写真館で写真技術に対する話がでない？

何かおかしいですよね？

一定の時間が経てばある程度の写真の技術は自然についてきます。特別努力をしながくてもライフスタジオに来店される顧客の期待値の水準と、ホームページにある写真程度の撮影は可能になります。新しくカメラマンになろうとするスタッフに対する撮影教育というものも若干の試行錯誤を減らすためのものであり、学んだことを分け与えようとする文化を作るという役割をしていくためです。写真の技術的な部分は一定水準になったらその発展速度も遅くなり、平行線をたどるようになります。そして写真の技術と言うものは特別教えることもないのです。技術よりは人とこの世を理解していく幅と視線がより重要になってきます。被写体を理解できずに、そして被写体を動かす力のないその平行線は、角度を変えなくなってきます。だからライフスタジオでは技術的な話は特にしなくなり、そのかわり教育プログラムやライフスクール、学習休暇などの方法で人とこの世に対する理解を高める方法を選択するようになります。

実は、少し前に分かったことを恥ずかしく思っています。写真の技術は経験を重ねていくいい習慣の結果であるということを・・・・そしていい習慣は個々人が自ら探していかなければならないことを、多くの言葉だけ羅列してきたということを・・・・

新しい条件をつくり、写真を説明し、大人の撮影をしていけといってきました。そうしたら分かるようになるだろうと。やりたくないことばかりを羅列して、しることができるかもしれないと言う言い草は、どこからでてきたのでしょうか？私の権力を維持していくために？自分も知らないうちに生じた習慣を説明できなくて？

無知から出てきた写真技術に対する偏見を反省します。そして方向を変えようと思います。

 [経験から積み重ねてきたいい習慣の共有]

方法は簡単です。

一定期間の間撮影の技術に対する主題を決め、ライフスタジオ全カメラマンがその主題に合わせて撮影をする。その写真はＦＴＰにアップし、全体会議の午前中にカメラマン会議で評価をする。そして一定期間が過ぎ、その主題がいい習慣になっている自分自身を発見する。

 

主題はこのようなものがあります。

-. フレーミング[ 最大限圧縮された効果を生み出すために大胆なカット法則 ]

-. フレーミング[ 傾度20度、緯度67度の美学 ]

-. フレーミング[ 隠された空き空間とそのもの寂しさに対する賛辞 ]

-. フレーミング[ あと1センチ接近してあと1センチ振り、あと1センチ下げろ ]

-. フレーミング[ 何が怖いのか？もっと誇張して、もっと比喩させよう ]

-. レンズ[ 広角レンズの効果を最大限に活かすための絶対バランス ]

-. レンズ[ レンズと距離関数関係 ]

-. レンズ[ 望遠レンズの新しい発見 [ 床を自分のものに ] ]

-. レンズ[ ひとつの場所にひとつのレンズのみで新しいものと出会え ]

-. 光 [ 小さな光が競争力 ]

-. 光 [ 被写体を移動させろ ]

-. 光 [ ISO 3200からはじめろ ]

-. 光 [ 光にも番号をつけて選び取れ ]

-. ポーズ[ 被写体を動かせ ]

-. ポーズ[ 足を広げてヒップを密着、そして頭を触れろ ]

-. ポーズ[ だめなら横になれ、それでもだめなら回せ ]

-. ポーズ[ 顔と手、視線は3重奏 ]

-. ポーズ[ ヒップよりはひざを、正面よりは側面を ]

-. ポーズ[ 顔の位置は指で、胸はやってみせる ]

-. イメージ[ 自分と顧客だけが知っている単語を探す ]

-. イメージ[ 今日の映画を決めて、上書きする ]

-. イメージ[ 説明する。自分と私たちの意志を・・・・  ]

 

このほかにも各自の良い習慣を集めたら、多くのことが見つかるでしょう。

まず

7，8月の主題はフレーミング[ 最大限圧縮された効果を生み出すために大胆なカット法則 ]

です。Somedayですこし、そして少し前に愛亜の写真で多く使用した方法です。望遠レンズを長い時間もって撮影をしていると、すぐに窮屈になるのを感じるでしょう。子供の顔に近づいていくとピントがあわず、人が画面の60％をしめる写真は、何枚か撮っていると飽きてしまいます。傾けると『今傾けています』ということを説明しているようでもあり・・・・

望遠レンズで食欲を失ったあなたにプレゼントをします。大胆で積極的なカット法則。

まず複雑であってはだめで、後ろに何かがあると切り取ったものも10通りの構成要素に1つを注意かしたものにすぎなくなってしまい、ごちゃごちゃしている感覚を与えてしまいます。全体的にシンプルな状態で被写体に集中させることができる条件を持っていなければなりません。

そして印象のあるもので無ければなりません。証明写真の撮影をするのにこの法則を使うと、本当に切ってしまっているように、最大限圧縮をするという表現は他の言い方をするとイメージが節制されて集中しているということを意味するのです。特別な感情状態だったりイメージを念頭において、フレーミングしなければなりません。そのためには下をみていたり手で頭や顔に触れていたり、足を広げていたりと特別なところに視線をうつすという状況設定の処置が必要です。瞬間、そんな状態が発見されるということは確率的に難しいでしょう。最大限配置し、もっとも自然に撮影をしなければなりません。

そして正確なバランスが必要です。左右前後のバランスの中でお互いが説得力をうけながら最大の圧縮効果を出すことでしょう。バランスは形態だけではなく色、パターン、光、露出比、視線などもあるということを知っていますね。

そして大胆に・・・この前の全体会議でもお伝えしましたが、初めは問題があるでしょう。そして自分自身も苦しいでしょう。方法はひとつしかありません。絶えるということ・・・・

 

まず7月の全体会議までに撮影をしてみて[ 最大限圧縮された効果を生み出すために大胆なカット法則 ]だと考える写真を、ftp - photo studyフォルダに、自分の名前でフォルダをつくり、その中に写真を入れてください。そして[ 最大限圧縮された効果を生み出すために大胆なカット法則 ]は8月の全体会議まで進行します。活動は自由なので皆さん自主的に判断して、質問があればメールや電話をしてください。そして、各支店でこの主題に対しての討論を行い、評価する時間をもてればなおいいでしょう。それでは・・・・