化が適切な関係を結んでいる状態を言うと考える。途方もないビジョンだけがあって、誰にも自信を持って言うが、これを実行できるようにする内部の文化がないと、砂上の楼閣を免れることはできない。特に、我々はこのような状況を毎日見ながら育った。学校に行くと正門で、誰が決めたのか分からないが、[未来の人材育成]とか[真理、創造、誠実]のような文を見ながら登校した。外に出て行けばどこでも、[正義 社会 実現]のような文字を見ながら一日を生きてきた。未来の人材育成や正義社会の実現は、当時の私とは何の関係もないビジョンで、現場では非常に少しの間であっても、その意味や重要性を感じたことがない。 むしろ、正反対の状況だけを目撃することになり、ビジョンと私の関係を遠ざけるようになった。また、方向性のない内部文化は、ただ熱心にする人々の集合であるか、自分に酔っている状態である可能性が高い。ただ熱心にすると、何かが成されるという漠然とした期待で自らを慰めながら生きると、仕事をする機械になりがちだ。または別の環境を訪ね、新たに適応する楽しむことに精神がなかったか......または自分の利益だけを考えている社長は、このような状況を巧みに利用する。
ビジョンと内部文化が適切な関係を結んでいるということは、方向性が決まったということと、内部の動力システムが稼動されることを意味する。自動車はこれから行こうとするビジョンを持っており、そのために、複数のマシンが、その実現のために装備されている。ビジョンは、これから行こうとするものだが、内部文化の後進ギアが詰まっている場合、問題が起こるようにビジョンと内部文化は我々が行こうとする方向への一連の仕組み、作動原理である。ビジョンがなければ、自ら動機付与して、革新する内部文化が創られるには厳しい条件であり、内部のエネルギーが生成されるプログラムが稼動していない状態である可能性が高い。ビジョンは素晴らしいが、そのビジョンを実現する内部の仕組みがなくては、機械的な反復だけの繰り返しを意味する。ビジョンと内部文化はこのようにエネルギーを集中させる方向性の確立と前進のための内部のエネルギーを絶えず生産するようになる関係にある。
ビジョンは現実と理想の適切な調和で私の外部の構成員の誇りやモチベーションに肯定的な影響が持続されなければならない。ライフスタジオは、宣言的な意味を持ついくつかのビジョンを持っている。 [日本の写真文化を変える]、[人生の写真館]、[変化発展する人間]などを主張している。ところが、このような言葉を使いながら、なぜか少しずつ不足している感じがある。現実との接続が容易ではないとか、内容があいまいで行動につながる感じが弱いとか、あまりにも理想的なスローガンであるとか、よくありがちな内容だったなどなど...。
ところが、今回の2012年の計画書を書きながら何かを発見した感じだ。
[人が人を人として......]
人間に集中して変化発展する人間を私たちの活動の中心軸にしなければならないと話した。そして、それが日本の写真文化を変えることだと考えた。ところが、このようなビジョンをぱっと引き寄せてメンバーたちの胸に付着して離れない文章が必要だった。
[人が人を人として......]
私たちがするすべての活動は、すなわち、人が人を人として作る過程にある。写真もデザインも、顧客感動も、この言葉から始まり、終わる。これ以上何の説明が必要だろうか?
2012年の最も重要な事業であるライフサークル、直営店のオープン、店長会議が直接的な売り上げや利益とどれだけ関係があるだろうか? [人が人を人として..]作る作業の先頭にあるこれらの事業は、我々のビジョンを強化しながら、その言葉の意味を訪ねて行く過程である。
そして、この[人が人を人として...]を実現するための内部文化としては、[生きて動く組織]が必要だ。変化の主体としての各自は人との関係を通じて固定されている観念と秩序を常に新たに作って行かなければならない。無条件的な変化ではなく、[人が人を人として作ること]を基準に生きて動く組織の文化が結合すると、[魂のある写真館]へ行く急行列車に乗ったことを意味する。
ビジョンと内部の文化は、お互いの方向性と、内部動力発生の関係を持っている。ライフスタジオのビジョンは、[人が人を人として...]作るもので、この為に[生きて動く組織]の内部の文化を作らなければならない。
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