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2011年の計画

投稿日:2011/1/31

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2011年の目標と計画という文章を書くに当たり、先月の主題だった「私は何をしようとするのか?」を、読み直してみた。整理してみれば、今までは到着地点のみえる100メートル走だったとすると、これからは決勝戦のみえない、または決勝戦のないマラソンをしなければいけない地点にきたのかなという自覚だ。これは選択の問題というよりも、人生の中で自然に発生する過程なのだと受け止めている。そのために「謙遜」という単語を借りる。前回の文章を引用してみると・・・・

 

私は誰なのか?という以前からの質問をもう一度してみることが増える。転換すべきだという圧迫と、海と合流すべきだと感じる地点で、「私は誰なのか?」という自らの問いがでてくるのは自然なことだ。しかし、この質問は私の命が続いている間中持つべき永遠の課題であるため、結論を出すことができず、だしてもいけないのだ。 転換とは、目標や計画の変化や修正のことを言っているのではない。人生に向き合う態度と方法の転換を意味している。計画し経験し、そこから得た心理の一部分として私に合う服を作った。過ぎた時期を振り返ってみると、それは姜尚中氏が言っている青春であった。あちこちにぶつかり砕けながら息がつまり、私を確認する時間であった。我慢できないほどの存在の軽さを忘れようと、もがいている世の中に合わせて伝説を作りたいという欲望の力を信じた。 そんな欲望が私の中の偽りから始まったということを少しずつ知ることになりながら、その推進動力は消耗されてきた。伝説は生き続けるが欲望は泡のようなものである。欲望の位置に謙遜がとってかわらねばならない。歩いていて出会う山奥の山荘のように、私の中のエネルギーを自分の中で生産する謙遜な態度が転換を可能にする。謙遜そのものは皆知っている、またはある程度は知っているため、この程度で大丈夫だ・・・というものではあらわすことのできない主題だ。今まで外部から来る刺激に対する反応が、1次的な人生のエネルギーであったなら、これからは私の中で私をゆっくり見つめながら、その変化を認識する人生の態度が必要になる。想像できないほど広い海の中で、私の存在は砂漠の砂粒のように小さい。いくらもがいても救助隊や偶然通り過ぎる船を発見することはできない。発見できたとしても、光に反射する瞬間的な銀の光の波模様のようなものだ。私が私であることは、私が私を見つめること、そしてその過程で発見する存在の美しさそのものなのである。

 

よく「自分がやりたいことは何なのか?やりたいことを探しだせたら、本当に一生懸命できるのに。」と考えながらも探しだせない現状を追い求め、決まったレールを走る人達がいる。私がやりたいことではなく、ただ慣れていることを好んでいるのだということにも気がつかず自分にとって全ての基準になると思い込んで探しまわっている。私もそうだったし私達も多くは、そうだ。自分自身を見つめるということに慣れていない。ある日、それはふと訪れるのであり、特別努力してできるものではないと感じる。それは与えられた人生を生きていくのであり、選択した人生ではないという話しになる。学校を選択し、職場を選び、愛する人を引き付けることを、選択する人生だと錯覚している。神を呼ぶ呪い師のように、自分に魔術をかけ自分自身との対話を導いていく努力が謙遜として表現されるのだ。

 

今の心情を考えてみながら、「白衣従軍」という単語を思い出した。昔、仕事を失敗した長寿が彼の派手な服を脱ぎ、普通兵士のような白衣を着て一から下積みを始めるという意味を持つ言葉だが、韓国では腐敗と非理によって退いた政治家たちが再び復帰してこの単語を使っているため、あまりイメージはよくないが、今私の持っている考えはそのままなのだ。くなるべきだし、私自身、それを希望している。今までの2年間は、何をするかに対する構想をしてきたといっても過言ではない。いつも今後何をしていくのかを悩み、その過程で発生する準備と予測の結果を現実に適応させていくということの繰り返しだった。でも、ある瞬間から何をするのかに対して悩めば悩むほど、これだというものもなく、その場所でひたすら空回りしているある程度の自己満足の連続だったのだ。今現在の枠の中で、そして私の枠の中だけで創造できる限界に入ったのではないかという考えが、最近始まった。その予想と共に、私の主題は何をするのかからどんな人生を、どんな態度で見つめるのかということに変わっていった。

そして、謙遜という単語が私の主題となって現れ、それが大きくなっている。

 

