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インテリア開始

投稿日:2011/1/29

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ギャラリーのインテリアが始まり、スタッフたちが集まってきている。

もう私の手にはいろいろな傷ができ、瞬間は苦痛だ。そしてインテリアが始まるこの時期に、頭の中は複雑だ。想像を構想にしていくことは私の手の傷とは次元の違う苦痛を与える。そして失敗するかもしれないという不安感も大きな現実だ。あひるが水の中で足を動かす動作よりは弱いが、考えの変化に慣れ、私の限界を確認していく時間はそんなに愉快なものではない。

 

相模湖にギャラリーをつくるということは、とても幸運だ。もし私たちが土地を購入してギャラリーの設計をしたら、現在の状態に似ているのではないかと考えてみた。東京からそんなに離れていない空間、空間も適切に分かれているし、適当な自然と適当な近隣、そして適当な価格・・・

スタジオ部分は‘ライフ生活館’という主題に決めた。

全体的に単調に仕上げるが、隅々まで香り漂うような・・・雰囲気にしたいがこれはまだ開始したばかりにはいつも考えている。事前に計画されていないため追加に追加を重ねることによマッチしない部分が生じ、私の目の前にあるぎこちなさから勝ち抜こうとする他の論理が生じる。日本に来て初めて、書店に行き、いろいろな雑誌を買った。雑誌を見ながらやっぱり材料と想像は違うものであり、現実に適応することはまた違うのだ。ライフスクールでやろうとした‘考えの誕生’という本の中で、考えと想像力を学習する13通りの道具に対する内容がある。観察、現象化、抽象化、パターン認識、パターン形成、類推、体で考えること、感情移入、次元的思考、模型作り、遊び、変形、統合などについての話をする。いろいろな芸術家たちがどのように考え、その考えを現実に適応させていくのかに対する具体的な例を羅列しながら最後に教育の目的は全人、すなわち知識、感情、意思の調和のとれた人を育て上げることだという結論を出す。私たちが受けた教育と人生で要求する条件はこのような創造的で躍動感のある活動とは距離がある。インテリアをすればするだけ使い物にならない自分の想像力と調整能力にため息がでるのだ。やればやるほど1ミリの誤差をなくすことができても、1ミリの想像力はついていかない。

今日窓ができた。

自然光がとてもきれいに入ってくるし、その中でやすりがけをしている自分自身がとても格好よく思えた。それでも天がくれた贈り物に満足している、微物のような自分の存在を確認する悲しい一日だった。

 

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

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