まずするべきことは、上記したように、軽くなるということだ。

私の考えと判断の根拠になる条件の変化が、先だたなければならない。

まずは当然、ライフスタジオに対する権限と所有の放棄になるだろう。

これは、ライフスタジオから去るということではない。ライフスタジオは自分自身だったし、私はライフスタジオだった。同じ腹から生まれた兄弟のようだった。ライフスタジオに小さくはない影響を与えているし、責任と同時に気まま勝手に振舞うことのできる自由がある。そしてその権限と自由の限界にきた。ライフスタジオは目的地が決められているし、経路入力もすんだ状態で高速道路に入る地点に来ている。ガソリンと、ある程度の休息があれば目的地まで行くことができる。

 

2011年の目標はライフスタジオから私の影をなくしていくということだ。

だから、まず始めたことはリーダー会議に出席しないことにした。

次の段階として暖かい春がきたら、全体会議に参加しないということ。

その次に夏から展開する店舗オープンに待機して、新しいオープンチームを構成し

その次に来年のライフスクールの運営チームを構成。

そして第5段階としてリーダー会議構成及びライフスタジオの運営権を委譲する。

 

こうして書いてみると、やることも多いし順調な権限委譲作業の生涯要素も予想できる。しかし、重要なことはライフスタジオの基準はある程度決まっているし、ライフスタジオで行われることは全て高度な技術を要求していない。通常の人々が適当な速度で地道に行っていけばできるようなことだ。いつも問題は、3通り生じる。

 

まず、人に機会を与えなくなること・・・その機会の提供を恐れ、そのような状況を自分に対する道のりだと考える。そんな雰囲気では機会を与えることはできないし、そんな想像自体が少なくなる。少し前に、あるスタッフが違う支店のスタッフとして会社を移動したいという意思を表明することがあった。これも一つの機会の提供であり、人が発展していく過程で必然的に発生することだ。それでもオーナーは一時的な衝撃を受けるが、すぐにそのスタッフのことを考えるという知恵を発揮した。理性では理解をしても感情的には腹の立つことであり、それは人間としてどうしようもできないことだ。でも、少し時間が過ぎて理性的に考えてみればそんな機会の提供と選択が可能な組織こそ、ライフスタジオが夢見る未来なのではないだろうか?

権限を委譲する過程で新しい位置がつくられ、新しい人材が必要になる。「飛びたて、新しい場所へ。見飽きた毎日の繰り返しから・・・・」この言葉こそ、ライフスタジオの考えを最もよく表現した言葉だと考える。少しだけ、もう少しだけ真剣に考えてみれば、そんな機会の提供はしょっちゅう起こりうるものであり、もっとひどい状況にでさえ、私たちは耐え忍ばなければならないのだ。

 

次に、目的を混同させる。討論では理想を話しているけれども現実では違う行動を見せる。理想と現実は違うが基準は同じでなければならない。だから、私は目的と原則を話す。何のために仕事をするのかという質問に対し、現在自分がもっている考えと行動を考え自由に開放された人がいるだろうか?そのような質問を自らに投げかけようとする行動を展開している。しかし、目的を混同して現実から逃れようとすると、現実の論理で問題を解決しようとする態度から、私たちはその場だけでぐるぐると回るようになる。その目的強化のためにライフスクールを展開するのかもしれない。

 

3つ目は変化を恐れることだ。人間は既存の環境と条件を維持しようとする強い属性をもっており、それのよって人生が維持されていく。しかし、私たちが死なないために生きるのではない。だから週末があるのであり、歌舞伎町の光は常に消えないのであり、私はタバコを吸い続けるのである。風がふけばポケットに手が入るようになっているが、携帯電話がなればもう一度その手は外に出ることになる。

写真は変化を作り出す技術だ。そうでなければ証明写真しかないはずだ。

条件わる過程の空間に注目しよう。自分の足にあったシンデレラの靴を探そうとすれば、妖精に頼むしかないし、魔女の催眠も経験しなければならない。

 

ライフスタジオから私の影をなくすということはとても簡単でありながら、考え方によっては恐ろしい作業でもある。そのリスクを楽しもうとしているのかもしれない。誰もすることのなかった道を通って見たいという欲望と、人生を観照して成熟したいと願う気持ちも同時に持っている。そして、謙遜を考える。こうして相互模範的な状況で謙遜という単語が新しい逃避場所なのかもしれない。それでも、体くするということはどちらにしても最初にはめられるべきボタンなのは確実なのだ。

 

3月に千葉の九十九里の海辺にあるマンションに引越しをする予定だ。

そこですることは2つ。つりとシナリオ。

 [私は何をするのか?]の文章を引用してみると

 

謙遜という主題で、転換を成すための手段は何があるか? 「自然」、「文章を書く」

 

軍隊では1日に少なくても2時間から6時間程度、部隊の境界勤務がある。30度を超える夏の日でも、重たい鉄の帽子を被り、太陽の日差しに耐えなければいけなかった。雪が降ったり風がふいたりすると、足から順に凍りついてくる。秋の風が心地よく吹き、稲が黄色い色に変わる頃には眠くなる。その時初めて自然を感じることができ、一つの場所を見つめながら世の中と私を見つめなおす機会をもつことになった。軍隊が終わり、自然の中にいかなければという思いが、私の頭の中を埋め尽くした。今、私の目の前の木には鳥がとまっている。2羽がお互いを呼びあい、再び飛びさっていく。私に見られているということを意識してはいるが、何か変化があるわけではない。そのように鳥を見つめていると何年か前のことを思い出す。相模湖に来てから夢をたくさん見るようになった。楽しくもあり、辛くもある。その夢は私を反映しているのであり、今そのエネルギーが充満している。自然の中で少しずつ私を見つめながらでてきた癖が、夢以外にボ~っとする時間が増えたこと。ボ~っとしていると良い思い出よりも隠しておきたい事の方が思い出される。窓の外の木々を見つめながら独り言をつぶやいている自分に気がつき驚きもする。この癖が瞑想という行為につながる事を願う。

 

表現しなければいけない。勝てないお酒と伴奏に合わせて金属製のマイクに自分を表現することはそれほど悪い事ではないが、それだけだと問題が起きる。写真を始めてから何故写真を撮るようになったのかという質問をたくさんされ、また、その理由について答えてきた。内容は写真とは関係ないことばかりだ。巨視的なことで私を表現してきた。私の計画と現在の状態、未来にどのようになるかということ、それが私が生きているということを証明することであり、私を表現することだと考えた。勿論それも私だ。でもそれだけだと問題になる。数千年の歴史から答えを得られない問題を、1年に何ページかで書かれた計画書と評価書で説明することができるだろうか?私を見つめるということは細胞11つを見つめるということ。一瞬す~っと通り過ぎる形態に対する大体の形ではなく、聞いて、触って、破って、壊さなければいけない。文章11つが私に対する規定であり、そのくらいのことを確認しなければいけない。

 

何をするかが重要な時期は過ぎた。どのようにするのかは人生の態度が決定する。謙遜という言葉は私を見つめることであり、今まで私に入ってきたものを外に出していく事だ。このような人生の謙遜な態度のために、自然と文章を書くことのよって、その力を借りようと思う。

 

ライフスクールの最初の本にも出てくるが、海に対する長い回想があった。そして日本に来て10回程度つりにいったが、魚に出会うことができなかったこともひとつの役割を担っている。

ベランダでもつりができる場所を探して茨城、千葉、伊豆半島を回ってみたが、なかなか出てこない。千葉の東側を何度か回りながら気になるマンションがあった。そこに居場所を用意して海で可能なことはすべてやってみる想像をしている。ジョギング、散歩、水泳、サーフィン、つり・・・・

朝起きて海を見つめ、海を見ながら眠りにつくだろう。

12ヶ月もたたないうちに目の下にくまができ、うつ病になってまた東京に帰ることがあったとしても、一度はいく。海に・・・・

そしてシナリオを書く。シナリオをく理由は簡単だ。

ボケ予防に一番いいし、一番簡単に思える文章がシナリオのような気がして・・・

シナリオ作家がこの文章をみたら怒るかもしれないが、やったことのない状態で小説や詩は不可能な気がするし、シナリオはそれでもはじめてみるだけの価値があるように思える。

目標はシナリオを応募してみること。これは、はじめる以上はきちんと最後までやりとげたいという気持ちのあらわれだ。

 

全体的に見ると、とても傲慢な言葉に見えるだろう。それも事実だ。でも、人生の態度を変えていくための条件でありその必死さはなくしてはならない。チンジュにとって恥ずかしくないおじであるように、カンヒにとって無力な社長にならないように、そして、私だけの竹内祐子に出会うために、2011年度、マラソンの忍耐と情熱をもって・・・

 

2011年、GOGO!!

 

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